がんの情報Tips

海外のがん情報を紹介。『海外癌医療情報リファレンス』https://www.cancerit.jp/関連ブログ。

経皮吸収パッチはMRI検査前に取り外すよう勧告

2009-05-08 | FDA安全性情報
 米国食品医薬品局(FDA)は、アルミニウムなど金属製支持体を含む経皮吸収貼付剤(パッチ)を使用する患者はMRI検査前に同貼付剤を取り外すよう公衆衛生勧告を発表した。これらの貼付剤が検査の際に皮膚への火傷を引き起こす可能性があるという。(略)例えば、禁煙用ニコチンや、更年期症状を緩和するためのエストロゲン、狭心症(胸痛)に対するニトログリセリン、鎮痛薬も数種ある。経皮吸収貼付剤にはアルミニウムやその他の金属が支持体に含有されているものがある。

金属製支持体は皮膚とは接触してはいないものの、MRI検査中に過熱し、痛みを伴う火傷を引き起こす可能性がある。そのような外傷を避けるため、FDAは金属を含む貼付剤はMRI検査前に取り外すよう、また経皮吸収貼付剤の使用患者は火傷の危険性についての警告ラベルをよく読むよう勧告している。現在、金属を含有する貼付剤の全てに警告ラベルが添付されているわけではないため、金属含有のいかなる貼付剤であってもMRI検査前に取り外すよう勧告が出されている。(略)
全文


コメントを投稿