goo

コナスビ・4~開花

 サクラソウ科オカトラノオ属の「コナスビ(小茄子)」。道端に普通に生える野草だが、当地では個体数が少なく、今までに3ヶ所でしか見ていない。そのうち2ヶ所ではいつの間にか消滅して、今ではここの株だけ。できればこの種を採取して発芽を楽しんでみようとも思っているが、果実が出来る頃には他の雑草に埋もれてしまって見つけられるかどうかが心配。ちなみにその名前は、果実の稔り方がナスに似ていることから名付けられている。
コメント ( 14 ) | Trackback ( 0 )

フタリシズカ・3~ながいけの道

 長池公園ながいけの道に咲く「フタリシズカ(二人静)」。センリョウ科チャラン属の多年草で、2本の花序の様子を、謡曲 『二人静』 に出てくる静御前の亡霊と女が舞う様子に見立てている。時には花序が4~5本あるものもあり、賑やかに舞ってくれる。花の白い部分は雄蕊の花糸で、丸まった内側に葯がある。花弁や萼片は無く、雌蕊も花糸の内側に隠れている。夏に閉鎖花が出来るようなので、次はそれを観察してみよう。果実の様子はこちら
コメント ( 12 ) | Trackback ( 0 )