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カノコソウ・1~花

 ピンク色の蕾の様子が鹿子(かのこ)模様に見えるところから付けられた「カノコソウ(鹿子草)」。スイカズラ科(←オミナエシ科)カノコソウ属の多年草で、「ハルオミナエシ(春女郎花)」の別名がある。雄性先熟で雄蕊の葯が弾けたあとに雌蕊が伸びる。写真では雌蕊の柱頭が3裂しているのが確認できる。カノコソウの根を乾燥させたものが、生薬の “吉草根(きっそうこん)” で、ヒステリーや神経の興奮などを抑制する効用がある。

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オサバグサ・1~花

 ケシ科(←オサバグサ科)オサバグサ属の「オサバグサ(筬葉草)」。日本固有種で本州中部地方や東北地方の亜高山帯に生育する。葉がシダのようにノコギリ状で、機織りの “筬(おさ)” に似ていることから名付けられている。草丈は15センチほどで、長さ5ミリほどの4弁花を総状に付ける。これは東京薬科大学自然観察路のもの。
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