私の意見は下記。
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松本人志 ロシア軍機撃墜事件に見解「ロシアとトルコが揉めるのがイスラム国の思う壺」
お笑い 2015年11月30日 18時00分
http://npn.co.jp/article/detail/45864452/
29日、フジテレビ「ワイドナショー」でダウンタウンの松本人志が、ロシア軍機撃墜事件に意見を述べた。
番組では、ロシア軍機撃墜の事件をトピックスとして取り上げた。24日、トルコとシリアの国境付近でロシア軍機がトルコ軍によって撃墜された。撃墜した理由についてトルコ政府は、何回も警告を発する中ロシア軍が2回連続でトルコの領空を犯したため撃墜したと説明。しかし、ロシア大統領のプーチンは、トルコを批判し、貿易や人道的交流を制限する経済制裁を発動。両国の間で緊張が高まっており、今後の世界情勢にも影響を及ぼすとされている。
そもそもロシア軍撃墜事件は、イスラム国(IS)によるパリ同時多発テロ事件が発端。松本はイスラム国のテロ行為について「やっぱり無視はできないと思いますよ」と見解を示した。
さらに「ただ、ロシアとトルコが揉めるのがイスラム国の思う壺なんで、それはバカバカしいなとは思いますけどね」とコメントした。
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私の意見は異なる。
日本から見れば、登場人物が等価で語られる為に三すくみのような印象を持つ。
だが、この物語の主導権を握っているのは、実質的にシリア上空の制空権を握っているロシア一人だけだ。ロシア一人に地域的に結合している欧州と中東がひたすら揺さぶられ続けているのである。
その意図は大ロシアの復活、その意図と辿り着くべき場所へとロシアが駆り立てられている。
先日の空爆時のオペレーションセンターも見せ方が上手かった。
本来であれば作戦会議など喧々諤々の会議も、あるいは誰かに指示をしているオペを見ることもあろうが、あの時は、服装も決められ、決まった位置に座らされ、あるいは誰一人としてどこにも指示を出さず、精悍な顔立ちの軍人が画面を見続けるという光景であって、ふと考えると異様ではあったが、しかし映像としてはインパクトがあった。
それであるので、シリア空爆と難民発生、EUへの難民移動がセットになって国際戦略になっているのではないか、と見通しを立てている。
トルコのロシア機撃墜も「写真が撮れるなど、タイミングが良すぎる」などの意見もある。
戦争とは名目の分捕り合戦だ。本当に正義であっても、あるいは悪であっても、名目を立てて戦争をしかけ、勝利することができれば、そこで倫理的ルール、例えば敵が悪で味方は善という非道な裁きのルールを作ることができる。
先日は、「パリのために」と書いた爆弾をシリア領域に投下したが、まああれは嘘だ。都合の良い名目が出来たのでそうしたに過ぎない。
松本さんはもっともっとこうした情報を吸収すべき、いや、吸収できるからこそ知っていくべきだと思う。
「インテリジェンスの最強テキスト」という書籍が、最新の西側が抱える根幹的な恐怖を描き出すことに成功している。大変分かりやすいので、これがおすすめです(誰に言っているのか)。
あと、手嶋×佐藤の共著となっていて、どこからどこまでがこの人が書いている、という断定が出来ない。
両者の書籍を読み比べてきた人にとっては一種のゲームにもなっているので、当ててみてはいかがでしょうか。
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松本人志 ロシア軍機撃墜事件に見解「ロシアとトルコが揉めるのがイスラム国の思う壺」
お笑い 2015年11月30日 18時00分
http://npn.co.jp/article/detail/45864452/
29日、フジテレビ「ワイドナショー」でダウンタウンの松本人志が、ロシア軍機撃墜事件に意見を述べた。
番組では、ロシア軍機撃墜の事件をトピックスとして取り上げた。24日、トルコとシリアの国境付近でロシア軍機がトルコ軍によって撃墜された。撃墜した理由についてトルコ政府は、何回も警告を発する中ロシア軍が2回連続でトルコの領空を犯したため撃墜したと説明。しかし、ロシア大統領のプーチンは、トルコを批判し、貿易や人道的交流を制限する経済制裁を発動。両国の間で緊張が高まっており、今後の世界情勢にも影響を及ぼすとされている。
そもそもロシア軍撃墜事件は、イスラム国(IS)によるパリ同時多発テロ事件が発端。松本はイスラム国のテロ行為について「やっぱり無視はできないと思いますよ」と見解を示した。
さらに「ただ、ロシアとトルコが揉めるのがイスラム国の思う壺なんで、それはバカバカしいなとは思いますけどね」とコメントした。
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私の意見は異なる。
日本から見れば、登場人物が等価で語られる為に三すくみのような印象を持つ。
だが、この物語の主導権を握っているのは、実質的にシリア上空の制空権を握っているロシア一人だけだ。ロシア一人に地域的に結合している欧州と中東がひたすら揺さぶられ続けているのである。
その意図は大ロシアの復活、その意図と辿り着くべき場所へとロシアが駆り立てられている。
先日の空爆時のオペレーションセンターも見せ方が上手かった。
本来であれば作戦会議など喧々諤々の会議も、あるいは誰かに指示をしているオペを見ることもあろうが、あの時は、服装も決められ、決まった位置に座らされ、あるいは誰一人としてどこにも指示を出さず、精悍な顔立ちの軍人が画面を見続けるという光景であって、ふと考えると異様ではあったが、しかし映像としてはインパクトがあった。
それであるので、シリア空爆と難民発生、EUへの難民移動がセットになって国際戦略になっているのではないか、と見通しを立てている。
トルコのロシア機撃墜も「写真が撮れるなど、タイミングが良すぎる」などの意見もある。
戦争とは名目の分捕り合戦だ。本当に正義であっても、あるいは悪であっても、名目を立てて戦争をしかけ、勝利することができれば、そこで倫理的ルール、例えば敵が悪で味方は善という非道な裁きのルールを作ることができる。
先日は、「パリのために」と書いた爆弾をシリア領域に投下したが、まああれは嘘だ。都合の良い名目が出来たのでそうしたに過ぎない。
松本さんはもっともっとこうした情報を吸収すべき、いや、吸収できるからこそ知っていくべきだと思う。
「インテリジェンスの最強テキスト」という書籍が、最新の西側が抱える根幹的な恐怖を描き出すことに成功している。大変分かりやすいので、これがおすすめです(誰に言っているのか)。
あと、手嶋×佐藤の共著となっていて、どこからどこまでがこの人が書いている、という断定が出来ない。
両者の書籍を読み比べてきた人にとっては一種のゲームにもなっているので、当ててみてはいかがでしょうか。
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