とめどもないことをつらつらと

日々の雑感などを書いて行こうと思います。
草稿に近く、人に読まれる事を前提としていません。
引用OKす。

結局国は何にお金を使っているの? 

2015-01-07 23:41:18 | 国内社会批判

14年度GDP、マイナス成長へ 5年ぶり、政府の経済見通し
http://www.47news.jp/CN/201501/CN2015010701001465.html

 政府は7日、近く決定する経済見通しで、2014年度の実質国内総生産(GDP)成長率予測を、前年度比で小幅のマイナスとする方針を固めた。マイナス成長はリーマン・ショック後の09年度以来、5年ぶり。消費税増税や円安による物価上昇で個人消費が低迷していることが主因で、昨年7月時点の予測(1・2%のプラス成長)から下方修正。マイナス幅は1%未満とする方向だ。

 一方、15年度は原油価格の下落で企業や家計の負担が軽減される効果などを勘案し、1・5%前後のプラス成長になると見込んでいる。

 経済見通しは税収の見積もりなどに活用しており、政府は12日にも閣議了解する。



素人考えですが、消費税とかじゃなくて、株式運用益を例えば均等分配で歳入に充てるとかってできないの? 

初年度→有望株式購入
二年次→配当。配当のa/nを歳入に計上。残りを有望株式購入、非有望を売却など棚卸し。
三年次→配当。配当のa/nを歳入に計上。残りを有望株式購入、非有望を売却など棚卸し。
四年次→配当。配当のa/nを歳入に計上。残りを有望株式購入、非有望を売却など棚卸し。
五年次→配当。配当のa/nを歳入に計上。残りを有望株式購入、非有望を売却など棚卸し。
六年次→配当。配当のa/nを歳入に計上。残りを有望株式購入、非有望を売却など棚卸し。

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日本はどのような国家であるべきか ~技術論から考える

2015-01-07 23:17:12 | 哲学・社会
日本はどのような国家であるべきか。
これを技術論から見ていこう。

再掲ではあるが、以前紹介した大前研一さんの論から見ていこう。

<文芸春秋 2013年6月号

日本はクオリティ国家を目指せ
大前研一

(略)
 では、どうすれば日本は、再生できるのか。
 それを考えるためには、今、世界で繁栄している二つのタイプの「国のかたち」を知っておく必要がある。
 ひとつは、私が「ボリューム国家」と呼んでいる経済規模が大きく、人口・労働力のボリュームがあり、低コストの人権日を強みとして「工業国家モデル」で急成長している国々だ。いわゆるBRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国)などがその代表例である。
 これらの「ボリューム国家」と並び、世界で繁栄しているもう一つの「国のかたち」がある。
 それらを私は「クオリティ国家」と読んでいる。
「クオリティ国家」の典型は、スイス、シンガポール、フィンランド、スウェーデン、デンマークといった国々だ。
(略)
スイスの偉いところは、税制の優遇などを除けば、「国が企業を支援しないこと」を徹底している点である。政府から企業への補助金の類は一切なく、倒産しかかった企業を政府が救済することもありえない。
(略)
 日本では、経営再建中の半導体大手ルネサスエレクトロニクスに対して、政府系ファンドが中心となって千五百億円を出資したのが記憶に新しいが、イザとなったら国が何とかしてくれるという中央集権体制の”習い性”が、日本の国際競争力を低下させている最大の原因ではないだろうか。


さて、設問である。ここで言うボリューム国家とクオリティ国家の違いは人口意外で何があるか? 

答えは下に記載した。この文章を頂いている方が考えていただいても良いし、考えなくても別に構わない。どうせこれは私のメモだ。
読める準備ができたらスクロールをどうぞ。




























様々な回答があるかと思うが、私から回答の一つを記載しておく。
その答えの一つに加工技術とその情報がある。

例えば、とある国家Aにある企業αしかできない加工技術というのがあって、そこで生産し、出来上がったものを販売していく。この加工技術で日本は経済的に成長していったのだが、その加工技術というのは言わば「どうやれば加工できるか」と言った情報そのものだ。
これには実は開発費という投資がかかっているが、これをペイできるだけの付加価値をつけて売り出せば良い。加工費を販売で回収する。
ただ、現在においては1年もすれば製品は古くなる。古くなった製品や業界やジャンルは安くなる。
そうした加工方式の情報を新規に次々と生み出すだけの頭脳を抱えればそれは解消されるという訳だ。
つまりクォリティ国家は加工情報の技術を生み出せる頭脳をキープして、その分成長を続けられる国家というイメージにすれば良い。

ところが問題がある。特許の期限が切れたり、あるいは盗み出したり、あるいは合法的に無茶な内容で譲渡するなどして、とある国家Bにある企業βや、とある国家Cにある企業γに渡るとなると、開発費なしでそれらが手に入れられることになる。ジェネリック医薬品が安いのもこの辺が関係する。
であるので新製品を生み出して、新しい特許をとることになるのだが、それすらも盗まれたら? あるいは合法的に持ち出されてしまったら? 

そうするとその国家の価値は半減する。いや半減どころではない。盗まれた方は開発費を投資していて投資を回収しなければならないのに、盗んだ方は開発費を投資しておらず、利潤のみを回収すれば良いからだ。

この点から、クオリティ国家を目指すにしても、その加工方法の情報は絶対に他企業に渡してはならないという見解ができる。
(ただこれは絶対ではない。自社製品の仕様公開から長期スパンでの市場育成と投資回収を目論んでいるケースもあるとは思うので、これもケースバイケースだが、こういう規模の大きい話はそうそうないだろう。実際にトヨタはこれをやったと思う)。

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メディアに関する、韓国メディア自身の自己見解

2015-01-07 23:03:58 | 海外・国内政治情報等

【社説】産経前ソウル支局長起訴に対する我々の視点=韓国
2014年10月11日10時31分
[中央日報/中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/197/191197.html?servcode=100§code=110

韓国の検察が、旅客船セウォル号沈没事故当日の「朴槿恵(パク・クネ)大統領の7時間」疑惑を報道した加藤達也前産経新聞ソウル支局長を名誉毀損容疑で起訴した。加藤支局長が朴大統領個人を虚偽事実で誹謗しただけに起訴が避けられなかったと、検察は明らかにした。海外メディアの報道も治外法権領域でないことを明確にした。

今回の事態は産経が自ら招いた。加藤前支局長の記事は独身の朴大統領が妻帯者と男女関係があるかのように誹謗した性格が濃厚だ。市中に飛び交う疑惑を確認もせず無責任に送りだしたという非難から自由になれない。産経は訂正報道はもちろん、謝罪表明さえも真摯にしなかった。さらに加藤前支局長と産経は、普段から度が過ぎる嫌韓報道で批判を受けていた人物と報道機関だった。

名誉毀損は公表内容の虚偽、事実確認の努力、誹謗の目的性があるかどうかで判断される。単純な名誉毀損なら十分に起訴できる事案だ。問題は、名誉毀損の対象が李大統領であり、行為者が海外報道機関の記者というところにある。公人に対する名誉毀損容疑で海外の記者を起訴したのは、国内外で極めて異例だ。このため法理と慣行、名誉毀損と言論の自由の間で微妙な論争が生じた。

日本の主流メディアはファクトに強く、慎重な報道姿勢を持っていると信じる。自国の記者を起訴した韓国の検察の措置をめぐり見ることができなかったが、虚偽・扇情疑惑が濃厚な報道を繰り返して韓国人を傷つけた産経に対し、品位の維持も同時に要求しなければならない。日本の他のメディアも産経前支局長起訴を非難する前に、産経の報道態度を批判するべきだった。

しかし韓国政府・検察も「国際慣行上、名誉毀損による海外メディア記者の起訴は不適切だった」という国内外の指摘に耳を傾ける必要がある。何よりも名誉毀損事件で韓日外交葛藤がさらに深まってはならない。産経の誠意ある謝罪をもとに、アジアの品格を代表する両国が成熟した姿勢で今回の問題を解いていかなければならない。



「今回の事態は産経が自ら招いた。加藤前支局長の記事は独身の朴大統領が妻帯者と男女関係があるかのように誹謗した性格が濃厚だ。市中に飛び交う疑惑を確認もせず無責任に送りだしたという非難から自由になれない。」
これは引用元記事を書いた朝鮮日報を批難すべきなのでは? 

これは政治的立場を利用した明らかな言論弾圧です。

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京都大学教授、韓国に対する擁護の見解

2015-01-07 22:54:47 | 海外・国内政治情報等

韓国人「日本人の嫌韓感情が激しいのは、自信を失って、韓国が中国に向いてるからだそうだ。ソースは日本人教授」 韓国の反応|かんこく! 韓国の反応翻訳ブログ

http://kankokunohannou.org/blog-entry-1494.html
日本人教授「自信を失った日本人、韓国が中国に向いている為、嫌韓感情激しく」

「韓国では在特会(在日特権を許さない市民の会)に代表されるヘイト・スピーチ(特定集団に対する公開的憎悪の発言)勢力と嫌韓派を混同する場合が多いが、彼らは厳然と違います。ヘイト・スピーチよりさらに深刻な問題は、普通の日本人たちの間で嫌韓派が増えているという事です」

小倉紀蔵(55)、京都大学総合人間学部教授は24日、ソウル大学日本研究所で本紙とのインタビューで「在特会中心のヘイト・スピーチ勢力は言行が低級で過激でこれらを好きな日本人がほとんどなく、韓日関係に及ぼす否定的影響も制限的」だとしながらも「日本に一般人の嫌韓派が増える理由については、韓国も客観的な視点で分析してみる必要がある」とした。
彼は同日、ソウル大学日本研究所10周年記念行事で「日本の嫌韓派は何を主張しているのか」というテーマで講演するため、23日、韓国を訪れた。


違います。嘘をついたからです。
嘘をついたことの謝罪はあったのですか? 
事実は一つだが、その見解や解釈は無限にある。
そんな中でも共通認識している項目や、互いに齟齬のある部分は、互いに確認できるでしょう。
認識している共通項の洗い出しさえ不可能であれば、外交はこのまま平行線を辿る。外交が滞っているのはプライドに優先されて成果を挙げようとしている韓国政府の欲望のせいです。
以前中国の人にも言ったことがあります。その時には日本としてはこんな簡単な外交や交渉すらも、プライド優先でできない国がある、そんな国とは断交して、技術や友好関係の一切合切を引き上げても良いと言いましたよ。
今度は韓国に対してもそれを言わせるのですか? 
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現代の債務奴隷

2015-01-07 22:51:19 | 哲学・社会

債務奴隷
『世界がもし100人の村だったら』
~債務奴隷 ネパールのスニータちゃん~
http://yoriki2.jp/nepal/htm/snita.htm

奴隷として生まれてきた子供たちがいます。

 ネパールの茶畑で働くスニータちゃん、11歳。彼女は一日中働きづめです。

 彼女を縛っているのは代々の借金。

 生まれながらの貧困、借金地獄。遊ぶことも知らず朝から晩まで働き続
 ける子供がいるのです。

 そんな少女が暮らしているのは、ヒマラヤ山脈のふもとに広がるネパール
 王国の南東部。ここには今でも生まれながらに奴隷生活を強いられる人が
 大勢いるのです。

 ここも債務奴隷といわれる人がいる紅茶農園の一つ。

 債務奴隷とは親やそのまた親の世代から代々受け継がれてきた借金を背負
 い一生働き続ける人たちです。

 農園主の家で身の回りの世話をするまだ幼い少女の姿がありました。
 手を休めることなく働くスニータ、11歳。彼女に休むひまはありません。

  農場主の妻「もっと力を入れてポンプを押しなさい、しっかりやるのよ!」

 小さく細い体には大変な重労働です。

 朝の6時から働いています。農園主の家の掃除に薪拾い。
 特にきついのは寒い時期の洗濯です。足までつかりながら、肌を切るような
 冷たい水で何度も何度もすすぐのです。

 代々続いた借金は、返すあてのない額にふくらみ、一生働くことだけが
 決められているのです。

 (家から離れた川で洗濯しながら)

  スニータ「ご主人たちの洗濯物よ。つらいけど、家族のために仕事をするの」

 ネパール王国は債務奴隷制度を禁じていますが、今も数え切れないほど
 債務奴隷が存在するのです。

 この地方は紅茶の産地として有名で、ブランド紅茶として世界で愛用され
 ています。その茶摘に債務者奴隷の子供たちが借り出されるのです。
 ここだけで10人の子供たちがいました。

  スニータ「ずっと働いているの。学校・・・行ったことないわ」

 (うつむきながら答えてはにかむ)

  スニータの母「あたしの言うことを聞いて。今日はこの畑を全部終わらせるわ。
       さあ、行って、行って!急いで!さあ始めましょう、ここに一人、
       真ん中に一人向こうに一人よ、散らばって!」

 4月から10月までの茶摘のシーズンは朝夕3時間毎日続く作業です。新芽だけを
 丁寧に取るためには、女や子供たちの小さな手のほうが向いているのです。
 スニータは8歳のときから一人前の茶摘要員です。

 手を休めることはできません。農園主が見ています。

  農園主「新芽だけを上手に摘むんだ。上だけ摘んで、下の芽は取るんじゃ
      ないぞ!」

 女や子供たちは黙々と作業を続けます。

 親の世代や、さらにその上の世代から積み重なった借金でがんじがらめの人たち。
 生まれたときから雇い主のために働くことを宿命付けられた子供たちです。

 作業が進めば背負った袋はかさばります。

  スニータ「重たくなっちゃったよ、袋が重たすぎて溝に落ちちゃったわ
       足元が見えないんだもの」

 (畑の中で尻もちをつき、他の子供たちと一瞬笑い合う)

 肩が痛くなるので時々かけ替えます。これはお母さんから教わった方法。
 スニータのお母さん・ラトナマヤさんは42歳。お母さんも小さいときから
 この農園で働き続けていました。さすが農場一の摘み手、スピードが違います。

  スニータの母「私も8歳の時からこの仕事をやっていますよ、ずーっと昔からよ」
  スニータ「仕事はつらくないわ、お母さんといっしょだから」

 家族がそばにいることが唯一の励みです。休みなしで2時間働いて袋がいっぱいに
 なりました。

 (農場に戻って農場主の三男に袋を渡す。)

  スニータ「採ってきました」
  農場主三男「ずいぶん軽いじゃないか!ちゃんと仕事したか?」

 検量係は農園主の息子です。子供たち5人が収穫した新芽は最高級の紅茶に
 加工されます。

 (重量を計りながら)

  農場主三男「12キロか、やっぱり少ないな、次はもっと頑張るんだぞ」

 債務奴隷の一家に自由はありません。
 家族全員が借金のために働きます。

 男の仕事は力仕事や家畜の世話。スニータの父(カラン・バハドル 51歳)と
 弟たちも一日中そんな仕事に追われていました。

 7才のスシールに9歳のスーラジュ、この弟たちも学校には行っていません。
 水牛の世話で一日が暮れるのです。

  スニータの父「まったく楽じゃありません。暑い時も寒い時も仕事をしなくちゃ
       ならないし、そうしないと食べていけないですから。
       心配といえば子供の将来だね。自分はどんどん年老いていくし・・・」

 債務奴隷の家族の多くは一生を生まれた農園で働いて終えることになるのです。

 (藁葺きの小さな家が写る)

 ここがスニータの家族が住む家です。
 5人で暮らしています。台所用の土間とベッドがある寝室の二間だけです。 

  スニータの母「狭いでしょう、恥ずかしいわ」

 確かに狭い家ですがとても清潔にしています。スニータもお母さんもきれい好き
 なのです。家自体は農園主からの借り物です。

 スニータはいったん家に戻った後、再び農園主の家の仕事にかかります。
 スニータの家は債務奴隷の中でも最も借金が多いため、他の子供たちより
 余計に働いているのです。煮炊きの薪の準備、そして食事の下準備をするのも
 夕方からの仕事です。

 (川の水で食器を洗いながら)

  スニータの母「借金があるの、代々のことだからどのくらいあるのさえ
わからないくらい。子供たちを学校へ行かせてあげたいけど
お金がないし・・・。だから勉強させてあげられないんです」

 スニータは食事の支度にかかっていました。一時も手を休める暇はありません。

 スニータのお母さんも、そのお母さんも、またそのお母さんも代々この家の
 下働きを勤めてきました。

 主人達の食事は夜の8時ごろです。

 このあたりでは昔から主人達が直接口にする料理を奴隷には触らせません。
 スニータも下準備までです。一説には奴隷に毒を盛られることを心配しての
 ことだといいます。この日は三男の嫁が作りました。

 ネパールでは食事の順番が決まっています。まずは男性の家族が食べます。
 妻や娘たち女性はじっと待っています。男性が食べ終えるとやっと女性達の番
 が回ってきます。奥さん達が食べ始めたのは8時半を回っていました。

 しかし、スニータは主人の家族全員が食べ終えるまで食事をするができません。
 後片付けをしながらじっと待ちます。むしろ仕事をしているほうがお腹がすいて
 いるのを忘れられます。

  農園主三男の妻「余ったから持って帰っていいわよ」
  スニータ「すみません・・・」

 これでやっとスニータも夕食が食べられます。スニータは残り物のご飯をもらって
 家へと急ぎます。家までは歩いて2分。スニータの家族は彼女が帰ってくるのを
 いつも待っていてくれます。

  スニータの母「さあ、私たちも食べましょう、お腹すいたでしょ」

 スニータの分の食事は主人の家からもらってくるので一人前浮きます。
 家族揃っての夕食。

  スニータの母「さあ、食べましょ、食べましょ!」

 夜の9時すぎ、スニータの家族はやっと夕食です。家族揃って食べるこのときが
 スニータにとって一番幸せなときです。

  スニータの母「ご飯食べたらまた戻るんでしょ?」
  スニータ「うん、まだ仕事が残ってる」
  スニータの母「終わったら早く帰っておいで」
  スニータ「うん」

 夕食を済ませたスニータは息つく暇もなくまた主人の家へ戻りました。最後の
 後片付けにかかります。彼女の仕事が完全に終わるのは夜11時近くになります。
 まさに働きづめの一日です。


 夜11時、やっと長い一日が終わりました。家族5人が揃って同じ部屋で眠ります。

  スニータの母「明日も早いから・・・」
  スニータの父「あしたもやることがたくさんあるぞ」
  スニータの母「ゆっくり寝ましょう」

 片寄せあって眠るささやかな幸せのひととき。スニータは誰よりも早く深い眠り
 に落ちてゆきました。


さて、この債務奴隷というのは言い方を変えれば、社会システムにおける労働の搾取である。労働賃金よりも利子負債の方が大きければ永遠に返せない仕組みであり、人が理性判断を働かせて合意した約束はいかに理不尽であろうと破れない。

この社会的システムによって収奪する、というモデルを合法的に造り上げた国家があった。ソ連とアメリカである。

ソ連は社会システムにより、コルホーズの強制労働の上に国家という基礎を織り成した。いわゆる飢餓輸出で、人々は社会システムの犠牲になったのである。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1213985342

アメリカはホワイトプアーという貧困層を確実に生み出しながら、しかし富の47%の保有は、人口1%の富裕層に偏っているという社会である。

さて、これが適用される国がもう一つある。日本である。
ピケティの予想でも資本層はより豊かに、労働層はより貧しく、という未来が予想されているこの新自由主義の世の中で、新自由主義の台頭を許容しているのが現在の安倍内閣である。

またそれ以外にも、我々が労務から離れられない、自由に労務を選択できないという労働上の問題がある。それは解雇後の再雇用の問題だ。
転職をするなら35歳まで、という話しはよく聞くのであるが、つまりそれを超えたら再就職は困難であるので皆今の仕事にしがみつく。そして55歳くらいで本社、そこから先は子会社、そして定年、という流れになる。
社会システムが我々を終わることのない労働に縛り付けている、というのであれば、それはやはり一種の債務奴隷と言わざるを得ない。

だからこそ資産運用をしろ、という話しもあると思う。
ハリー・ポッターでの主演をした、ダニエルラドクリフが投資で荒稼ぎをしているという。
ダニエル・ラドクリフ、ハリポタ長者から投資王へ!資産が127億円に
MovieWalker 2015年1月2日 20時49分 配信
http://news.walkerplus.com/article/53971/

株を買えばいいじゃないか、と思われるかもしれないが、日本人の8割以上は株式を保有していないと見込まれる。そのような中で社会問題意識として全員に株を買うように薦めるべきだろうか? 

全国証券会社主要勘定及び顧客口座数等
http://www.jsda.or.jp/shiryo/toukei/kanjyo/
顧客口座数(個人):21833949(2014年9月)
日本人口を1億2729万8千人とすると、日本の株式保有人口比率は17.2%である。

だが、それを知らされなかったりする人はどうすればいいのだろうか? そして労働者側に配当が無いという不平等は、皆、倫理的にどう考えているのだろうか? そのままでいいと思っている? そのままでいいかもしれないが、ある点を境に労働者側が爆発してしまわないだろうか。

昔は比較的自由に商売が出来たと思う。例えば初期のホンダが、松根油入りガソリンを物価統制されてない松根油と言って燃料にしていたように。
https://books.google.co.jp/books?id=Bay7BQAAQBAJ&pg=PT135&lpg=PT135&dq=%E6%9C%AC%E7%94%B0%E5%AE%97%E4%B8%80%E9%83%8E%E3%80%80%E6%9D%BE%E6%A0%B9%E6%B2%B9&source=bl&ots=j720Oq-zkp&sig=jtX4tA26alwcnRMNXdeLpqFZ2RE&hl=ja&sa=X&ei=6TWtVKnZJeTcmgWswIDwBA&ved=0CB0Q6AEwAA#v=onepage&q=%E6%9C%AC%E7%94%B0%E5%AE%97%E4%B8%80%E9%83%8E%E3%80%80%E6%9D%BE%E6%A0%B9%E6%B2%B9&f=false
だが、現代では規制でガチガチだ。身動きが取れない。
自由な商売が出来ない。よって職業の選択は必然的に狭まることになる。
現代において唯一糸口がありそうなのがITではあるがそれだけである。
社会的に平穏な日は我々に来ない。

それではどうすれば良いだろうか。
時間があるので自分で考えている。
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