掛け持ち受診はいやだという空の意向で、なるべく1日ひとつの科にしているのだが、急に耳がおかしくなって痛いというので午前中から出かけて耳鼻科にかかった。予約ではないので、受付をぎりぎりにして、昼ごはんを食べてからになるという計算。えびフライ定食とかきフライ定食をふたりで食べた。病院で食べるたびに、たくさん食べられるようになったことがよくわかり感動している。耳は中耳炎だった。穴をあけて、薬を3種類ぐらい出してくれて、水曜日にまた受診する。たいしたことはなく、これは小児慢性が適用されない。待ち時間は2時間以上という、信じられない手際の悪い科であった。内分泌や脳外科が遅くなってしまうほどだった。主治医の先生は、耳はともかく全体的には問題ないようだねと次回も1ヶ月以上後になった。皮膚がひどくなっているから、耳鼻科のついでに皮膚科もかかりなさいと言われた。昔から皮膚はアトピーだったからこうだったのが、化学療法の影響で治ってしまい、コートリルを飲まなくなってからまた戻ってしまったようだとお話した。ステロイド系のコートリルも、甲状腺の異常を補う薬も、できるだけ飲まずにすむならその方がいいから、どちらも早めにやめるようにしたのだが、空くんは期待どおりに飲まなくても大丈夫だったということのようだ。皮膚科で治してしまえばさらに言うことない。学校もちゃんと毎日行っているし、きょうは太陽の自転車を借りたから、早く買ってやらないといけない。
昨日は新しいわたを製綿していたので、ほとんど1日かかってしまった。やはり体の疲れがあって、9時ごろ早く寝たのだが、どうもちょっと疲れが残っている。こういう蓄積されるような疲れは、絶対に避けなくてはいけない。30代ぐらいまでなら、多少の体力的疲労は昼寝程度で補うことができるものだ。だから、めちゃくちゃな生活も可能なのだが、いつのころからか無理がきかなくなる。今は疲れを蓄積させないように気をつけている。ばあちゃんが退院した。医者は早く帰れということで、ばあちゃんの気分だけが問題だった。お母ちゃんに何もしなくていいと、ちゃんと言うように言っておいた。どうしても家ではだめならしかたないが、なすべき治療がないのに病院にいることはやはりおかしい。空は「オレなんか早く退院したくてしかたなかったけどな」と、昨日も言っていた。ケントビジネスのおっちゃんが、「空くん、バイトでパソコンデータ入力をやらんか?」と誘ってくて、やれることになりそうだ。いろいろ考えてくれてありがたいことだ。