ぶうちん村、風わたる。

風の吹くまま、気の向くままなんて、なかなかできませんが、楽しみを見つけながら過ごしたいものです。

学テ論争に思う

2013年10月21日 23時33分23秒 | Weblog
 現在、小中学生に対して行われている全国学力テストの是非について語っているサイトに出合いました。

 このテストについては、私、そもそもから何のために実施するのかその目的が誤解もしくは誤解を前提とした運用が気になって仕方がなかったのです。
 もちろんも反対とか賛成とかではなく、きちんと原則通りにやってほしいと願う立場での意見です。

 もともとは先生方の指導の不足している部分が何かを明らかにするということでした。会社で言えば、経営上の問題点を明らかにするということでの実施のはずでした。
 
 ところが、テストが実施されるやいなや、どの都道府県(市区町村)の成績がいいのか悪いのかに、マスコミ・保護者の関心はシフトしてしまいました。これはマスコミの報道姿勢に大きな問題があると思うのですが、それを修正しようとしない国会議員や文部科学省も本音の部分では競争させたいと思っていたんでしょうね。

 さて、あるサイトで、この調査についてどのように取り扱ってほしいのかアンケートが行われていました。すると、50%以上の方々が「全国一律の公表」を望んでいました。全国一律の公表ってどんな公表なんでしょうか。

 学校は何十、何百人もいる学校もあれば、調査対象が一人しかいない学校もあります。
 わが子がこの何十、何百に隠れられる学校はまだいいと思うのです。しかし、一人、二人の学校にとっては・・・これって個人情報の流出に当たりませんか。

 と言うと、なんらかの配慮事項を設けるという話になるんですが、では、どんな配慮事項を設ければいいのか「全国一律公表」を望む方々は文部科学省に具体的に意見してほしいと思います。
 ・・・ くれぐれも、ここへ意見はしないでくださいね。

 仮に、全国一律にこだわるのならば、学校単位ではなく、個々人単位で公開するのがいいと思います。わが子の成績をご心配されている方々が多いんでしょうから、学校単位なんてあまっちょろいことを言わずに個々人単位でしましょうや。
 みんなが同じ土俵で勝負ってことで、それならば、私も賛成します。
 ただし、テストの目的とは大きくそれていますけどね。

 結局は、わが子の成績をどうしたいのか、わが子の成績よりも平均点しだいでわが子の通う学校の先生方にモノ申したいのかというところに行きあたりそうですね。
 この違いって、とんでもないことだと思いますよ。

 私は先生方がどうことよりも、わが子の成績の方がとても心配ですわ。
 

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