ぶうちん村、風わたる。

風の吹くまま、気の向くままなんて、なかなかできませんが、楽しみを見つけながら過ごしたいものです。

国鉄・宮之城線の今  291

2010年02月22日 21時41分15秒 | Weblog
 佐志駅の現在(とは言っても、昨年11月上旬ですが)の姿です。

 小さな鉄橋から近くから描かれる緩やかなカーブの中にプラットホームがあり、このホーム自体にも少しカーブが入っています。

 鉄橋の橋台が歩道にあったように、歩道が線路の跡になり、このプラットホームまで続いています。

 以前コメントをくださったquo-taさんの努力により、このプラットホームは残ることになったのですが、この姿を見るにつけ、本当に素晴らしい仕事をされたんだなぁと思います。

 現状そのままではないにしても、できる範囲での努力によって、これだけの物を残したことは、きっと後世の人々から感謝されるに違いありません。

 ここに鉄道が走っていた

 それが記憶と写真ではなく、現物によって証明されるわけです。

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2 コメント

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とんでもございません (kuo-ta)
2010-02-27 01:00:28
お久しぶりです。

私個人の力で佐志駅のプラットホームを残せたわけではありません。住民の要望があったからなのです。

地元にそういう意見があったことに正直驚いたと同時に嬉しくもありました。鉄橋が残せなかったことは今でも残念でなりませんが・・・

補助事業で改良する以上、どうしても個人的な意見よりどのように事業効果をアピールするか(分かりやすく言うとコストを抑えるか)が求められます。

あの鉄橋の価値は我々には大きくても、大衆の意見はそうではないようです。そのために町有地(鉄道敷跡)が十分あるのにもかかわらず線形を振ってまで私有地を買収して道路を通すことは残念ながら世間には理解されませんし、用地買収も容易ではありません・・・(おそらく地権者は理解しないでしょう)

おそらく会計検査院にしてみれば格好の無駄遣いと飛びつくのが目に見えているのが辛いところ・・・

鉄道跡に道路を作るメリットは図り知れません。私が考えるだけでも

1.線形がすでに決まっている(設計がしやすい)
2.カーブが緩やか
3.勾配が緩やか
4.用地買収が最低限で済む
5.B/C(費用対効果)が非常に高い

と言えばキリがないほど。残念ながらそれが現実です。世の中は所詮多数決です。田舎ほど車社会が発達している以上ある意味宿命なのかもしれませんね。個人的には悲しい限りです。

私たちの考えが間違っているのでしょうか?でもこの地にかつて鉄道が走っていたことを何らかの形で残したいと考えている人はきっといるはずなんです。佐志駅のホームを残せたことはそういう少数意見の表れだと思うのですよね。

何もかも費用対効果だけで物事を考える今の風潮はどうなのかな~と。もっと自分が偉い立場だったらな・・・力があればな・・・何度そう思ったことか。

以前酷評されていました山崎駅南側の道路の件などは実に恥ずかしい限りです。実はあの工事の担当でした・・当時は精神的にもやばかったですね・・・

どうしてもあの道路の必要性が納得いかず上司とも喧嘩しました。色々とありましてあの道路が完成することはおそらくありません。橋台を残せて良かったです。でもあの計画とて元々は地元の要望だったのですよね・・・


ちなみに山崎駅から北のレールが残っているポイントは絶対に死守したい私のパワーポイントであります。バカですよね・・・

ぶうちんさんとはぜひ一度宮之城線を肴に飲んでみたいものです。若輩者ですが、私のブログにも遊びに来てください。ふざけたブログですが・・・

長文失礼しました。
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kuo-taさん、ありがとうございます。 (ぶうちん)
2010-02-27 23:36:29
 わかの活躍ぶり、いいですね。
 わかファン1号、名乗らさせていただきたいのですが、よろしいでしょうか。

 さて、kuo-taさんの誠実なお人柄が伝わってくるコメントだと思いました。

 同感です。

 ぼくも費用対効果だけで物事をとらえるのは間違いだと思います。
 この間「事業仕分け」が注目を浴びました。
 費用対効果もとらえ方は多分まちまちなのではないかと思います。短期的な効果を重視するのか、それとも長期的な効果を重視するのか・・・。
 他にもいろいろなとらえ方があると思います。

 でも、人間が生活向上のために作ったものをあっさり捨てていいのかなと思うわけです。
 廃線なんかと特にそうですよね。
 道路にしてもいいけど、ちょっと「色」をつけておこうよっていう遊び心っていうか、ノスタルジーっていうか、そんな感覚がないんですよね。
 どうせ過疎一方なんです。
 ならば、駅跡を公園化するとか、歩道などに絵を描くとかすれば、人は寄ってくると思うんですよね。
 だって、佐志駅の近くの504号の道路脇の柵に描かれているホタルなどの絵。あれだって同じです。歩道にレールを描くとか蒸気機関車を描くとかしてもいいじゃないですかって思うんです。
 なくなるものを地域振興に使うのならば、屁理屈はいくらでもつけられます。
 
 なんて楽しみながら、鉄道の痕跡を残したいなと思います。

 ぼくもkuo-taさんと宮之城線を肴に飲みたいですね。
 多分、自宅は15㎞も離れていないでしょうから。

 
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