ぶうちん村、風わたる。

風の吹くまま、気の向くままなんて、なかなかできませんが、楽しみを見つけながら過ごしたいものです。

われらのアニキ、大記録達成!

2006年04月09日 21時44分18秒 | Weblog
今日の対ベイスターズ3回戦において、われらがアニキ・金本知憲が連続試合全イニング出場を「904」に伸ばし、大リーグ記録とされる元オリオールズのカール・リプケン氏の903を超え、世界記録を樹立した。
金本は広島時代の1999年7月21日の阪神戦(甲子園)から1試合も休まずに試合開始から終了まで出場し続けてきた。最大のピンチは、阪神に移籍してからの04年7月29日の試合。左手首に死球を受けた。後に骨折と分かる重傷にもかかわらず、翌日の試合では左手をかばい、右手一本でバットを振り2安打した。この時、守備ではグラブをはめた左手で捕球せざるを得なかったが、心配した周囲に「腹で捕る」と言った。
その金本、入団当時はきゃしゃな体形。プロとのレベルの差を痛感し「2、3年でこの世界からいなくなるだろうと思った」と言う。ここから努力の日々が始まった。「わしよりバット振ったやつはおらんじゃろう」周囲にはこう漏らすほど、自分自身を追い込んだ。百数十キロのバーベルを持ち上げるトレーニングを重ね、太ももが10センチ近く太くなるなど別人のような体に鍛え上げた。ただ、本人は「けがをしないために鍛錬している意識はない」という。それは、打球を飛ばす、速く走るなど、技術を高めるためのもの。そんな追求心を持ち続けたことが、鋼の体を作り出した。
当然、これはプロとしての強い意識の結果でもあろう。「痛いから、すぐ休むのはプロとしてどうか」、「(連続出場記録については)充実感を求めてやっている」「僕にとって休むことは、仕事を放棄すること」「プロである以上試合に出続けないと意味がない」と言い続け、記録継続中の打率は3割を超えた。そして今日も勝利に貢献する打点をあげた。
しかし、904で金本のプロ生活が終わるわけではない。あくまで途中経過。まずは今シーズンの残り140試合がまだあるし、やはりリーグ優勝、そして去年の「忘れ物」をとり返すべく奮闘してほしいと願っている。


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