春の遊動仕掛けをこしらえています。そのうちにすかっどさんと物々交換する予定です。私の遊動カレイ仕掛けは釣り会用の目的を持っています。ホッケもカジカもアブが来ても良いように太めで出来上がっています。ご存知のように釣り会の審査方法は1尾あるいは2尾身長にプラス5尾あるいは10尾重量で競います。
カレイ狙いに拘ると根もの狙いの方に負けてしまいます。従って、私は、根がかりを恐れない仕掛けにしています。根がかりしにくいとは違って根がかりしても構わない気持ちで臨んでいます。春先は日本海の熊石が中心になりその南北の範囲が釣り場です。赤い糸は熊石のホッケやアブが好む色です。
好きな釣り場は平磯ですので、玉砂利の浜から投げ釣りします。沖は飛び根だらけでその間に砂地もあります。そこに落とす為に写真のような遊動仕掛けを作っているのです。眼の良い方は分かると思いますが、砂場での遊動は左下の黒い仕掛け糸での出来上がりの一端を見せています。完成品は乾燥剤と一緒にビニール袋に入れておきます。
ローリングサルカンは赤いのより小さく、従って使う熱収縮チューブも0.5前後サイズを落としています。幹糸も黒は赤より細いものを使っています。赤い幹糸の遊動でのキモは、黒でもそうですが。バラ撒かれている小さな玉、幹糸がスムースに動くような穴の大きさが必須です。クラフト屋さんでお探し下さい。
この定説に従うならば、遊動仕掛けと根掛りは非常に相性が悪いのです。また、必ずしも遊動仕掛けが魚にとって魅力的ではないことを昨年のテストで実証済みです。
幹糸の色も諸説です。当初黄色系の糸はサケ釣りには敬遠されていましたが、今ではそん色ないことが実証されています。なので、根掛りが多いならばシンプルで安価な仕掛けを乱発するのが適策かと。
私はいつも平物を求めてますので、釣り会の方々の仕掛けよりも軟弱でシンプルな仕掛けですが、オーダーによってはかなり緻密な作りもします。
師匠である根物師の一言
「カジカを本気で仕留めたいならば、生イソメとサヨリを大量に準備しなさい、あわよくば他の大物も寄ってくる」
超遠投遊動仕掛け、体調不良で、もっか休憩中です。あとひと手間なんですが。