すみません。
全くのわたくしごとなのですが、実母が危篤のため、ブログの更新が滞っております。
とは言え、数年前のわたくしでしたら、なにがどうして、どうなろうとも、文章の一つや二つ、なんとかなりましたことを思いますと、母ではなくて、わたくしの、老化現象なのであろうとも思います。
昨年紹介させていただいたことで、一番心に残っていますのは、「ラスコー洞窟展」の研究でした。
なんと、クロマニヨン人(現生人類)は、ものを描写するという行為の最初から、幻覚を描いていたのだ、ということは、とても言葉では言い表せないほどの衝撃でした。
表現ということのパラドックスを思い、心から震撼いたしました。
そして、もし、わたくしのこんなブログが、多少なりとも価値があるとすれば、そのような、本当に人間の文化において価値があることの資料を集積したもの、である以外、なにものでもありません。
これからも、一生懸命に努力いたしますので、どうぞご愛読いただければ、幸いです。
今は、心の余裕がある時には、アボリジニ文化の本を読んでいます。
それは、ドリームタイムというものの上になりたつ文明であり、今の我々の文明とは、全く異なった文明と言えると思います。
ドリーム。。
タイム。。
どちらも、わたくし個人的に申し上げれば、吐き気がしそうな言葉ですが、翻訳の問題もあるかもしれませんし、言わんとすることは、分かると思っております。
わたくしのカテゴリーでいうところの「先住民族」の文明は、どう考えても、本物です。
なぜ、そのような、本物の文明が消えてしまい、今のような、吐き気をもよおすような、あるいは、精神を病んでしまうような文明が、代わりに存在するのか?ということが、当ブログの命題でございます。
当ブログも、10年続けさせていただけました。
いろいろなテーマを経巡るために、あきれておしまいになる方々もたくさんいらっしゃると思いますし、とある特定のテーマのブログとして、好んでいただけることもあるかもしれません。
ほんとうに、至らないことばかりで、泣きたいような気持になることもございますが、どうか今後とも、お読みいただけますよう、尽力いたす所存です。
更新が遅れておりますことを、重ねて、お詫び申し上げます。