未来への便り アドバンス

学校職員を定年前に辞めました。そして株式会社を設立しました。AIを学びながらブログの記事をアップします。

考える子どもを作ろう!

2007年05月22日 22時01分52秒 |      +大学
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えらく大きなタイトルをつけてしまったが、要は点数だけを追いかけるような子どもを作ってはいけないということ。

教育の現場を知らないで「今の子どもたちは…」と批判する人をよく見かける。が、それ以上に大切なことは、当の自分自身が受けてきた教育をよく考えてみることではないだろうか。

それなら、批判する資格があるわけだ。しかも、実は、その世代が受けた教育を土台として今の教育は行われているのであり、ある部分では連続しているといえる。その連続、あるいは連鎖というものを、一度はっきりと反省して組み立て直して見ない限り、実は日本の教育というものは変わらないのではないだろうか。

このことが、「ゆとり教育」の裏返しとして、またぞろ出てきた「学力増強」論なのではないだろうか。基礎学力が大切なことは言うまでもないが、基礎学力が、誰よりも早い計算能力であったり、難しい漢字が書けたり、すばらしい発音の英語だったりでは、少し違う。

少なくとも私が受験勉強で身につけたことは、よく考えないで、すばやく答えが出せること、わからないことをそのままにして、点数を取るための技術だけを身につけること。そういうことだった気がする。組織の中でうまくやるにはそれでよかった。しかし、これからの時代はそれでは生き残れないのである。

じっくりと考えることを子どもにはやらせるべきだし、それができたら自信をもって人前で話せるようにしてあげるべきだ。一人ひとりが考えたことを発表する時間をとるようにしてあげると、子どもは真剣さが違ってくる。聞いてもらう経験が、人の話を聞くことにつながる。表現することの重要性が教育の中で重視されないから、コミュニケーションの能力が育たないのだ。

いませっかく少人数クラスが実現しているのだから、教育者は早くそのことに気がついて、授業のやり方を変える方がいい。自分の受けてきた教育を批判的に反省していないから、昔と同じようなことをやっているのが、今の学校で、楽だから、また点数で測れる学力に戻ろうとしているように見える。

一度、自分の受けてきた教育というものを全否定してみたらよかろうと、昔の全共闘のようなことをいっているが、案外、教育のブレークスルーはそのあたりにあると思っている。

伸びる子の法則

伸びる子の法則この記事はブログルポの依頼により執筆しました。


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発見の日々」 ただ今、「長久手発砲立てこもり事件」に言及中!
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