空はどうしてあんなに高いのか…
その理由を、新石器時代の人が答えている
その昔、天は地上から少しだけ高い場所にあった
天には、偉大な神オニャンコポン(Onyankopon)
が住んでいた
ある時、村の女が臼と杵を使い、ヨッコラショと
ヤムイモを潰していると、そのたびに杵がオニャ
ンコポンの尻を突き上げる。こりゃあタマランと
オニャンコポンは空高く上ってしまう
女は神様に戻ってきて貰おうと、子供たちに命じて
ありったけの臼を集めさせ、高くなった天に到達す
るまで積み上げさせる。村の皆は、エッチラオッチ
ラと臼を抱えて積み上げる。だが、あと1個で届く
ところまできたが、もう臼がない
そこで女は考え、ひらめいた
「一番下の臼を取って、てっぺんに積み上げな」
それに従った途端、臼の山は崩れ上っていた人は
地面に落ちて、たくさんの人が死んだ…
空が高くなったのには、こういう理由があったのだ
知らなかったでしょう? 私も知らなかった…
西アフリカ・ガーナのアシャンティ族に伝わる神話でした
なんか哲学的、科学的なことを期待した人にはゴメンなさい