ある調査によると、米国人の約45%が「幽霊」の存在を信じ
15%以上が「UFO」は何百機も地球に飛来しており、その
なかの墜落した機体の一部と宇宙人の遺体をNASAが隠し研究
している、と信じているという。NASAが何度も公式に「完全
否定」しているというのにだ
「地球は約6千年前に、全能の神がキッカリ7日間で創った」
と本気で信じる人が数千万人いる米国だから、「幽霊」や「U
FO」如きは可愛いものかもしれない。そうそう、彼らにとっ
て「進化論」を唱えたダーウィンは、狂った“邪教徒”という
思っているらしい。まあ、それはいいとして…
トム・ハンクス主演の映画「スプラッシュ」は、人魚(ダリル・
ハンナ)と青年の恋を描いたものだが、この映画をドキュメンタ
リーと捉え、本気で「人魚は存在する」と信じている米国民もか
なりの数いるというから驚きだ。過日、「人魚は存在する」とい
う娯楽番組を観た視聴者から、尋常じゃない問い合わせがあった
らしい。そのため、米国立海洋局という公の機関が「水生人間が
存在するという証拠が確認されたことはない」「人魚は伝説上の
生き物だ」と公式発表した
それでも、人魚を信じる連中は「敢えてそんな発表をするのは怪
しい。何か隠している。やはり人魚はいるんだ!」となるから面白い
そのほかにも「実は吸血鬼は存在する」「ゾンビは現実にいる」
「国防省は壁をすり抜ける超能力の研究を成功させた(過去、
実際に研究はしたらしい)」「地球人の半数は宇宙人にすり替
わった」「実は、ドラえもんは実在する(これは違うか…)」
と、この手の荒唐無稽は限りない
こういう噂が出ると、米国はいちいち公式に「反論」「否定」
する。実に面白い国だし、米国民は実に奇妙だ。だが角度を変
えてみれば、国民の声を無視しないという国家の基本的思想の
現われかもしれない。これが日本なら“歯牙にもかけず”無視
を決め込むのだが…。まあ、それはそれとして
ところで、日本も米国民以上に“奇妙”な国民だ。幽霊を信じ
る人もかなりの数いるし、座敷童や河童は実在すると本気で公
言する大学教授もいる
また近年では、オウムのような実害のある荒唐無稽が、雨後の
竹の子のように出没してきている。そろそろ米国並に、真面目
に、そして公式にデマを「否定」し嘘を「糾弾」する時期に来
ているのではないか?
消費者庁もあるのだから「デマ庁」「嘘だピョン庁」「そんな訳
ないで省」とかなんとかの名称で、公的機関を立ち上げてはどうか
初代庁官には、“デマ”“嘘”の名前に相応しく「鳩山由紀夫氏」
や「菅直人氏」、更には「細野豪志氏」「枝野幸男氏」、民間から
逮捕され拘留中の元オリンパスの幹部、同じく拘留中のAIJの
浅川和彦社長という手もある
でも彼らだったら、「これはデマです」「あれは嘘です」と言って
も信用されず、逆に「実は本当なんだ」と思われるのがオチか…
ま、任命権者の野田総理、どうか御熟考下さい。あ、アナタが兼任
されてもいいですよね(…もっと信用されないか)
さて、その「デマ庁」の最初の公報には、以下のものを掲載してはどうだろう
~デマ庁 公報~ 第0001号
※「旧オウム」や「アレフ」などのカルト集団にいても「解脱」や
「覚醒」はしません。もともと「解脱」なんてものはありません
「覚醒」もありません。実生活で他人のために汗することの素晴ら
しさを知ることが、本来の「悟り」です。朝、スッキリ目覚めれば
それが本当の覚醒です。そして、座禅の途中で宙に浮いたり、壁を
抜ける超能力も得られません。あれは嘘です。カルトに在籍し、待
っているのは破滅です。早く、それを「悟って」「覚醒」して下さい
※放射能は人から人に感染しません。そう思い込んでいる人は、もう
一度小学校からやり直してください。但し、馬鹿は空気感染します
危険ですから馬鹿には近寄らないように…
※いわゆる「あの世」はありません。霊媒と称して亡くなった方が
霊媒師を通して、何か言葉を発するというのは嘘です。お気をつけ下さい
※旧日本軍が占領地に黄金を隠したという、いわゆるM資金とか埋蔵金
などはありません。デマです。(あれば民主党が真っ先に使っています
あー、M資金があれば…と、以前、民主党幹部が言っていました)
徳川埋蔵金については、少人数ながら、まだ発掘している人がいるので
否定すると可哀想だし実害はないので、コメントしません
※民族に優劣はありません。ゲルマン民族や大和民族は優秀で、南方ア
ジア系民族やアフリカ系民族は劣っているというのは、彼らの優秀さを
内心で恐れている愚民の発したデマです。均等な教育があれば、どんな
民族も優秀さは同じです。但し、愚民は「我らこそ優秀な民族なり」と
豪語している民族に多いのは事実です
※原作を飛び越え、のび太とラムちゃんが結婚した、というのは事実で
はありません
以上
第二弾の公報も近々に出る…という“噂”だ