「へンくつ日記」

日常や社会全般の時事。
そして個人的思考のアレコレを
笑える話に…なるべく

実現不可能な話=嘘

2010年07月01日 12時58分26秒 | Weblog
 

実現できぬことを
さも出来るように言うのは
世間では「嘘」という
また、どんな理由があろうと
約束したことを実行しないのは「嘘つき」という
さらに、実現できぬことを知っていて
それを言うのは「詐欺」という


その「嘘」「詐欺」を
政治家は、どうして
こうも繰り返すのだろう
根本的に嘘つきの本性を持った人間が政治家になるのか
それとも、政治家を続けているうちに嘘つきになるのか
どちらにしても、彼ら意識の中では
「市民」「有権者」が中心ではなく
「自分=エゴ」が中心なのは確かだ

「市井の人々」が心の中心ならば
他のために働くのが当たり前で
自らの名誉や保身や財産は眼中に無く
従って、彼らは国民に対して
下らない嘘をつく必要が無いはずなのだ
嘘をつく最大の原因は
「自ら」を守るためだ

彼ら嘘つき政治家を見ていると
マット・デイモン主演の「The Informant!」に描かれた
自らの不正を隠すため嘘をつきまくる
主人公の企業マンと重なって見える


さて先日、「上げない」はずの消費税を
引き上げると発表した菅首相は
「税は上げるけれど、年収300万から
400万円以下の低所得者の人には
払った税金分だけ還付する」と言ってのけた

彼は二重の嘘を言っているのに
気づいていないのだろうか
知っていて言うのであれば
彼は大嘘つきの詐欺師だ


まず「増税」
これは約束違反だ
そして「還付」
これは実現不可能だ

低所得者の、誰がどれだけ買い物をしたか
役所のどの部署が調べるのか

自己申告なのか

低所得者が領収書を申告書に張り
それを役所に出し、領収書に書かれた
「消費税」分の金額を戻すと言うのか
それは、いちいち一人ひとりが
申告しないといけないのか
スーパーのゴミ箱にある他人の捨てた領収書を
その申告書にベタベタ張ったとして
その不正は、どうやって見破るのか
買い物もやっとという年配者にも
申告書を書くという労作業を強いるのか
還付金はいつ戻るのか
年末か、それとも翌年末か
それまで苦しい生活を続けろと言うのか

ほんの一部を考えただけでも
こんな滑稽な話は無い
消費税還付など
どだい無理な話だ

その場その場を取り繕うだけの
無責任発言としか思えない
それとも、全て承知の嘘話か…

ともかく
出来ない話や嘘をつく政治家は
金輪際、信用すべきではない
彼らの心の中心は
「国民」ではなく「自分」なのだから
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