(テロ以前のNY夕景)
報道によると、今年のニューヨークの殺人事件の件数が
1963年に統計を取り始めて以来
現時点で最も少ない水準にとどまっているという
年初から今月27日までに発生した殺人事件は461件
昨年は516件だったので、かなりの減少だ
アメリカで最も治安の良い大都市
それがいまのニューヨークなのだ
さて、犯罪が減ったのは
「軽微な犯罪でも見逃さないという
防犯戦略や、問題がある地域を特定し対処する
治安システムが奏功した」ためという
特定地域とは「the ブロンクス」のことか
ヤンキース・スタジアムのある所だが
あの地域は犯罪地域として名高い
それでも、かなり安全になったとか
以前は、僕の友達のNYの歯科医Nが
あの地域に車で入り拳銃を頭に突きつけられ
車を盗難されそうになったことがある
彼は機転を利かせ「あ、ポリスだ!」と一方を見たら
強盗は脱兎のごとく逃げ出したという
そんなことを酒を飲みながら
笑って話してくれた思い出がある
そう、犯罪が減った理由として
「非暴力運動」も見逃せない
Nもその運動のメンバーだが
ヒロさんやタカヨちゃんはじめ
多くの人たちが この運動に参加し啓蒙している
そうした草の根運動が
犯罪の減少に大きく貢献している
ところで東京はどうか
繁華街では相変わらず暴力沙汰が多く
盗人や人を騙そうとする気持ちの悪い輩
麻薬などの犯罪に手を染める若者が多い
ニッポン安全神話は完全に崩壊している
犯罪撲滅運動を草の根で起こすことが大事だ
まずは身近な地域に目を光らせなければ
安全な都市の競争を世界ですれば
地球は住みやすくなるに違いない
その発端は、やはり“地元”から
そして“自分”からなのだ