松尾清晴オートバイ夢ひとり旅・世界走行中・5年10ヶ月・102ヶ国(訪問111カ国)・28万km走破・総集編

2000年10月~2008年11月まで5年10ヶ月・102カ国(訪問111カ国)1500ccで28万km走破

第7次・70才・オートバイひとり旅・アラビア半島・サラーラからマスカットへ戻る・・ 3月26日 

2014年03月28日 | 赤道直下と陸路国境148か所

一軒あるガススタンドのそばの食堂でチキン・カリー・・玉ねぎの甘みでうまかった

走りだして・・すぐに油田の炎があがっていた。

3月26日水曜  くもり18℃    21℃     21℃
鍵をフロントに置く・・ツデイ・プール部屋は満室と張り紙・・本当かな。6時に出発の準備。
なんとなく雨模様のような雰囲気。

走りだして間もなくガス油田なのだろう・・炎が煙突数基から吹きあがっている。岩山が近づ
いてきた・・そろそろマスカット市内だ。3000mぐらいはあるだろうか高い岩山のそばを
写真をとりながら走り抜ける。


地元オマーンの人だと・・軽油を入れに来ていた人が教えてくれた・・すみません写真を撮らせてください。

ナビに「35k右→」こんなに早く出してくれるのか。ふーん・これはいいナビだ・・安心し
て走れる。だんだんナビの距離が短くなってきた・・200m右へ・・ナビにみちびかれてマ
スカット・「モトラ・ホテルMutrah hotel」まですんなりと走りきることができた。




3000m以上ありそうな・・結構高い岩山

10時10分思ったより早くホテルに戻ることができた。途中ぽつりとヘルメットに雨が降り
てきたが雨には合わなくてすんだ。ネットで予約した方が1000円ほど安くなるのでホテル
の予約は済ませていた朝食なし5320円プラス税金8%トータル6000円

きのうの雨で今まで使っていた一階は使えなくなったと。エレベ―ターがあることを初めて分
かった・・3回の部屋へ。エレベーターがすごい・・自動では開かなくて中からもすべて手で
開ける仕組み・・押しボタンも一階の分がとれてない・・もたもたしていると動いてしまった。

まわりは丸見えの吊られた裸の鉄籠に乗り込み・・上がり下りするエジプト・カイロのタフリ
ール広場の一角にある安ホテルを思い出す。それよりは恐くない。

第7次・70才・オートバイひとり旅・アラビア半島・サラーラからマスカットへ戻る・・ 3月25日 

2014年03月28日 | 赤道直下と陸路国境148か所

行きと帰り別々の道を走った。



わたしのオートバイ・ホンダワルキューレ、スピードメーター10キロ少なく表示している
どうしてだ・・。

3月25日火曜   朝18℃はれ   はれ23℃    くもりみたいなはれ23℃
朝方3時頃目が覚めてうつらうつら・・5時前に起きて出発準備・・暗い5時50分スタ
ート・・きのう聞いていた二つ目を左・・信号で止まったマイカーに「マスカット・マス
カット」「次を左へ」

うん・・暗くて道がわかりにくい行き止まりだ、ゆっくりUターンしてタクシーのあとに
ついて走る。自転車の人に「マスカット」これを「真っ直ぐに」右手で知らせてくれる。
よし本線に乗った。

高原に入って登っていく、車は少ない。トラックはゆっくりゆっくりだ。こんなにカーブ
があったのかな・・峠を越えた。マスカットまでここからコースは二通りある・・来た道
より東側50キロ短いコースを走ってみよう。

来るとき500キロ地点・・別れ道でどっちも「サラーラ」の標識が出ていて・・とまど
った道。ロータリーにおまわりさんが二人「マスカット」は・・「マスカット」はこっち
だ・・・いやマルムル「Marmul」方面に行きたい・・こっちは「ガタガタ」道になってい
ないか。

「こっちはカーブが多い」「向こうはストレートの道」どっちも道は「いい道だ」に聞こ
えるサンキュウ・・カーブの多い方が気が楽だ・・ありがとう

あっちの道より道幅が狭い・・カーブが続き上下の道で前の車が見えない・・時もある。
かえってこっちの方が一本道より気がまぎわせられて気が楽だ。なれてくると100キロ
以上のスピードで走れるようになってきた。




きょうも風よ吹かないでくれ―い。向こうの道より風が出てきても砂の舞い上がりが少な
いような硬い砂地に見える。

分岐点で聴いたペトロール・スタンドが出てきた・・153キロ走って10リッター、スー
パーガソリン350円。リッター35円。どこのスタンドもスーパーとレギュラーの二種類、

最初のころはレギュラーを入れていたが値段はわからないが最近はスタンドの人がスーパー
を入れるものだと、どこのスタンドもスーパーノズルをとりだすのでお任せにしている。

スタンドの人もインド人が多い・・パキスタン、バングラデシュ出身もいた。インド、バン
グラデシュ、パキスタン、ネパール、それ以外はわたしは聞いたことがない・・もちろんオ
マーン出身が一番多いのだろうけど・・。


風が強くなってきた道に砂が流れ出してくる・・スピードを抑えてフロントに身をかくしな
がら進む。トラックを追い越す・・蔭に入るとスーッとおさまり・・前に出た瞬間グアァー
と風圧を受けハンドルがグラグラッとこわいほどゆれる。

ギアーを落とし前に出る瞬間は一時スピードをゆるめ風圧を避けながら追い越すようにして
いる。強風で有名なアルゼンチン・パタゴニア地方・最南端・ウスアイアまで走った時も恐
ろしい目にあった。

マゼラン海峡をフェリーで渡った・・話に聞いていた強風で有名なフェイゴ島。じゃり道が
つづく・・・横にかたむけながら走らなければならないほど風が強い。ぱっとやんだりする
ので余計に走りづらい。

あっあっ行きたく方向に持って行かれて溝にはまってしまった・・幸い転倒はしなかったが
抜けださせない、うしろから来た車の人たちの3人に押してもらって本線に戻ることができ
た。



このあとトラックを追い越したとき先頭に出た瞬間一瞬浮きあがってしまうような強烈な風
圧・・ぐらぐらっと浮きあがってハンドル操作も出来なかったので前から車が来ていたら衝
突はまぬがれなかっただろう、このときほど恐かった時はない。

いつも思い出すたびにぞっとする。30分ぐらいで風向きが変わった。いつものスピードに
戻せた。分岐点の本線に出た・・約ここで500キロ今12時10分、6時間で来た。

給油しながらお菓子とジュースで腹ごしらえ・・オートバイを見に来る人写真撮る人が寄っ
てくる・・どうぞ、どうぞまたがっていいですよ。さーあと、どこで泊るかだ・・広くなっ
た本線の道は走りやすい。

ガーミン・ナビを初めて使って走っている・・マスカットホテルの人に「ホテルのアドレス」
を入れてもらっていたのだ。スピードメーターが違っていたことが初めて分かった。



100キロで走っているつもりがナビには90キロ・・120キロでは110キロの表示が出
ている。あぁーそうだったのか。これまで100キロ走行を一時間走って90キロにしかなら
ない・・道のいいヨーロッパやオーストラリアで3,4回実験しても同じ結果だったのだ。

おかしいなータイヤ圧の関係なのかなーとそのままだった。今はじめて原因がわかった・・・
10キロスピードメーが少なく表示されているのだった。

なぜだろうか・・ホンダとあろうものが・・他の会社も同じ造りになっているのだろうか。今
まですっかり信用して走っていたスピードメーターだったのに・・どうしたことだ。ウソつい
ちゃダメだろうが・・。

「ガーミン、ナビ」と「ホンダ」どっちが正しいのだろうか・・人身事故の時問題になりそう
なことだ・・例えば日本の市内で50キロで走っていたと思っていたら実は40キロが正式ス
ピードだった、これは大きな問題だろう。

言いたいのは「正確」な「スピードメーター」表示ができる「計器」を装備してもらいたい。
あやしいスピードメーターは取り替えてほしいものだ。もしかしたらリコールに発展するかも
しれないなー。

ペトロール給油ちょうど今3時だ・・700キロを過ぎている。「ここにホテルはあるの」あ
そこだと指さす。

「いくら」だろうか・・と話していると食堂から出てきたホテルの人「ハウマッチ」いくら
・・ちょこっとわたしの顔見て「20リアル(5000円)」ときた。「顔を見て判断したな
ー・・」「高いよ」古臭いホテルだと見ただけでわかる。

「デスカウント」「15リアル(3750円」にして」「15リアルでOK」と返事した。壁
はひびが入り冷房も古く使えない・・きょうは我慢できる温度だからいいが・・。

まぁシャワーはお湯が出てくるので良しとしよう。食堂でマトンカレーの具のみ・・これはうまかった。ネットもない・・テレビもなし・・8時前にベッドに入る。往きと比べてきょうの帰りは砂漠地帯に慣れたこともあって気が楽だった。

第7次・70才・オートバイひとり旅・アラビア半島・サラーラ・液晶画面治った・・ 3月24日

2014年03月28日 | 赤道直下と陸路国境148か所


3月24日月曜  朝 15℃  昼21℃
きのうは深刻な状態から一転して気持ちが明るくなった、気持ちよく眠れた。朝からたまっていた
写真のなどの取り込み・・ブログの編集・お昼過ぎまでかかった。

きょう中にすべてすませてあしたはマスカットに戻る予定だ。晩飯をきのう行った焼き鶏屋行く・・
やってない?・・今4時だ・・「ファイブオクロック」5時過ぎたら始めると。

ここらあたりは昼間5時まで休憩・・涼しくなったそのあと8時頃まで仕事のようだ。きのうパソ
コンの店に電話してもらったときも5時過ぎて電話するようにとの「留守番電話」?だとホテルの
人が話していた。

その前には中華屋さんみたいなレストラン・ここは持ち帰りができる店。店の一角で焼き鶏もやっ
ている・・ニワトリモモ×2を買い八百屋できゅうり、トマト、リンゴ、プラムあさっての分まで
買った。

八百屋さんは二人ともインド人・中華屋もインド人、最初の焼鳥屋さんはバングラデシュ出身だっ
た。ここでもオマーン出身は少ないのかなー、インド人がやはり多いな。

食事しながら・・あしたからマスカットに戻るとき、ホテル代とパソコン修理代を払ったから・・
ホテル代ペトロール代のお金が足りないかもな・安心して走れるようにHSBC銀行でおろした。

第7次・70才・オートバイひとり旅・アラビア半島・サラーラ・パソコン液晶画面が真っ黒 3月23日

2014年03月28日 | 赤道直下と陸路国境148か所

パソコン液晶画面がいかれた・・

3月23日日曜  はれ朝15℃  昼 23℃  
朝起きてパソコンのスイッチを入れてみる・・ゆうべと同じ変な模様がついた画面だ。
スタッフに見てもらうと「ブロック」している・・。

なんの意味なのかわからない・・パソコンの機種を見て近くに東芝のお店がある「そ
こで見てもらえ」と地図を書いてくれた。歩いて行ける距離だ。



ついでに一文無しになっているのでHSBCの銀行を聞く。こっちはもっと近い場所だ。
散歩がてら歩いて銀行へ24時間オープンATMがあった。

どうか一発でお金がおりますようにこれまでHSBC以外はすべてカードが使えなかっ
た。よし、大丈夫だ・・二回目も同じ金額を下ろすことができた・・これでマスカッ
トまでは大丈夫の金額だろう。




次はパソコンのお店に行く。ホテルに戻ってオートバイで出かけた。行きすぎて戻って
東芝のお店へ・・うん・・電気製品は扱ってない台所の大型器具ばかり・・。

サービスショップは違うところだとお店の人。歩いて店員の人に案内してもらった・
パソコンを見て「落とし方か踏んづけた」結果の現象だと説明を受けて・・初めて液晶
画面がダメになった原因がわかった。


修繕サービスの店・・ここではニューを買うしかないと・・

しかしぶっつけたり落としたりはしなかったけどなー・・。取り換える必要があると。
新品だと45000円・・うーん。さっきの東芝のお店に戻ると近くに小さい店がある。

そこで「見てもらう」ように・・すぐ近くだと・・小さい店はパソコンショップの修理
もやっている・・パソコンを見せると・・「液晶画面」を張り替えると大丈夫だと・・。



小さいパソコンの若旦那・・平然としたもの・・オートバイにまたがって写真を撮ってもらっていた。

深刻な顔など見せない・・で「どのくらいで直せる」「値段は」・・「遅くともあした
4時ぐらい」まで・・早いときょう中にも直ると平気な顔。お金は「30リアルプラス
マイナス5リアル」(7500円)ぐらいだと紙に書いてくれた。

いつも同じような液晶画面の取り換えを扱っているのだろうか・・素人のわたしには深
刻なことだととらえているのにだ。でも安心した・・じゃすぐにお願いしますと頼んで
ホテルに戻って「ホテルの電話番号」の名刺をもらいお店に届けた。

直ったら電話するとのこと。アーよかったー・・一時はすべての記録が失われたのかと
・・頭が真っ白になった。最悪の場合は新品のパソコンを買うことまで考えていた・・。

深刻な状態からぱっと気持ちが明るくなった・・「ダメだった」とならないように祈る
だけだ。夕方電話が来たパソコンの「キーナンバー」を教えてくれと・・とゆうことは
出来上がってきたとゆうことだろうか・・期待がもてる。


行ったり来たりして・・トラックの陰っで休んでいた・・パキスタン人

そして8時には出来上がるとも伝えてきた。7時半タクシーでお店に向かった。「液晶
パネル」の取り換えは終わっていた・・。テストしたらいつもの状態・・動きがより早
くようになった感じもする。

あー不安は一日ですんだ。気が晴れ晴れしてきた。30リアル7500円支払ってホテ
ルにタクシーでもどった。さっそくメールの確認をした。なんだか一日だけだったが・
三日間ぐらいの長さを感じていたのだ。



あしたもいい天気になって・・砂で道が消えないように・・風よふかないでくれーい・

平常の気持ちに戻れてホッとした。今晩は安心して眠れるな。部屋に入るとヒヤッとす
る・・これが普通の気候なのだろうか、冷房入れないできょうもすませた。