噴火のあった日に共有したユーチューブの画像はテレビ局でも使っていましたが、真っ暗な中で時速300キロの石が雨あられと降ってくる状態とはどんな状態なのか?
あの噴煙の中では想像絶することが起きていたんですね。
時間は元に戻せませんが、あの日が穏やかな秋晴れの絶好の登山日和ではなく悪天候の中での噴火だとしたら、これだけの犠牲者は出なかったかもしれません。
一方で、噴火後ほぼ5日間良い天気が続いたことで、救助活動がはかどった面もあったように感じます。
これから天候が崩れると泥流などの二次災害も懸念されます。
関係各位にはくれぐれもご安全に願いたいと思います。
下界では噴火予知やその情報発信に問題は無かったのかという議論がまたぞろ起きています。
誰かを悪者にしたがるマスコミの性癖でしょうか。
今後に向けて対策は当然必要でしょう。
ただ、我々は常に自然が人智を超える存在であることを認識し、謙虚に向き合うことが大事だと思います。
完全なる予知、完全なる安全対策などというものは無い物ねだりです。
「もしも・・・」を常に自分自身で考え備えることです。それでも「だから安全・・・」はありません。
改めて、今回亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、怪我をされた方々へお見舞申し上げます。
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<【御嶽山噴火】衝突時速300キロ 山頂に降った噴石>
産経新聞 http://www.sankei.com/ 2014年10月2日
御嶽山の噴火では、死亡確認された47人のうち46人が、噴石が頭や体にぶつかったことによる損傷死だったことが、長野県警の検視で分かった。東京大地震研究所の金子隆之助教(火山地質学)の分析によると、山頂付近では直径10センチ以上の噴石が時速300キロ弱のスピードで多数降り注いだとみられるという。
金子助教は、噴火翌日の9月28日にヘリコプターから撮影した御嶽山の画像を分析。噴石でできた穴の分布状況を調べた。
その結果、穴は噴煙の流れと同様、火口から北東に向けた方角に分布。火口から約500メートルの範囲で直径10センチ以上とみられる噴石による穴が、4メートル四方当たり平均10個以上確認された。さらに、火口から1キロ先でも直径50~60センチの大きさの穴が確認できたという。
金子助教は、直径10センチ程度の噴石を45度の角度で1キロ先まで飛ばすためのスピードを計算。今回の火口が山頂より200メートルほど低い位置にあったことなどを考慮しても、噴石の初速は時速約360キロで、登山者が多数いた山頂付近では、時速300キロ弱で弾道を描いて落下したと推計した。
「大きい噴石は他の石にぶつかるなどして割れ、細かくなって四方八方に飛び散るから、現場はまさに雨が降るように噴石が飛んできたとみられる」と金子助教。「新幹線並みのスピードで直径10センチの石がぶつかるのだから大変な衝撃だ。ヘルメットでも、とても防ぎきれなかったのではないか」と話している。
あの噴煙の中では想像絶することが起きていたんですね。
時間は元に戻せませんが、あの日が穏やかな秋晴れの絶好の登山日和ではなく悪天候の中での噴火だとしたら、これだけの犠牲者は出なかったかもしれません。
一方で、噴火後ほぼ5日間良い天気が続いたことで、救助活動がはかどった面もあったように感じます。
これから天候が崩れると泥流などの二次災害も懸念されます。
関係各位にはくれぐれもご安全に願いたいと思います。
下界では噴火予知やその情報発信に問題は無かったのかという議論がまたぞろ起きています。
誰かを悪者にしたがるマスコミの性癖でしょうか。
今後に向けて対策は当然必要でしょう。
ただ、我々は常に自然が人智を超える存在であることを認識し、謙虚に向き合うことが大事だと思います。
完全なる予知、完全なる安全対策などというものは無い物ねだりです。
「もしも・・・」を常に自分自身で考え備えることです。それでも「だから安全・・・」はありません。
改めて、今回亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、怪我をされた方々へお見舞申し上げます。
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<【御嶽山噴火】衝突時速300キロ 山頂に降った噴石>
産経新聞 http://www.sankei.com/ 2014年10月2日
御嶽山の噴火では、死亡確認された47人のうち46人が、噴石が頭や体にぶつかったことによる損傷死だったことが、長野県警の検視で分かった。東京大地震研究所の金子隆之助教(火山地質学)の分析によると、山頂付近では直径10センチ以上の噴石が時速300キロ弱のスピードで多数降り注いだとみられるという。
金子助教は、噴火翌日の9月28日にヘリコプターから撮影した御嶽山の画像を分析。噴石でできた穴の分布状況を調べた。
その結果、穴は噴煙の流れと同様、火口から北東に向けた方角に分布。火口から約500メートルの範囲で直径10センチ以上とみられる噴石による穴が、4メートル四方当たり平均10個以上確認された。さらに、火口から1キロ先でも直径50~60センチの大きさの穴が確認できたという。
金子助教は、直径10センチ程度の噴石を45度の角度で1キロ先まで飛ばすためのスピードを計算。今回の火口が山頂より200メートルほど低い位置にあったことなどを考慮しても、噴石の初速は時速約360キロで、登山者が多数いた山頂付近では、時速300キロ弱で弾道を描いて落下したと推計した。
「大きい噴石は他の石にぶつかるなどして割れ、細かくなって四方八方に飛び散るから、現場はまさに雨が降るように噴石が飛んできたとみられる」と金子助教。「新幹線並みのスピードで直径10センチの石がぶつかるのだから大変な衝撃だ。ヘルメットでも、とても防ぎきれなかったのではないか」と話している。