<イノシシ大暴れ?国宝建物の障子ビリビリ 大津・三井寺>
朝日新聞 http://www.asahi.com/ 2010年8月31日
滋賀県大津市園城寺町の三井寺境内にある国宝・光浄院客殿の障子戸4枚が破られているのが見つかったと31日、県教委が発表した。周囲の足跡からイノシシのしわざとみられ、寺は縁側にさくを並べ、獣が嫌うにおいを発する薬剤を散布するなど警戒を強めている。
光浄院客殿は慶長6(1601)年に建立され、1952年に国宝に指定された。県教委や寺によると、被害があったのは下半分が板張りの「腰高障子」と呼ばれる障子戸4枚。28日朝、高さ約1メートルの上半分の障子紙が破れたり、格子が折れたりしていたのを僧侶が見つけた。イノシシがジャンプして侵入しようとしたとみられるが、戸のすぐ内側についたてなどが置かれていたためあきらめたのか、中は荒らされず重要文化財の障壁画などは無事だった。
寺の滋野敬宣(しげの・けいせん)執事(50)によると、イノシシは以前からタケノコなどをねらって境内に出没。今年の出没頻度は例年以上で、庫裏の軒下の漬物たるがひっくり返されるなどの被害が相次ぎ、「以前より飢えている様子がうかがえる」と言う。
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人に噛みつくサルも騒ぎになっていますが、野生動物と人間の境界上での摩擦としての事件や話題が増えています。
このイノシシも相当イラついているのか、飢えているのか、新聞の写真を見る限りは、相当なジャンプ力と破壊力です。
野生動物の方は決して悪気があるのではなく、生きるために必死なんでしょう。
それにしてもヒトの世界も、動物の世界も殺伐さが増しているように感じます。
朝日新聞 http://www.asahi.com/ 2010年8月31日
滋賀県大津市園城寺町の三井寺境内にある国宝・光浄院客殿の障子戸4枚が破られているのが見つかったと31日、県教委が発表した。周囲の足跡からイノシシのしわざとみられ、寺は縁側にさくを並べ、獣が嫌うにおいを発する薬剤を散布するなど警戒を強めている。
光浄院客殿は慶長6(1601)年に建立され、1952年に国宝に指定された。県教委や寺によると、被害があったのは下半分が板張りの「腰高障子」と呼ばれる障子戸4枚。28日朝、高さ約1メートルの上半分の障子紙が破れたり、格子が折れたりしていたのを僧侶が見つけた。イノシシがジャンプして侵入しようとしたとみられるが、戸のすぐ内側についたてなどが置かれていたためあきらめたのか、中は荒らされず重要文化財の障壁画などは無事だった。
寺の滋野敬宣(しげの・けいせん)執事(50)によると、イノシシは以前からタケノコなどをねらって境内に出没。今年の出没頻度は例年以上で、庫裏の軒下の漬物たるがひっくり返されるなどの被害が相次ぎ、「以前より飢えている様子がうかがえる」と言う。
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人に噛みつくサルも騒ぎになっていますが、野生動物と人間の境界上での摩擦としての事件や話題が増えています。
このイノシシも相当イラついているのか、飢えているのか、新聞の写真を見る限りは、相当なジャンプ力と破壊力です。
野生動物の方は決して悪気があるのではなく、生きるために必死なんでしょう。
それにしてもヒトの世界も、動物の世界も殺伐さが増しているように感じます。