ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

表現の自由

2009年11月30日 | 時事
<【政党ビラ配布裁判】表現の自由、権利行使に配慮を>
産経新聞 http://sankei.jp.msn.com/ 2009年11月30日

 政党ビラを配布するためにマンションに立ち入った行為を有罪と認めた30日の最高裁判決。玄関ホール内にあるドアを開け、廊下部分にまで立ち入った行為について、「法益侵害の程度は軽くない」と、住居侵入罪の成立を認めた。

 問題となったマンションでは、管理組合の理事会で、東京都葛飾区の公報を除くビラなどの投函(とうかん)を禁じる決定がされており、張り紙もあった。

 こうした前提のもとで、最高裁は「政党ビラの配布行為は表現の自由の行使」と指摘。その上で、「表現の自由の行使のためでも管理組合の意思に反して立ち入ったことは、管理権を侵害し、住民の私生活の平穏を侵害するもの」と結論づけた。

 もとより、表現の自由が踏みにじられるようなことはあってはならない。最高裁も判決のなかで「民主主義社会において、特に重要な権利」と述べた。

 たしかに逮捕され、保釈まで23日間にわたって身柄を拘束されたことについては、「行き過ぎ」との見方も根強い。ただ、一方で、マンションの部屋とドア1枚を隔てた廊下に立ち入られ、ドアポストにビラを落とし込まれたことを不快に感じ、警察に通報した住民がいたことも間違いない。

 無罪としていた1審判決も、「居住者の心情への配慮をやや欠いている」と述べた。防犯やプライバシーへの意識が高まるなか、さまざまな考え方を持つ住民が住まうマンションなどでのビラ配布には「表現の自由」と「住民生活の平穏」のはざまで、配慮が求められているといえそうだ。(酒井潤)
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「政党ビラ」に「表現の自由」というのがそもそも馴染まないように思いますが、この解説記事にもあるように守るべきものと守られるべきものが立場によって微妙に異なることがこの問題の難しいところだと思います。

政党ビラが別の政党のものだったらどうだったんでしょうかね。
管理組合の規定は、「表現の自由」の前には無力なんでしょうかね。

少なくともビラを配る側の意思の中で、受け手となる人たちのことを考えているとは思えませんね。自らの権利行使の正当性に終始している印象です。
それがまた坊さんというところがどうも・・・ね。
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飲み物要らないからさ・・・

2009年11月29日 | 私事
<機内持ち込み規制に困惑 12月から荷物サイズ統一>
朝日新聞 http://www.asahi.com/ 2009年11月29日
  
 縦、横、高さの合計が115センチ以内――。国内線の旅客機の客室に持ち込める荷物のサイズが12月から各社で統一される。バイオリンなど楽器が持ち込めなくなる音楽関係者は、楽器ケースを作り直したり、航空会社側に「例外扱い」を水面下で求めたり。一方の航空会社は「特別扱いできない」と厳格な運用をする構えだ。

 「なぜこのサイズなのか。楽器への配慮が全くない」「いままで認められてきて、何の問題もなかったのに」――。航空各社でつくる定期航空協会の事務局(東京都港区)には、12月が近づくにつれ、音楽関係者からの問い合わせが相次いでいる。

(中略)

 これまで事実上、手荷物と同様に客室に持ち込めた楽器でも、「AB券」と呼ばれる専用チケットが必要になるケースが出てくる。

 AB券は、手荷物の規定から外れる荷物を持ち込む場合、自席以外の席を使うとして購入するもの。国内線は正規料金の半額(12月から日本航空と全日空の主な路線では一律1万円に変更)だ。

 大型楽器は別として、バイオリンやビオラといった比較的小型の楽器はこれまで、手荷物扱いとされることが通例だった。しかし今後ホルンのようにケースのサイズや形がいくつもあると、券が必要になったり不要になったりすることもある。

 欧米の航空会社は、文化活動への寛大さもあって楽器はお目こぼしされるのが一般的。演奏家に「(日本の新ルールは)国際標準からみても厳しすぎる」と映るのは、こんな理由からだ。

(中略)

航空会社は、演奏家の心配をぬぐおうと知恵を絞る。全日空は、無料で預けられる荷物の容量を増やし、バイオリンなどの楽器を収納するクッションつきの専用コンテナも用意した。日航も壊れやすい物用のコンテナを6種類備える。「どうしても客室に」というバイオリン奏者のためには、全日空が規定に収まる小ぶりなケースを貸し出す準備を進めている。

 また、各地の空港には規定のサイズが一目でわかる計量台が新たに計約200個置かれる予定だ。(吉田純子、佐々木学)
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いやぁ、オヤジにとっては切実な問題ですね。
オヤジの楽器は大した値段ではありませんが、基本的に預けた荷物は楽器であるとかどうかに関係なく配慮無しに扱われるに違いないという不安があります。
旅行用のスーツケースの扱いなんか見れば、悪いけど信用できません。
でも、その都度1万円ってのはまた辛い。

先日関西に楽器を持って行った時も、札幌の時に利用していた係員との手渡し預けにしようとカウンターでお願いしたら、そんな制度はとっくに廃止されてますと言われました。
じゃぁ、預けるとどういう扱いになるの?と訊くとエアキャップを巻きますけど・・・だって。勿論、機内持ち込みに変えましたよ。まだ11月で良かったけど、次は確実に引っかかるな。。。

楽器がエアキャップ巻かれた状態でコンベアに載せられてそれを受け取ることになる、これじゃプロアマを問わず楽器を持ち運ぶ演奏家からは不安と不満が出るのは当たり前でしょう。
航空会社としての事情もあるでしょうけど、規制すべきはもうちょっと違うところにあるんじゃないでしょうかね。

そもそも規定値限界いっぱいのキャスター付きスーツケースを盛んに売っているのは航空会社の関係会社もその一端じゃないですか。
自ら撒いた部分もあるタネ、もうちょっと細やかなサービスの配慮をしないと。
飲み物の押し付けサービスは要らないからさ。
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思い込み

2009年11月28日 | 私事
今日は関係会社の年次大会があって、そこに参加すべく去年と同じ会場に向けて、時間的には少し余裕を持って出かけました。
ところが・・・

会場の表示にはその会社の表示が全く無く、というよりも会場に向かう途中で誰も知った人に会わないところで気付くべきでした。
いやぁ、思い込みとは恐ろしいものです。

去年とは会場が違ってました。
おまけに正しい場所は、家からすぐ近くの場所。
40分という時間と、急遽向かった正しい場所へのタクシー代を無駄に散財しました。

何度も事前に周囲に確認する機会があったのに、「昨年と同じ会場」と思い込んでしまっているから、その会合については話をしても場所については一切話しをしてなかったんです。

いやぁ、大ボケでした。
とりあえずギリギリでも開会に間に合っただけ良かった・・・
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普通

2009年11月27日 | 戯言
<【日航再建】「経営問題と年金は別」「公的資金使う必要まったくない」 OBがバッシングに反論>
産経新聞 http://sankei.jp.msn.com/ 2009年11月27日

 日本航空の経営再建では企業年金の支給額引き下げが大きな焦点となっている。日航は退職者らOBに支給額の3割削減を求めたが、OBで組織する「JAL企業年金の改定について考える会」の世話人らは27日、産経新聞の取材に対し、「企業年金を悪者にするのはおかしい」と訴え、経営再建のために企業年金の削減を最優先しようとする日航や政府の対応に強く反発した。

 「日航と年金基金は別組織。年金基金は正常に運営されている。日航の経営と同列に扱われるのは心外だ」。(以下略)
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お気持ちは解らないではありません。
でも、全ては会社が健全に存続して会社負担分を拠出できてこそ成り立つ話で、この会社は「既に死んでいる」状態なんです。それを誰が無くなったら混乱が生じるとか、必要だと感じるのかは解りませんが、無理やり延命させ復活させようとしているのが現状です。
そこで会社の存続を大前提にした議論をされても、やはり説得力はありません。
会社が潰れれば、全てがパァ!ってのが普通なんです。

周囲からのバッシングもある意味お気の毒だと思います。
でも、これだけ世間に取り上げられて社会問題になるだけでも恵まれているとも言えます。
何を言ってもどうしようもない・・・って、ひっそり泣き寝入りするのが普通なんじゃないでしょうか。

やっぱりJALは普通の会社ではない、という意識が大前提なのでしょうか。
「普通」が良いか悪いかは別の話ですよ。
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ちょいと疲れた

2009年11月26日 | 私事
今日はちょいと疲れました。

仕事も勿論、その後2週続けてオーケストラの練習に遅刻して出席しましたが、これもまたちょいと疲れました。

伝えたつもり、伝わったつもり、しかしてその実体は・・・ホントにコミュニケーションは難しいもんです。

解っちゃいるけど、時たまそれを改めて痛切に感じる時があるんです。

今日はその日だったかな・・・
残念ながらあまい良い意味ではありませんが。

ま、サラっと流して明日も楽しくやろうっと。
でも疲れたなぁ(爆)
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若すぎる・・・

2009年11月25日 | 時事
<吉本興業のタレント、亀山房代さんが42歳で死去>
産経新聞 http://sankei.jp.msn.com/ 2009年11月25日

 吉本興業所属の人気タレント、亀山房代(かめやま・ふさよ)さんが23日、心室細動のため、神奈川県内の病院で死去したことが分かった。42歳だった。葬儀・告別式は近親者で済ませた。後日、お別れの会を開く。

 相愛女子短期大学に在学中、吉本興業でアルバイトをしていたときに、上司から「タレントに向いている」とすすめられ、昭和61年、NSC(新人養成所)に入り、卒業後は「心斎橋筋2丁目劇場」を中心に活動。毎日放送「4時ですよ~だ」などテレビにもレギュラー出演した。

 漫才コンビ「ザ・ぼんち」を解散した里見まさとさんに誘われ、平成元年、漫才コンビ「里見まさと・亀山房代」を結成、実力派漫才コンビとして評判となり、10年、上方漫才大賞を受賞した。

 13年に結婚、妊娠したためコンビを解散。産休から復帰した後は、テレビ番組のコメンテーターや性教育に関する講演などで活躍していた。
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かなり久しぶりに仕事上でムカツキました。
仕事の性質と立場上、だからといって決してキレてはいけないし、ムカつきを表に見せてはいけないのですが、結構顔に出ていたと思います。

ま、そんなムカつきも生きていればこそ。
この記事は「吉本の亀山・・・」の見出しですぐ目について、オヤジにはショックでした。

一度、「里見まさと・亀山房代」の漫才を生で観ました。
関西系テレビでも時折見かけました。
芸人というよりは才女の印象がありました。
ある意味吉本らしくないキャラクターだったのではないでしょうか。

記事を見る限り、お子様もまだ小学生の中学年程度でしょう。
ご家族の悲しみも深いものがあるとお察しします。
ホントに若過ぎる・・・
ご冥福をお祈りします。合掌。
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楽しみです。

2009年11月24日 | 音楽
スターウォーズの音楽だけで演奏会をやる音楽団体の不定期演奏会。
なんだかんだ、オヤジの関西での旧知のメンバーがいっぱい関わっています。
この2010年の演奏会に、わざわざ仙台から関西まで出かけることになりました。


ウ、マズイ・・・
今さら気付いたけれど、仙台のオケのキモの練習日とこの演奏会本番がモロにかぶっとる・・・
今のうちに仙台の方を謝って代役をお願いしておこう。
ごめんなさい。

謝ってもこちらに行きたい、オヤジ自身にはとても意味のあることなんです。
昨日、今年唯一練習に出られる機会だったんで、楽器を抱えて関西までエッチラオッチラと行ってきました。

間違いなく、楽しいステージになりそうです。
とはいえ、物理的にも本番まであと1回練習に出られれば御の字か。
となると、自分自身でシッカリと練習、映画も改めて観ておかなければいけませんわ。(汗)
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ガッカリだよ。

2009年11月23日 | 戯言
<スパコン予算、復活含め再検討へ 仙谷行政刷新相>
朝日新聞 http://www.asahi.com/ 2009年11月23日

 仙谷由人行政刷新相は23日、「事業仕分け」で事実上の凍結とされた次世代スーパーコンピューター推進事業について、事業の復活を含めて再検討する考えを示した。島根県隠岐の島町で、記者団の質問に答えた。

 仙谷氏は、研究者らから仕分け結果に批判が出ていることを挙げ、「見直しという問題提起があったわけだから、専門的に検討しなければならない。全額予算計上見送りになるかどうかは、これからの検討次第だ」と語った。

 スパコンについては、菅直人副総理も22日のNHK番組で「見直すことになる。全部もう一回、政治のプロセスにかける」と述べていた。仕分けの結果は今後、主要閣僚が参加する行政刷新会議の親会議で政治判断される。

 一方、菅氏が10年度中にも導入する考えを示した環境税について、仙谷氏は「なるべく早く政治的にチャレンジすべき課題だ」と、早期導入に前向きな姿勢を示した。

 ただ、10年度当初に見込まれる暫定税率の廃止とセットでの導入については、「産業活動が落ち込んでいるから、マイナスの方が大きいという判断であれば、できないかもしれない」と語った。

 仙谷氏はまた、事業仕分けの対象になっていない分野でも行政のムダを洗い出すため、国民や国家公務員の声を直接聴く制度を、12月上旬にも新たに始める意向も明らかにした。(山尾有紀恵)
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オヤジも取り上げ、コメントもいただいております。
貴重なコメントをいただいた皆様、本当にありがとうございます。
民主党の根本の問題かもしれませんし、競争の軸を変えれば大した問題ではなくなるのかもしれません。
また、マスコミからの情報ソースだけでは視点に偏りがあるのも否めません。

ただ、オヤジが引っ掛かったのは、こういった分野で2番でいいんだという考え方なんです。
最初から世界との競争に勝とうと思っていないことにガッカリしたのです。
軍拡競争じゃありません。科学の最先端である必要はないと一応先進国を自負する国の国会議員が目の前の予算のために平気で言うことにガッカリしたのです。
そういう議員を選んでしまった、支持してしまったことにもガッカリしたのです。

予算を厳しく見直すことは大いにやっていただきたいし、今回の再検討も是非していただきたいと期待しています。
期待をしているだけに、あまりガッカリさせないで欲しいなと思うのです。
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まだ解ってない

2009年11月22日 | 戯言
<日航の年金、OB3割減に縮小案 現役は5割、同意取り付け狙う>
日本経済新聞 http://www.nikkei.co.jp/ 2009年11月22日

 日本航空が、経営再建にあたり最大の懸案となっている企業年金の減額について、現役社員の給付額を加重平均で5割減、OBは同3割減とする案を検討していることが分かった。ただOBの一部は減額そのものに強く反対しており、情勢は流動的だ。

 これまでは現役社員にもOBにも5割程度の減額を要請する方針だったが、OBから強い反発が出ていた。OBの減額幅を縮小することで必要な同意を取りつけたい意向だ。
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「事業仕分け」の話題が大きくてJALの話が何となく霞んでいますが、この会社を「仕分け」すれば経済原理に照らして一回会社しては区切りをつけて出直しってのが、今の民主党の仕分けの立ち位置からすれば簡単に出てくる結論だと思うんですけど、別の強い力学が働いているんでしょうかね。

確かに当事者であるOBにとっては老後生活がかかるシビアな問題です。
でも、それもこれも会社が健全に存在してこそ実現されるべきもの。
OBだけでなく会社もコトの重大さがまだ解っていないように思えてなりません。
何しろ千億円単位の融資が半年ほどで消えてしまう会社ですよ。

5割を3割にまけて何とか・・・ってな話ではないと思うんですけどね。(呆)
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フェアプレー

2009年11月21日 | 時事
<【サッカーW杯欧州予選】FIFA、再戦を認めず フランス-アイルランド戦>
産経新聞 http://sankei.jp.msn.com/ 2009年11月20日

 国際サッカー連盟(FIFA)は20日、ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会欧州予選、フランス-アイルランドのプレーオフ第2戦の再戦を行う可能性を否定した。

 同試合は18日にパリ近郊で行われ、フランスが2-1で勝ったが、決勝点を決める直前にアンリがハンドの反則を犯したとして、アイルランド協会が再試合の実施を求めていた。

 これに対し、FIFAは「試合の結果は変わらず、再戦は行わない。競技規則にはっきりと記載されているように、試合中の主審の判定が最終的なもの」という回答を出した。(AP)
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まずは他人事だから冷静に見られます。

これが日本が絡んでいたら、そうはいかない。そりゃ、アイルランドでは大変でしょう・・・ということは解ります。

今回のハンドをした選手の発言を記事で読んでいても、フェアプレーとは何か、世界では決して同じ感覚ではないということが解ります。日本がアジアでアラブ諸国と試合をしている時にもその違いを強く感じます。

増してや個々の競技者レベルとなるとその価値観は相当多様になるのは想像に難くありません。その上さらに損得が絡んでくるとなると、もう日本人が大好きな正論が通る世界ではないのだろうなと感じます。

FIFAが言う様に、審判の判定を最終的な拠り所にしないと、競技自体が成り立ちません。だからこそ、審判にはフェアが求められますが、それとてサッカーには明確にホームとアウェイがあるように、他の競技以上にフェアに「含み」があります。
実は世界全体への普及度が高いミソが競技のシンプルさに加えて、このフェアに対する「含み」なのかもしれません。

ちなみに実際に判定した主審は、全くお咎め無しなんでしょうか。
自分の見たものだけでしっかり判断したとすれば、アンフェアではなく、ただの見落としというミスが責められるレベル、それもやむを得なかったかどうかはあの世界トップレベルのスピーディなプレーの中では・・・何とも難しいことです。

やっぱり他人事なんだなぁ。
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パトロン

2009年11月20日 | 戯言
<オーケストラ連盟、仕分けに意見書 予算減は「非常識」>
朝日新聞 http://www.asahi.com/ 2009年11月20日

 行政刷新会議の「事業仕分け」に対し、国内30団体が加盟する「日本オーケストラ連盟」が19日、見直しを求める意見書を文部科学省に提出した。「経済効率や数値で示される成果、効果だけを優先する」もので、「世界の通念からも非常識な結論」「国、地方公共団体そして民間からの支援もなければその水準を維持できない」としている。

 「事業仕分け」では、新国立劇場(東京・初台)の運営財団に業務委託をしている「日本芸術文化振興会」をはじめ、芸術家の国際交流や、学校への派遣などに対する一連の文化事業予算を大幅に削減するとしている。
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スパコンの話だと詳しいことはオヤジにもよく解らない面があるのですが、こういったテーマだとオヤジも解る分野なので、無駄の削減をハキ違えている点が今回は多分にあることが見えてきます。

オーケストラ連盟の意見書の中身自体が解らないので、記事に書かれている限りではありますが、この分野は民間だけでは成り立たない分野であることは「世界の常識」です。
ここは最先端技術は常にNO.1を目指していなければ意味がないことと同じレベルの「常識」じゃあないでしょうか。
だからこそ、先進国や発展を遂げている国は、国家の大計の中で国家自体がパトロンの役割を果たしているケースが多いのです。

その国の将来の発展に向けて、どの分野をどのように発展させていくか、そのために限られた資源をどう配分し、有効活用していくのか。
そこで民間に任せるべきものと、国が関与すべきものをどのように整理するのか、その点で政権交代後の2か月を見ると、実際の動きの中からは国家戦略が見えてきません。

見えているのは高速道路を無料にして、郵政は国の管理に戻して、中小企業の借金は約束通り返さなくても良いようにして・・・、直近の自民党が推し進めたことをかつての利権者のためにとにかく元に戻してみたいなことばかり。
確かに今すぐは嬉しくないと言えばウソになりますが、この国の将来を思うと国家自体の存亡に関しては自民党時代よりも危うい面も透けて見えます。

選挙公約遵守は確かに大事ですが、民主党大勝の背景には「細かい中身には異論はあるが、閉塞感打開のためにとにかく変化を」という期待による支持が大きかったことを民主党自身が忘れてもらっては困ります。
結局は「無駄の削減」を錦の御旗にしながら、自分たちがやりたいことはお手盛りになっているからこその予算オーバーだということを自覚すべきです。

もっとも、文化芸術には造詣の深い総理ですから、莫大なご自身の資産で国ではなく総理自らがパトロンになるというのだったら、それはそれで素晴らしいことだと思いますよ。(笑)
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2位では駄目なんです。

2009年11月19日 | 戯言
「世界一を目指す理由は何か。2位では駄目か」

事業仕分け作業の中で、世界最速のスパコン開発に関わる予算の仕分け作業で出た国会議員の発言です。
あの、説明者の発言を遮って追い込むような質問を連発した議論のプロ?の方ですわ。

「2位では駄目か」・・・
はぁ?・・・2位を目指して頑張る競争がありますか?
最先端技術は競争ですよ。血を流さない「戦い」です。1位だから「最先端」という「価値」があり、成果をしっかりと得ることができるんです。

1位を狙って競って心ならずも2位に甘んじるなら解りますが、決勝戦は最初から負けて2位になればいいんだなんて競争はあり得ませんよ。
2位は単に「先端」だというだけ、1位の「最先端」で代用できるんですから、「価値」は半減以下、成果はどれだけ期待できるのか。

勿論、無駄な予算はどんどん削るべきですが、何を「無駄」とするのかは議論の余地はまだまだありそうです。
少なくとも夢も希望も取り去って、弱者を声高に叫ぶ人たちにバラ撒くだけの国の国力が発展するとはとても思えません。

それにしても質問の仕方とか態度とか、何か感覚がズレているというか、その発言態度に傲慢さを感じるというか、才女なんでしょうけどね・・・
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関西の3空港

2009年11月18日 | 時事
<橋下知事が伊丹空港で大胆プラン 23年関空と統合、47年廃港>
産経新聞 http://sankei.jp.msn.com/ 2009年11月18日

 関西国際空港のハブ(拠点)化を目指す大阪府の橋下徹知事は18日、関西3空港についての自らの将来計画を明らかにした。2年後の平成23年をめどに関空と伊丹(大阪)を経営統合し、47年に伊丹を廃港にするという行程まで盛り込んだ大胆な内容で、同日開かれた北摂市長会で提示した。伊丹空港の地元からは反発も予想されるほか、国土交通省など、関係機関にも波紋が広がりそうだ。

 計画書では、成田や羽田空港の需要予測も分析したうえで、関空の優れた空港機能を強調。関西3空港を「選択と集中」の考え方で関空と神戸空港に集約するとしている。23年には関空と伊丹の経営を一体化し、伊丹の収益を赤字に苦しむ関空に投入し財務構造を改革するという。

 また、47年には関空と大阪市中心部を7分で結ぶ「関空リニア」を整備。同時に伊丹を廃港にし、跡地の売却益をリニア整備にあてる想定で、伊丹跡地は英語や減税の特区制度を活用した国際都市にするという。

 計画書には「大胆な発想の転換なくしては実現できないものも多い」と付記。「地域主権に向けたたたき台にしたい」とする注釈もつけている。

 この日、橋下知事は、家族の新型インフルエンザ感染で公務を休んでおり、木村慎作副知事が伊丹空港周辺などの7市が集まる北摂市長会に代理出席し、計画を明らかにした。北摂市長会会長の浅利敬一郎・豊中市長は「兵庫県側の首長も含めた大阪国際空港周辺都市対策協議会(11市協)としての対応も必要。まずは橋下知事に説明を求めたい」と戸惑いを見せていた。
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空港過多は皆が認めています。
でも、だから自分にとって利害の大きいところを廃止するとなると困るとなって膠着状態が続いています。
これを裁定するには、波風は立ってもより広域なエリアを束ねるリーダーが確固たる意志で進めていくしかありません。

その点で橋下知事がまずタタキ台として具体案を提示したことは正論だと思います。

また、そこでかねて持論である伊丹廃止の方向を打ち出したのも、そもそも関空が伊丹廃止を前提に建設されたことからも極論ではない頷ける話です。

確かに利用者の立場からすると、伊丹の方が利便性が高いのですが、騒音の関係で離発着時間に制約があることなど、細かく見ると将来にわたっての発展性には疑問符が多いところで、関空が伊丹と比較すると劣っている面をどう補うのか、また伊丹廃止による地元の経済ダメージをどう補うのか。

ワクワクする部分と、現実にどうするんだという部分、是非タタキ台の案に反対であれば具体的な対案をもって、どうすれば全体最適が実現できるのか前向きで実のある議論が展開されることを願っています。
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価値破壊

2009年11月17日 | 戯言
明後日がボージョレ・ヌーボーの解禁日ですね。

ほんの2年前くらいは季節モノでもあり、確かにワインとして価値あるというより話題性ではありましたが、2000円前後の価格帯が相場でした。

それが今年はいよいよアメリカ系のSMが890円で売り出すそうですよ。
国内最大手も980円だそうです。
あっという間にデイリーワイン並みの価格になってしまいました。

消費者にとっては嬉しいことかもしれません。ちょっと前まで2000円前後を払わなければ飲めないものがわずか890円で買えるんですから、お得感満喫です。
でも、来年からは890円が基準になります。お得感は無くなります。

となると、ギョーカイでも囁かれ始めていますが、これで来年はボージョレ・ヌーボー解禁というワインとしてヤマとなるマーケットは日本では消滅するでしょう。

デイリーワインと同じような価格であれば、未熟な新酒ではなく、それなりの味わいのあるワインを飲めば満足感は高いはずです。
もう2000円を払って飲もうという需要は起きようがありません。
890円、980円で当たり前のように売られることを知ってしまったのですから、世界で騒がれている新酒をちょっと高めだけど楽しもうなんて考えは成り立ちません。

これぞ「価値破壊」。
この争いでの勝者は実は誰もいません。
短期的には消費者がメリットを享受するかもしれませんが、結果として経済全体がシュリンクすれば、消費者の収入もそれに応じてシュリンクするから、メリットどころかそのレベルでなければ購買できないところに消費者も追い込まれてしまいまかねません。
デフレスパイラルの悪循環です。

明後日、我が国最後のボージョレ・ヌーボー解禁を名残惜しく楽しみましょう。
さらば、ヌーボーフィーバー・・・
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誰のため・・・

2009年11月16日 | 戯言
<2次補正額、亀井氏拒否で白紙「2.7兆円では足りぬ」>
朝日新聞 http://www.asahi.com/ 2009年11月16日

 連立与党3党の党首級による基本政策閣僚委員会が16日開かれ、17日に閣議に報告される今年度第2次補正予算案の編成方針に、規模を明示しない方針を決めた。菅直人副総理は1次補正予算で凍結した2.9兆円のほぼ全額にあたる2.7兆円をあてる考えを示したが、国民新党の亀井静香代表が「足りるわけがない」と拒否し、原案から数字を削除させたためだ。

 菅氏は同委員会後、記者団に「当初、2.7兆円は原案に入っていたが、最初からそういうことを決めるべきじゃないという意見が強く出たので、表現からは外した」と説明した。亀井氏も「額なんて決めるなと言った。上限なんて付けないで国民生活にとって必要な補正はきっちりやる」と述べた。

 このため、17日には予算関係の閣僚委員会と閣議が開かれるが、予算規模額を除いた形での編成方針が了承されることになる。ただ、予算編成作業は予定通り進める。今後は菅氏と関係副大臣などによる「経済対策チーム」を設けて補正予算に盛り込む施策などを検討し、今月末をめどに追加経済対策として閣議決定でとりまとめる方針だ。
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連立を決めたのは国民の多数の支持を得た政党ですが、その連立先は必ずしも支持されたとはいえない少数政党です。
それが少数意見を見過ごさないために有効であることは否定しませんが、この大臣の発言を記事で見る限り、自分がマジョリティの支持を得た代表のような錯覚をされているようで、懸念を覚えます。

勢いのある方だとは思いますが、目先のことで派手なパフォーマンスすることに重きを置かれているようで、将来のことはあまり考えられていない印象です。
自分が折角政権に入ったのだから、その間に「自分の」やりたいことはやってしまおうという意図が結構露骨に見えます。

やりたいことをやるというのは政治屋としては至極普通のことでしょう。
ただ「国民のため」という言葉で「自分のため」にやるべきことをゴリ押しする姿勢はいかがなものか。

この人は国家財政のツケは次世代にシレっと付け替えるつもりなんでしょうな。
後のことは後の人が考えること、今だけが大切なんでしょう。
「責任」という言葉を差し上げたいですな。いや、ひょっとすると「責任」とは「やり逃げ=辞めればいいんでしょ。」とシレっと差し替えられちゃうか・・・
コメント (1)
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