オヤジの世代はそれこそ節目の新たな商品やサービスでライフスタイルが目まぐるしく変わった時代だったと思います。
東京と大阪の間の鉄道。それまで6時間半かかっていたものを半分以下の3時間10分にした新幹線。
今は2時間半とさらにスピードアップしていますが、それまでの半減以上というスピードアップはまさに非連続のイノベーションで、今は当たり前ですが東京=大阪間が日帰り圏内になったことは凄いことでした。
今の「ながらスマホ」も突き詰めていけば、ウォークマンこそ歩き「ながら」の原点でした。
その他の百選の顔ぶれを見ていてオヤジが感じるイノベーションの代表は「回転寿司」だと思います。
オヤジは小学生の頃は父に所謂お寿司屋さんに連れて行ってもらい、カウンターで注文しながら職人さんの握るお寿司を手でつまんで食べていました。
それこそ月に1回あるかないかの贅沢でした。
それを回転寿司が寿司そのものを贅沢品からエコノミーな普段着の食べ物にし、職人さんの暗算でそれなりだった会計が誰にでも判る極めて明朗会計になり、1人の職人完結ではなく機械がシャリを握りパートさんがネタを載せてベルトコンベアがお客様のところまで寿司を運ぶというシクミを作り上げ、まさに「寿司」の常識をひっくり返すイノベーションだったと思います。
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<「戦後日本」の代名詞は…新幹線にウォークマン 「発明百選」公表>
産経新聞 http://sankei.jp.msn.com/ 2014年6月18日
公益社団法人発明協会(会長・庄山悦彦日立製作所相談役)は18日、産業や経済の発展に大きく貢献した「戦後日本のイノベーション100選」の第1弾として、新幹線やウォークマン、インスタントラーメンなど38件を選んだと発表した。
同協会はインターネットなどのアンケートの得票数で10件を選び、ほかに時期を高度経済成長までと限定し、発明や事業から28件を選定した。
投票では、昭和39年に開業し50周年を迎えた新幹線や、ソニーが54年に発売したウォークマンが上位に入った。33年に登場し、世界で年間1千億食以上が消費されるまでに広まったインスタントラーメンや「マンガ・アニメ」「家庭用ゲーム機・ゲームソフト」も選ばれた。
高度成長期までの選定には「小型(軽)自動車」やブラウン管テレビなど産業を牽引(けんいん)した商品のほか、回転ずしやカラオケも選ばれた。
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「戦後日本のイノベーション」は次の通り。
【アンケートで選ばれた10件】内視鏡▽インスタントラーメン▽マンガ・アニメ▽新幹線▽トヨタ生産方式▽ウォークマン▽ウォシュレット▽家庭用ゲーム機・ゲームソフト▽発光ダイオード▽ハイブリッド車
【高度経済成長期までの28件】魚群探知機▽溶接工法ブロック建造方式▽フェライト▽ファスナー▽鉄鋼一貫臨海製鉄所▽自動式電気炊飯器▽トランジスタラジオ▽コシヒカリ▽回転ずし▽公文式教育法▽小型(軽)自動車▽スーパーカブ▽ヤマハ音楽教室▽リンゴ「ふじ」▽人工皮革▽電子式卓上計算機▽自脱型コンバインと田植機▽カラオケ▽自動改札システム▽柔構造建築▽郵便物自動処理装置▽LNGの導入▽クオーツ腕時計▽ブラウン管テレビ▽脱硫・脱硝・集じん装置▽電界放出型電子顕微鏡▽CVCCエンジン▽コンビニエンスストア