年齢が問題なら、野球の山本昌投手だって同じこと。
選手生命が明らかに昔と違って伸びてきている中で、年齢が軸となった議論をすることに違和感を覚えます。
「引き際の潔さ」という信念があれば、現役への執着とそのための壮絶な努力にもまた信念があるはず。
かつてホームランを30本打てなくなったからと潔く引いた王さんに対して、生涯一捕手と現役に執着した野村さんのことを思い出します。
議論されるのであれば、その場のプレーの質であるべきでしょう。
そしてプロ競技ですから、「興行」は必要です。
少なくとも、見てて痛々しいプレーになっていないかどうかだと思います。
オヤジもシロトですが、カズのプレーが痛々しいとは感じません。
外野の反応も様々ですが、それぞれ強い信念を持ち、実績を上げてきた方々だからこそのやりとり。
その中でオヤジもカズの返しは絶妙だと感じました。
周囲が何と言おうと引退するかしないかは本人が悩みに悩んで決断することなんだと思います。
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<セルジオ越後、張本勲に強力「アシスト」 「カズへ引退勧告」を大擁護>
ニフティニュース J-CASTニュース配信 http://news.nifty.com/cs/ 2015年4月23日
野球評論家の張本勲さん(74)が、「キングカズ」ことサッカーJ2・横浜FCの三浦知良選手(48)に「引退勧告」した問題が、波紋を呼んでいる。
批判を受けてか、張本さんが勧告を撤回し、一件落着するかに見えたが、今度は、ご意見番として知られるサッカー解説者・セルジオ越後さん(69)が、コラムで「引退勧告」を擁護。騒動は新たな局面を迎えた。
「『興行』にこれほど騒ぐことない」
「引退勧告」は、情報番組「サンデーモーニング」(TBS系)の2015年4月12日放送回で飛び出した。三浦選手がJリーグ最年長得点記録を更新したというニュースをうけ、出演者の張本さんが「カズファンには悪いけどね、もうおやめなさい」「(J2は)野球で言えば2軍だから、2軍で頑張ってもそんなに話題性がない」とコメントしたのだ。
放送後、ツイッターには批判意見が数多く投稿された。時を置いて、「ナインティナイン」の岡村隆史さん、「ダウンタウン」の松本人志さん、元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂さんも、出演番組を通じて「引退勧告」を批判した。
一方、三浦選手は14日に記者団から問われ、「激励と思って頑張ります」「引退しなくていいと言わせてみろ、という思いで言ってくれたと思ってやります」と絶妙の切り返しを見せた。
三浦さんの態度を見て考えを改めたのか、張本さんは19日放送の「サンデーモーニング」で「こんなこと言う人いるのかね?男らしいというか、腹がすわっているというか」と発言を一転させた。
ネットでもややネガティブに受け止められた感のあるこの「転向」だが、21日、張本さんに心強い(?)味方が登場した。
セルジオさんが21日、講談社の運営するサッカー専門サイト「ゲキサカ」に寄せたコラムで「引退勧告」を擁護したのだ。
コラムはマスコミやサッカー界への批判を中心に構成され、「カズに責任はないよ」と綴られている。
どうやら、三浦選手を持ち上げすぎるマスコミ、三浦選手に引退を促せないサッカー界に「喝」を入れたいらしい。
ただ、全体を通して文は「激辛」だ。
「結果が出ていないFWが契約され続けて、48歳で(得点を)取って記録作っているのはあくまで『興行』」「『興行』にこれほど騒ぐことはないよ」と三浦選手の記録更新はあくまで「興行」という見方を示した。
加えて、「いい人は結果が出なくてクビ切られて、『年取った人は大丈夫』ではいけないだろう」と苦言を呈し、「張本さんが言っている意見をサッカー界が言えないことが問題だと思う」とまで指摘している。
最後に、「サッカーメディアは日本代表のハリホジッチ監督(原文ママ)に結果を求める一方で、『興行』を盛り上げてしまっている」「日本がもっと強くなるためにメディアはもっと考えた方がいい」と書いている。
「セルジオさんいいこと言ってる」の声も
ネットでは、
「100%違う。張本はサッカーの事なんか興味ない」
「これじゃ後出しジャンケンです」
とセルジオさんの意見に反対する声も多い一方、
「その通りすぎる。これはさすが」
「セルジオさんいいこと言ってる」
と賛同の声も出ている。
「興行」か「勝負事」か、セルジオさんの問いかけはサッカーファンにもある程度受け止められているようだ。
さらに、サッカー関係者も反応。
サッカージャーナリストの河治良幸さんは22日、ツイッターで「確かに。張本さんの反感はJ2の認識違いが大きいとは思いますが。ただ今は(カズは)戦力だと思う」と一部で反論した。
朝日新聞高松総局の公式ツイッターアカウントも同日、「サッカー解説者のセルジオ越後さんのご意見にはメディアの一員としていろいろと考えさせられます」とツイートした。