歯科医師国家試験

2009-03-26 23:06:43 | 歯科医療
今日のテレビを見ていますと東京など関東は雪がちらついていましたネ。「なごり雪」じゃないですか。昭和の名曲の世界が東京にはまだ今日はありました。東京駅発のブルートレインはなくなりましたが・・・です。

「なごり雪」のあとはいよいよ歯科医師国家試験合格者発表です。歯科医師の場合過剰といわれて久しいですが、歯学部入学定員の方の削減は進んでいません。歯学部の場合、全国29歯学部ありますが、私立大学が多く経営上入学定員の削減は即経営に直結しますので、なかなか出来ない。歯科医師の増加を抑えるには、入り口はなかなか抑制できないので、出口を締めることになります。

厚労省はいろいろハードルを高くしてきています。在学中にCBT,オスキーというものを入れてきて、これに合格しないと臨床見学実習(ポリクリ)に入れなく留年します。歯学部6年間のカリキュラムを終了して卒業ですが、ここで国試の関門があります。国試に合格しないと1年間の臨床研修に入れません。すなわち歯科医師になれません。

国試は本来資格試験なのに、今は禁忌肢問題を「地雷」として試験問題の中に入れてきて、この「地雷」を2回はいいのですが3回踏むと、すなわち禁忌肢問題を3問間
違えると、他の問題全問正解でも国試には落ちるのです。とんでもないことが今行われています。まさに国家によるいじめです。

国試は春の一度きりですので、禁忌肢問題3回間違えると1年棒に振ることになります。歯科医師を目指している若者がかわいそうになります。なんでそこまでやるの?かつてなんの展望もなくただ申請された歯学部や歯科大学増設を許可してきた行政のツケ(失政)を前途のある若者が払わされているのです。

お役人さんは何の責任も取りません。いつの時代もこの構図は同じ。国立大学歯学部に在学中の私の娘もいずれは国試を受けることになります。「歯学部は出たけれど・・・」にならないようハッパをかける今日コノゴロです。
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