来年度の診療報酬改定

今日、２年ごとにある保険診療の診療報酬に関しての新しい改定が発表されました。診療報酬本体では＋０．４９％で各科では、医科＋０．５６　歯科＋０．６１　調剤＋０．１７まさにスズメの涙です。

スズメの涙なのに、薬価が－１．２２％　材料価格が－０．１１％で合計－１．３３％。でトータルとしては－０．８４％になるようです。

資本主義の国であるはずの日本ですが、保険診療に関しては国家が価格まで決める完全な社会主義の統制経済です。市場経済とうたいながら、やってることは社会主義。日本という国が世界中の国の中で、一番共産主義の国に近いのかのしれません。昔の１億総中流なんて、共産主義のユートピアの世界です

診療報酬はほとんど動きがないですが、補正予算を含めると来年度の予算総額は１００兆円だそうです。税収が５見込み５６兆円だといいますから、何で１００兆円の予算を組めるのか。いつものことですが不思議です。国の借金が１０００兆円を超えているのに、どこからお金を調達するのでしょうか？日銀が日銀券を刷り、財務省が国債を発行し、それを日銀が買う。これっておかしくないですか？いつかはこんなバカげたサイクルは破綻です。

来年夏、参議院選挙があります。投票率の高い高齢者の方たちを優遇した予算を組みました。選挙目的とはいえ大盤振る舞いの予算です。無い袖は振れないはずですが・・・・です。