180313 気持ちと体の安全・安心 <気持ちよく働くためには・・>と<ヨガのトラブル>を見聞きして
今朝のNHKおはよう日本で、<健康志向の高まりで人気の”ヨガ” でもその陰でトラブルが急増>が放送されていました。
私自身は太極拳を昔、少し経験したものの、ヨガは一度もありません。インド人が行うヨガは人の体がもつ柔軟性を超えた自然の一部としての魅力を感じさせ、あるいは座禅とは形態において異質なものですが、それと似たような心の豊かさ、あるいは空の世界を体現してくれそうで、いつかは挑戦しようと思いながら、現在に至るも経験がありません。
ところで、ヨガブームはなんどか起こっていますが、現在も結構人気が高まっているようです。その一方でトラブルも起きているというのが報道の内容です。無理な体勢をとることについて、インストラクターが適切な人体(多くは骨格でしょうけど、神経系もあるでしょうね)に対する知識がないまま、集団指導していることから、ときに骨折などの異常が生じることが起きていることが判明したとのこと。
対応としては、理学療法士の資格を取得したヨガ・インストラクターの人が、安全講習を自主的に始め、たしか120名くらいのインストラクターが参加して、実地研修を行っていました。私も、以前長く理学療法士の治療を受けていたことがありますが、体の動きとその異変について、一定の知見をもち、その予防や治療をマッサージを含め多様な方法で行ってくれ、勉強になりました。スポーツ選手への指導も行っていましたね。
ただ、ウィキペディア情報では、<診療の補助として理学療法を行う[1]ことが主な業務であるが、一般には、加齢、事故などによる身体機能障害からの回復目的のトレーニングを行わせたり、脳卒中での後遺症が残った者、運動能力発達の遅れがみられる新生児ら、循環器・呼吸器・内科・難病疾患などの身体的な障害を持つ人に対して、医師の指示の下その基本的動作能力の回復を図ることを目的に、運動療法や物理療法を行わせる者をいう。>とどちらかというと、リハビリを中心に業務を行っているように思えます。とはいえ、そこで実践的に得られる情報はおおくの健常者にも役立つと思うのですが、さほど情報共有ができていないように思います。
私自身も、ベッドに横なって、体を動かしてもらいながら、いろいろ情報を得るのですが、どうも記憶に残らないままでした。これは私の問題ですが。
なにかよりよい情報のアウトプットなり、共有の仕組みができるといいのですが・・・
ともかくヨガは安全・安心なものと、安易な気持ちで取り組むのは危険だと思います。個別にきちんと指導を受けていれば別ですが、インストラクターの指導で、みんなと一緒に見よう見まねで同じような体の動きを無理にしていると(無理と思っていなくても体の内部は悲鳴をあげていることもあるでしょう)、劣化している骨や神経筋など、微妙な人間の体はいつ閾値を超えて破壊されるかしれません。要注意ですね。
ところでヨガは多くの場合、気持ちよく働くための、リラクゼーションとしての機能などもあると思うのですが、日常的に簡単にできる方法が毎日の昨日夕刊に掲載されていましたので紹介したいと思います。
<どうすれば安全安心気持ちよく働くためには 目閉じれば脳の負担減>は、いずれも自分の体と心に対話しながら、安全・安心にできそうな、ある意味で簡単な方法です。続けられるかは本人次第ですが。
まずは<「15~20分間の仮眠を取ることで仕事の能率は上がります」。>
これは私も採用しています。だいたい昼間は眠いのです。ほんの5分、あるいは15分くらいイスに座ったまま寝るというのはよくやっています。電話の音で起こされ、別世界の感覚になることもまま、ありますが・・・
<仮眠によって眠気がなくなれば、午後の仕事は、頭がさえた状態で取り組めるはず。>そうなのです。眠気を及ぼしながら、仕事をしていてもはかどらないですね。ところが仮眠をとると、気持ちがすっきりします。これは是非、みなさんも試して欲しいと思います。
<仮眠前にコーヒーなどでカフェインを取ることがコツだという。>これはよくわかりませんが、リラックスするのでしょうかね。わたしはその必要を今のところ感じていませんが、それは個人の好みかもしれません。
次の対案はいいですね。<仮眠に対する職場の理解がなかったり、勤務環境によって仮眠を取るのが難しかったりする人も多いだろう。>おそらく大勢の職場で仕事をしている人はそうでしょう。その代替案は<そのような場合は、目をつぶるだけでも効果は期待できる。>
たしかにそうです。「五感で得る情報のうち、8割は視覚情報と言われています。仮眠を取るのが望ましいのですが、目を閉じることでも脳の負担を減らすことができます」と坪田さんは強調する。>納得です。私もときにそういうことで目を休まします。
これは違いますが、夜、年に一度くらいでしょうか、あるいは何年に一度くらいでしょうか、眠れないことがあります。そういうときでも目を閉じているだけで、そうとう楽になります。知らぬ間にわずかな時間でも眠りに入ることもありますしね。
やはり目を閉じるということは大事ですね。講演なんかでは、最高かもしれません?そのまま寝入ってしまうときの恍惚感は至上の喜びかもしれません?
もう一つ提案があります。<疲れを解消する方法には「アクティブレスト」がある。>
一体何だろうと思いきや、意外と誰でも一度はやったことはあるのではと思うのです。
<積極的な休養という意味で、スポーツ界ではよく行われる疲労回復法だ。試合や練習の後に適度な運動をして血液の循環を良くし、疲労回復を図る。運動後に軽いジョギングなどをする「クールダウン」もアクティブレストに含まれる。>
働く人にも活用できる方法が提案されています。
<一般社団法人「10分ランチフィットネス協会」(福岡市)では、有酸素運動や筋力トレーニング、ストレッチを組み合わせた10分間の運動プログラムを考案し、企業への普及啓発に努めている。>
それは<筋肉や心肺機能に適度な負荷がかかる動きを組み合わせたもので、トレーニングウエアに着替える必要はなく、音楽に合わせて10分程度、運動すればいいので継続しやすい。具体的には、丹田(へその下)を意識して、腰を落としながら膝を曲げる▽両太ももを腰の高さぐらいまで上げる▽両足を前後に開き、前脚の膝を曲げる--というような動作をする。>
この運動は、一人だけでも効果がありますが、社員同士で行えばさらに付加価値?が広がります。
<森山さんは「アクティブレストを職場に取り入れることによって、社員同士が円滑にコミュニケーションを図れたり、メンタルヘルスが向上したりする効果があります。また、夜の睡眠の質が良くなることも分かりました」と語る。>
これはよくわかりますね。一定の運動を共通体験することで、仲間内で一定の気持ちの熱流がわき起こって、以心伝心に心が打ち解ける部分があるのではと思うのです。
最後に今度は、気持ちの目標設定と優先順位といった心のコントロールでしょうか。これも大事ですね。
<斎藤さんは、仕事▽自己成長▽家族▽お金▽余暇▽地域活動--などといった幾つかのカテゴリーで、1年くらい先までの大事にしたいことをイメージすることを提案する。具体的には、年間で取り組みたいテーマや、月ごとの目標を設定して「いつごろに何をするのか」という時間を意識し、優先順位をつけることが重要だという。「コンサルティングでは、自分にとって何を一番大事にしたいかを考えて、緊急ではないけれども自分にとって大切な予定を先に入れるようにと助言しています」>
というわけで、私には役立つ情報でしたので、つい書いてしまいました。これで30分消化、私のリフレッシュでした。