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松英屋

渚丸Ⅱ船長「松英屋」による釣果報告が主、まれに食レポートや雑感もあり。

イカ曳き 解説

2010-06-11 18:50:38 | タックル・道具

Photo

わかりづらい絵であるが、ペイントで描いてみた。

ミズイカの曳き釣りの解説である。

水深10m前後のポイントに柴(木の枝)をコンクリートに結びつけ沈めている。

この場所にミズイカが産卵をしに来るわけである。

操作しやすい20~23フィート程度の船に乗り込む。

手バネ竿(握りは桐製、穂先はソリッド)2000円程度に、道糸(ナイロン10号前後)を8ヒロ程度つける。

基本的に道糸の部分はビシ糸であり、0.8号程度の鉛を10個ほどかませ、沈みやすくしている。

ハリスとの間にはよりもどしをつけるが、糸よれが多くなるので回転しているかチェックする必要がある。

ハリスは2ヒロほど、人によりけりだが私はシーガーグランドマックスFX4号が好きだ。

丈夫なハリスなので、柴にエギがかかるとブロックごと持ち上げてくることもある。

エギは4~4.5号が主。

マルエエギ(牛深製)が多く使われている。

要は、全長17mほどの仕掛けを、エギがうまく海底から1~2mの深さをエビや小魚が泳ぐように動かすこと。

釣れない人のは、深さが合っていなかったり、エギがうまく泳がせられなかったり、原因が考えられる。

エギにイカが乗った場合、しゃくったときにずどんと重さが感じられ、その後、ポンピングで竿を満月に曲げられる。

道糸を手に取ったら、あとは駆け引きだ。

引っぱるときには糸を出し、引かないときにはたぐり寄せる。

大きなイカほど引く時間(ポンピングの時間)が長く力強い。

イカと人間とが糸1本でつながっており、駆け引きを十分楽しめる。

あとは、イカのいそうな場所を考えて動き回れるところもよい。

反対に欠点はというと、アタリがわからないこと。

しゃくったら乗っていた、が多い。

また、船のエンジンをかけっぱなしなので燃料代がかかる。

職業漁師は曳き釣りが多い。

私は、エギングが多くなった。


2 コメント

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イカ曳 (青いパンツ)
2017-12-07 11:35:29
ボートだと何ノットで曳くのですか?
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Re:イカ曳 (ZEROKING)
2017-12-07 12:12:30
青いパンツさん


潮の流れの速さ、餌木のサイズ、タイプ(ノーマルかディープタイプか)などにより違いますが、概ね0.2ノットから0.5ノットが多かったと思います。餌木が底に着く所から底から1メートルに泳いでいるように操作します。頑張ってください。
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