銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

シューテム・アップ

2015-02-25 00:03:42 | さ行
今宵は2007年制作の「シューテム・アップ」!
何らかの事情がありそうな一人の謎の男が、偶然巻き込まれた陰謀に立ち向かい、90分弱の映像の中で25000発の銃撃戦が繰り広げられるスタイリッシュでクールなガン・アクションにブラックコメディをふりかけた作品。ジョン・ウーのファンであるマイケル・デイヴィス監督らしい銃撃戦描写が目を引く。流石に鳩は飛ばないが・・・。

肌寒い冬の夜中のNY、スミス(クライヴ・オーウェン)は、たまたま人相の悪い連中に追われる妊婦を助けようとして銃撃戦に巻き込まれてしまう。そんな緊迫状態の中、妊婦は銃撃戦のショックで産気づくや、赤ん坊を産み落としてすぐ流れ弾に当たって死んでしまう。その場に赤ん坊を放置できなかったスミスは、赤ん坊を拾い上げ難を逃れるが、執拗に迫ってくる追っ手をかわし、馴染みの娼婦ドンナ(モニカ・ベルッチ)の預けようとするのだが・・・という導入。

なぜか人参を常に携帯していて、食べたり、道具にしたり、という主人公に笑える。90分弱なのでテンポよく話が展開し、サクッと観られる作品。人参は何の意味があるのとか、そんな状態で撃てるねとか、突っ込み所は満載なので、真剣に観るのではなく、流しながら観る方が楽しいかも。しかし、イタリアの至宝:M・ベルッチも齢を重ねちゃったなぁ、ちょっと残念。
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