銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

ヤング シャーロック ホームズ 対決!モリアーティ教授

2010-07-07 03:53:06 | や行
今宵は2002年制作の「ヤング シャーロック ホームズ 対決!モリアーティ教授」
原作は誰しもが読んだことがあるであろうコナン・ドイルではあるが、ホームズ対モリアーティの図式のみ拝借した若かりし頃のホームズ外伝みたいな作品。ホームズの設定とかワトソンとの出会い方とかも原作とは異なっているので、正統派と思わない方がよい作品。

モリアーティ教授(ヴィンセント・ドノフリオ)に恐喝されているという女性の依頼をきき、教授を追い詰めたホームズ(ジェームス・ダーシー)は、正当防衛として発砲し、教授は下水道へ落ち流されてしまう。この事件でホームズは私立探偵として名声を得る事となり、新たな依頼として持ち込まれたのは・・・という導入。

それなりに楽しんで観られる作品だが、シャーロキアンやホームジアンからすると疑問符だらけの作品かもしれない。まぁスピンオフ系の作品なので、そこは大目にみるとして、最後で鍵となった女性がレベッカ・“ドイル” というフルネームと明かしたり、お見舞いに届いた鹿撃ち帽が“アガサ(・クリスティ)” おばさんからと匂わしたり、なかなか推理小説好きを意識しているのかも。

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