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2022年度(令和4年度)入試 合格体験記 第6回

2022-01-08 10:32:06 | 2022年度(令和4年度)小学校受験

我が家は小学受験を決めた時期が3月末と大変遅く、アヤアカに入塾したのは年長の4月でした。
もう間に合わないかもしれないと思いつつ、何もやらずに後悔するより、結果はどうであれ、とことんやって完全燃焼しようと決め、田村先生の指導のもと頑張りました。

問題集にブロックにパズルに、やることがこんなにあるのか?と圧倒されながらも毎日2時間以上の猛勉強。
訳も分からず急に勉強モードになった私に初めは文句も言わずついてきた娘ですが、それも限界がありました。
もともとインターナショナルプリスクールに通わせ日本語より英語を重視していたため、問題文の日本語理解ができず、しりとりなど物の名前が英語だと分かるのに日本語では分からず、大変苦労しました。
英語ができればいいと教育してきたのに、いきなり日本語に切り替えられて頭がついてこない娘は、徐々に歯痒さや苛立ちを覚え勉強することを嫌がるようになりました。
横で教える私も穏やかに言えば良いのでしょうけど、焦りからついつい口調がきつくなり、受験勉強を始めて3ヶ月弱(6月末頃から)から衝突するようになりました。
プリントは捗らず積み木や制作(指先トレーニング)も指示を無視するなど反抗し、娘はスランプに入りました。
私もこの時期は正直お手上げでした。
ご褒美作戦が効くと耳にしたので娘の興味があるもので釣ろうとしましたが、物欲がほとんどない娘には全く効果なし。
今思えば、この時期の娘が一番欲しかったのは「もう勉強しなくていいよ」の一言だったのだと思います。
でもスランプだろうが何だろうが、勉強しない日は設けませんでした。
既にスタートで出遅れ、なおかつ早生まれで理解力が乏しかったので、休んでいる暇はありませんでした。
毎日コツコツ、ノルマが終わらなくても何でもいいからとにかくやる!
それだけは頑張りました。

受験勉強を始めるにあたって、私はフルの仕事をセーブし、できるだけ子どものそばにいられるよう仕事を調整しました。
また主人には私と娘が勉強している間、下の子の世話を完全にお願いし、休みの日も下の子を連れ出してもらうなど、静かな環境で勉強できるようお互い役割分担で乗り切ました。
ただ、娘がスランプの時期だけは私がそばにいると衝突してしまうため主人と役割を交代しました。
スランプを抜けるのに約1ヶ月かかりましたが、ここまでの数か月で日本語理解が進み、好きな問題が分かり、パズル等はお友だちと比べて遜色なくできるなど、成功体験を重ねたことで分からないことだらけだった勉強が少し楽しいものに思えてきたのでしょう。

そうこうしているうちに8月の夏期講習に突入し、塾の時間帯が変わりメンバーも変わり気持ちがリフレッシュされたのか、私との勉強も嫌がらずにできました。
プリントも総合部対策に絞って行っていたため繰り返し解くことで「この問題知っている!」と本人も楽しそうに解いていました。
入塾した時から一番の課題だった制作も夏期講習中に徹底的に復習し、同じ課題で毎日何個も作成しました。
子ども一人で作成してもつまらないので、私も一緒に作り、できた作品を見せ合い説明する時間を設けるなど、楽しみながら勉強しました。
夏後半になると娘自ら「このプリント解きたい」「制作したい」「運動したい」と積極的な発言がみられ、やっと光が見えてきたように感じました。

入試本番が目前に迫った9月に入ると、塾も週1ペースに戻り、課題プリントもなくなり、急に何をしていいのか分からず不安になりました。
しかし、今から新しいことをしても焦りがでるだけなので、我が家は今までどおり毎日コツコツ!徹底復習!苦手を克服!を目標に、娘が苦手な分野に絞って繰り返し練習しました。
もちろんこの時期は自己発信と面接の練習も毎日行いました。
本人は入試本番も模試も今一つ区別がつかなかったようで、特段緊張する様子もなく会場に向かい、いつも通りの「バイバイ」「頑張ってね」で見送ることができました。
この学校に通いたい!合格したい!という気持ちが出始めたのは8月後半か9月に入ってからだったと思います。
もしかしたら本気で娘がそう思っていたのは面接の試験を受けた後かもしれません。
本番直前まで娘の気持ちが高ぶらないことに親は半ば諦め気味でしたが、奇跡を信じ、今までの娘の頑張りが報われるといいなぁとだけ思っていました。
結果、無事にご縁いただくことができ、ただただ田村先生へ感謝の気持ちでいっぱいです。
先生のご指導は親の私のほうが勉強になり、子育てや教育を見直すきっかけにもなりました。
誠にありがとうございました。

以下は箇条書きで項目別に要点をまとめました。

#家庭学習で工夫したこと
ダイニングテーブルに勉強一式揃え、いつでも手に取れるようにした
家事の最中でも様子が見られるように、ダイニングテーブルを選択
家庭学習用のばっちりくんドリルは、すべて裁断しコピーしやすいように
自動原稿送り機能付きコピー機を購入、いつでも瞬時にコピーできる環境が大事

#苦手克服のコツ
ひたすら繰り返し解く
様々な角度から解説する
実際にやってみる(実験)

#共働き、小さい兄弟姉妹がいる時の工夫
仕事をセーブ、祖父母にも送迎・孫のおもり協力依頼
親一人で、子ども数人(一人は勉強、一人は遊び)の相手はそもそも無理
夫婦でしっかり役割分担、適材適所で

#志望校選定のコツ
まずは資料請求・ネット等で調べつくす
学校見学・学校体験に参加する、直接足を運ばないと分からないこと多し
興味のある学校にすでに子どもを通わせている親御さんがいれば話を聞く
子どもの性格を今一度見直すこと→校風と照らし合わせる
子どもの将来像を考える→先を見据えた学校選びが重要

#短期間の受験勉強で工夫したこと
季節の感覚を身につけさせること(季節行事、季節の草花)、百聞は一見に如かず
詰め込みはできない、詰め込んでもすぐ抜けていくのが幼児


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