智を開く

本当の「生きる力」を求めて…

20年度入試 開智の「作業」

2008-05-12 11:39:45 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
写真は、娘が年中さんの冬に制作した紙芝居「さるかに合戦」です
エンピツで下書きして、水彩絵の具を使って塗っています。
絵も文も全部自分で考えて描いた、全14ページの大作です。

絵筆や絵の具を使ったのは初めて
もちろん、いわゆる「上手な」絵ではありません。
でも、いいんです
自由に、のびのびと自分の頭にあるイメージを表現しているから

開智の「作業」は、手先の器用さ=巧緻性を見るテスではありますが、そんな子どもたちの自由でのびのびとした発想を大切にしてくれます。 
試験時間は15分。
その制限時間内で、課題制作をします。

過去には次のような問題が出題されました。
・「ひょうたん」のような形を使って絵を描く
・好きな点を結んで三角や四角などを描き、その形を使って絵を描く
・金、銀、緑、茶、ピンクなどの色紙を手でちぎってスティックのりではり、生きものを描く
・毛糸でヒモ絵を描く
・色紙をハサミで切って、海や山のものを描く
・粘土で好きな生きものを作る

過去の傾向では何かを使っての「創造画」が多いですね。

制作途中の様子も観察していて、ハサミやのりの使い方、お片づけの仕方などをチェックする小学校もありますが、開智は「過程」よりも、基本的にその「作品」自体を評価するということです。

…で、20年度は次のような問題でした。
机の上に、セロハンテープ、6色のモール、4色の毛糸、ハサミ、画用紙が置いてあります。
「モールと毛糸を使って、画用紙に海の生きものの絵を作ってください」

娘は、作った絵を再現して説明してくれました。

黄色の毛糸で砂浜
水色のモールを使った空に、青い毛糸の雲二つ
赤いモールのぐるぐる太陽
海にはピンクの毛糸で作ったクジラ
…そして、赤い毛糸の「カ・二」

出たぁ、得意のカニがぁ~~~
まさか本番で「さるかに合戦」が活きるとは…

でも、娘が言うには…
「時間は足りなくなかったけど、モールと毛糸が足りなかった
もっと作りたかったみたいです


開智の「作業」
評価のポイントは次の4点
・制限時間内に集中して取り組む
制限時間はめいっぱい使いましょう!早くできたからといってボーっとしないように…
・見通しを持って作業する
見通しがあれば制作途中でもOKです
・創造力を働かせながら、創意工夫する
自由な発想でのびのびと
・丁寧に制作する

制作で大切なことは、決して「否定」しないことです
どんな作品でも、良いところを無理矢理でも見つけてほめてあげましょう
そして、そのあとに「ここをこうすると、もっともっと良くなるよ」とアドバイスしてあげましょう。


ところで、話は変わりますが…
ついに、21年度開智の入試日程がホームページ上に正式に発表されましたね

6月7日(土)には第3回の学校説明会がありますので、このブログを読んで開智にご興味を持たれた方はぜひいらっしゃってみてはいかがでしょうか?


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