智を開く

本当の「生きる力」を求めて…

一貫部との合流

2015-11-30 13:31:59 | 開智っ娘

さて、楽しかったフィールドワークが終了し、2学期期末テスト1週間前となりました。
セカンダリーでの定期テストもあと2回を残すのみ。
そして、土曜日は午後から一貫部制服採寸でした。

そう、この時期、8年生保護者の間でホットな話題と言えば、一貫部との合流の件。
総合部4−4−4制のうち、最後の4年間は「ターシャリー」と呼ばれています。
しかし、いわゆる異学年構成の「ターシャリー」という学級は実質存在しません。
開智総合部8年生は、中3になる段階で開智一貫部中学2年生と合流して、開智中学3年生に進級するのです。
その後の4年間は、開智中学・高等学校一貫部生として在籍します。
開智学園には、同じ敷地内にもう一つ「高等部」という高等学校がありますが、一貫部生と高等部生が合流することはありません。
このへんの仕組みが外部の方には分かりにくいようです。
いわゆる「大学実績」としての合格者は、「一貫部」「高等部」「未来」別に発表したり「開智学園」として合算して発表したりする場合があります。
総合部出身の生徒は、そのうちの「一貫部」としての合格者に含まれているわけです。

さて、その一貫部。
1・2年生を「第1ステージ」、3・4年生を「第2ステージ」、5・6年生を「第3ステージ」と呼びます。
中3に相当する「第2ステージ」からは高校の履修課程に入り、生徒も高校生扱いされます。
そして5年生で高校課程を修了し、6年生は大学進学のための学習に特化します。

その一貫部は、中学入試の段階で「先端創造クラス」と「一貫クラス」に分けられています。
先端創造クラスと一貫クラスの違いは…
先端創造クラス
・平成21年度から新設されたクラスで、自ら課題を見つけて主体的に学ぶ姿勢また協働型の学び合いをより重視する
・宿題はもちろん、予習や計算練習などは自学自習
・協働学習に積極的に参加し意見交換することで理解を深め問題を解決する
・生徒同士で答え合わせ、先生はなるべく教えない、生徒自身で答えを見つける
一貫クラス
・英語と数学は習熟度編成により、少人数授業(2クラスを3グレード分け程度)で、きめ細やかな補習体制
・4年時に成績で「Ⅰ類」「Ⅱ類」に分類
・5年時では「理系」「文系」「医系」に分かれて習熟度別授業

一貫クラスと先端創造クラスは4年生までは入れ替え無し
5年進級時に一部クラス替えを実施
1クラス内は一貫部総合部の混合で、習熟度別ではなく、成績が平準化されたクラス編成
先端創造クラスから一貫クラスに下りることは可能だが、逆はできない
6年生になると先端も一貫もなく、東大コース、国公立理系コース、国公立文系コース、早慶コース、医系コースなどのコース別に分かれ、大学入試演習を行う
以上が、私個人の認識するところ。

総合部では、8年生向けに、一貫部との合流説明会(9月)先端創造クラスの授業見学会(11月)がありました。
先端創造クラスの授業は、現在総合部でやっている授業とそんなに変わりませんでした。
総合部自体が、主体的協働型の学びをかねてから実践しているからでしょうか。
できれば一貫部の習熟度別授業の方も見たかったです。
両方見ないと、メリットデメリット、子どもに合っているかどうかの違い、など正直わからない。
一貫部にご兄弟姉妹のいるママ友にもいろいろお話を伺ってみました。

現在、一貫部の中2は「先端創造クラス」5クラス「一貫クラス」3クラスです。
来春総合部が合流すると、一貫部「第18期生」と呼ばれます。
過去最高約350名の大所帯になるそうです。
その際、先端創造クラス6クラス前後、一貫クラス5クラス前後に再編されます。

総合部生は基本的に一貫クラスに合流することになりますが、希望者については先端創造クラスに行くことも可能です。
その場合、以下の条件が選考基準となります。
・希望理由書(希望者本人の作文)&保護者同意書
・7・8年時の学校成績&学習態度&探究活動
・Z会アドパンストテスト英数国(1月実施)難レベル
・到達度判定テスト英数国(2月実施)基礎~難レベル
・本人面接
以上を総合的に判断して、3月中頃に結果通知するとのことです。

ハハの見解
・先端クラスでやっていけるだけの力があるのなら先端に挑戦しても良いのでは…ついていけなければ下りれば良い
・受験の無かった総合部生のぬるま湯状態から脱して、新天地に身を置くのも良いのでは…
・環境は大切。高い志を持って勉強する友との交流で自己成長も図れるのでは…
・最終的には本人の選択に任せる
先生によると、例年先端希望者は十数名、多くて20名程度なのに、今年は約40名が応募用紙を取りに来たそうです。
先端への希望理由書の締め切りは、今週12月5日土曜日午後4時です。

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8年生フィールドワーク

2015-11-26 21:53:31 | 開智っ娘

11月も後半になり、肌寒い日が増えてきました
昨日は札幌で11月では62年ぶりの40センチ以上の積雪だったそうです
11月から雪かき、大変そうです

「札幌」と言えば、実はちょうど2週間前、娘はそこにいました。
8年生の「フィールドワーク」です。
「メチャクチャ楽しかった~
「もう一回行きたい
と、興奮気味に帰ってきました。

8年生のフィールドワークは、例年2学期中間と期末の間、ちょうどこの時期にあります。
「探究」活動を通じて主体的に学び、社会性を身につけることが目的。
3泊4日で、行き先は毎年子どもたちが話し合って決めます。
行程の中には、全員が集まって同じことをする集団行動の時間と、各自が自分の探究テーマに沿った個人活動をする時間とがあります。
探究活動は、似たようなテーマを持つ友だち数名が集まって活動しても良いし、単独で活動しても良いのです。
期間中、必ず1~2箇所は自らアポイントを取って各自で訪問しなければなりません。

1日目
羽田空港集合→函館空港
五稜郭・函館で各自探究活動・函館山夜景
函館泊
2日目
函館朝市→札幌へ移動(スーパー北斗)
札幌周辺で各自探究活動・ラーメン共和国で夕食
札幌泊
3日目
終日札幌周辺で各自探究活動・夕食ジンギスカン
札幌泊
4日目
小樽へ移動・小樽周辺で各自探究活動
新千歳空港→羽田空港解散

「観光」に「グルメ」に盛りだくさんで楽しそう
娘の探究テーマは「動物」特に「古代生物」中でも「始祖鳥(アーケオプテリクス)」。
今回の北海道では、なかなかそのテーマに沿った訪問先がなく、アポを取るのに苦労していました。
結果、探究活動と呼べるものは、北海道大学の考古学教授(外国人)にインタビューしたことくらい。
あとは、函館「金森レンガ倉庫」札幌「白い恋人パーク」と、ほぼ観光
そりゃ、楽しいわけです
「今回は、総合部で8年間頑張ったご褒美ということで、最低1か所でも探究活動すればオッケーとしています。」
先生もそうおっしゃっていただいているので、まぁ、普通の修学旅行だと思って良しとしましょう

心配していた初日の雨も上がって、雪も降らず、お天気に恵まれました
LINEで実況中継のように写真がたくさん送られてきました
時代は変わったなぁ…と、つくづく思います。
でも、とても楽しい思い出がたくさんできたようで、良かったね
現8年生は男女の仲がとても良く、函館の夜景では「リア充」がたくさんいたとか…
総勢100名のやんちゃでうるさい「中二病」たちを預かっていただいた引率の先生方、心より感謝いたします、ぺこり

 

話は変わりますが、本日開智総合部がフジテレビのニュースに採り上げられました
東京都に2023年、全国初の公立小中高一貫校が新設される予定だとか。
4-4-4制の12年間一貫教育や異学年学級をいち早く採用している学校として総合部が紹介されたようです。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00309524.html
ママたちからガンガンLINEが入っていて、何ごとかと思いきや…
娘がちゃっかり出ていました~(2'30"あたり)
この制服を着るのもあとわずかと思うと、ハハもちょっと淋しいです

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平成28年度入試 合格体験記 その12

2015-11-25 14:01:14 | 2016年度(平成28年度)小学校受験

開智学園総合部  合格  男児

 

やんちゃに見えて実はとても繊細な息子。

幼稚園は、いくつも見学に行き、とても慎重に決めました。

その幼稚園の環境が息子に合っている様子を見て、小学校も同じような環境を与えたいと思うようになり、年中になった頃から進路に悩み始めました。

 

そんな時、幼稚園の環境に似ていて、子どもの個性も大切にしてくれそうな小学校が近くにあることを知りました。

開智小学校でした。

早速、学習塾探しを始めました。

 

同じように小学校受験を考えている幼稚園のお友だちの話では、週2回の通塾が必要だということ。

外遊びが大好きで、降園後は毎日何時間も公園から帰ってこない息子にはとても無理だと思いました。

なかなか塾も決まらずにいたとき、別のお友だちからアヤアカデミーを教えてもらい、体験教室に行きました。

 

マンションの一室にあるとても小さな教室。

でも、そこで学べることは大手塾にも決して劣らない充実したカリキュラムであること。

年長になったときの夏期講習を除いては週1回の通塾で済むこと。

そして何より

「アヤアカデミーの勉強は受験のためだけではありません。小学生になったときに、その子のためになる力を必ずつけます。」

先生のこの一言が決め手になり、年中の6月より通い始めました。

 

入塾して気づいた息子の大きな弱点が3つ。

1つ目は季節問題。

日頃から公園に行き、四季を感じる機会がたくさんあったはずなのに、全く四季を意識していなかった息子。

まずは、季節カードを作ることから始めました。

しかし、これがなかなか大変!

特に野菜は一年中買えるものが多く、旬の時期を自分自身が知らないものがたくさんありました。

そのため、教室へ行くたびに先生に質問してカードを作り上げました。

完成したカードを息子と季節ごとに分けながら覚え、外出時にはカードで学んだ花や野菜を見つけることを繰り返しました。

2つ目は巧緻性。

今まで、外遊びばかりで、家でじっくり工作や絵を描くことをしたことがありませんでした。

アヤアカデミーでは毎回工作や絵を描く時間があり宿題も出るので、これらをこなしているだけでも力はかなりつきます。

また、絵画教室にも通い、工作や絵画に触れる機会をできるだけ増やすよう工夫しました。

3つ目は経験値。

過去に解いたことのある問題は難しくても解けるのに、初めて見る問題は簡単でも手をつけないこともありました。

先生に相談すると…

「大丈夫、そんなことのないよう夏期講習ではいろいろな問題を出していくから。」

と言ってくださり、実際に志望校の過去問題だけでなく、いろいろな学校の問題に幅広く触れさせていただきました。

 

弱点を少しずつ克服していきながら、また、遊ぶ時間もきちんと確保しながら、受験に臨むことができたのは、アヤアカデミーでしっかり実力をつけていただいたお陰です。

 

息子と一緒に頑張ってくれたお友だち。

たくさんの相談に乗ってくれたママたちにも感謝の気持ちでいっぱいです。

そして、全員合格という目標を掲げ、最後まで諦めることなく私たちを引っ張って下さった先生、本当にありがとうございました。

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平成28年度入試 合格体験記 その11

2015-11-18 13:25:14 | 2016年度(平成28年度)小学校受験

開智望小学校 開智学園総合部 合格 女児

 

18年間住み慣れた板橋の地から埼玉に引っ越したことがきっかけで、初めて開智学園の存在を知り、小学校受験を考え始めました。

娘が年中の秋でした。

そして、11月の新年長受験クラスが始まる直前1ヶ月前の10月からアヤアカデミーでお世話になることになりました。

 

夫婦共働きで、1歳から保育園に預けていたのは少々ハンディかとは思っていました。

しかし、3歳からプリント類はかなりやっていたので、何とかなるだろうとタカをくくっていました。

始めてみてすぐにその考えは打ち砕かれ、受験を甘く見ていたことを反省させられました。

 

とにかく、他の子と同じことが普通にできないのです。

アヤアカデミーの基本ルールである、レッスン前の「トイレ・手洗い・うがい」ができない。

怖くてドアが閉められず、トイレに一人で行けない。

知らない子の中に入っていけない。

頑固でわがままで気が乗らないとやらない。

頑なに口を閉じて自分の気持ちを話さない。

もちろん工作も発表も大の苦手。

なかなか先生の言うことを聞かず、苦労をさせてしまったかと思います。

先生は、マイペースな娘の気質を十分に理解し、毅然として叱るときは叱る、褒めるときは褒める…

負けず嫌いな所があるので、競争心も上手く刺激しながら、上手に娘を指導してくれました。

 

4月の初めての統一模試。

泣いて教室に入れず、テストが受けられませんでした。

主人も私も本当に落ち込み、このままでは、本番テストも無理ではないかと思いました。

私自身、泣きながら「どうしてテストを受けられなかったの?」と、娘を責めてしまいました。

先生にすぐメールで報告すると…

「大丈夫よ!去年も同じような子がいたけど、ちゃんと合格したから。子どもを責めないで、『次は頑張ろうね。』の軽い一言でいいんだよ。」

とあたたかいアドバイスをいただき、本当に心が救われました。

 

その後の模試でも、気分が乗らないと運動をやらなくて0点。

行動観察もダメ。

聞く力が一番大事な小学校受験。

自分で読んで問題を解くのはできても、模試になると集中して話を聞けず全く点数が取れない。

悩みの連続でした。

 

先生のアドバイスに従い、とにかく模試の回数を重ねて環境に慣れさせる、またCD問題で聞く力を集中して付けさせる…など

その都度、問題点を改善する努力を親子共々やってきました。

 

それでも娘は弱音を吐きませんでした。

理英会のドリル基礎編55冊を全てやりきり、先生の予想問題も徹底復習するなど、本当に根性だけは座っていました。

娘の頑張りに、親として驚きの連続でした。

 

入試当日は、心配していた校長面談もやはりボロボロでした。

でも、先生のアドバイスと演習問題のおかげで無事合格をいただけたのが、今でも夢のようです。

 

この受験を通して、親子共々、かけがえのない経験を得ることができました。

そして、娘自身も「最後まで諦めず頑張ればできる!」という自信を得られたようです。

 

先生は、一見受験とは関係ないと思われるような知育玩具をたくさん、紹介してくれました。

娘は、このようなおもちゃが大好きで、「今日は何して遊ぶ~?」と、受験が終わった今でも沢山遊んでいます。

最近は、元素記号のカードゲームなども、家族で楽しんでいます。

このように家族で楽しみながら学習できる良い習慣も、アヤアカデミーで得た大きな収穫です。

 

今後もアヤアカデミーの卒業生として恥じないよう、親子共々成長していきたいと思っています。

本当にお世話になり、ありがとうございました。

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早実二次合格~!

2015-11-12 10:35:49 | 2016年度(平成28年度)小学校受験

早稲田実業学校初等部

二次も合格~~~

アヤアカデミー初の早実生誕生です

 

特に、今年は甲子園の清宮投手の活躍で大人気の超難関校…

しかも、早稲田OB・OGでもなく…

しかも、女子(合格者108名中、女子は36名)で…

偉業です

素晴らしい~

 

ちょうど8年前…

我が娘の受験の時に志望校候補に挙げていた憧れの学校だけに、私も念願が叶いました

感無量です

本当に、本当に、おめでとうございます

 

 

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早稲田実業 合格~~~!

2015-11-07 23:17:02 | 2016年度(平成28年度)小学校受験

早稲田実業学校初等部
一次 1名 合格!

今年は例年にも増して超難関ですが、見事一次突破
素晴らしいです
努力は裏切らなかったね
本当におめでとうございます

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