智を開く

本当の「生きる力」を求めて…

白百合、江戸取、さとえ 説明会

2015-07-07 00:08:35 | 2016年度(平成28年度)小学校受験

学校説明会や入試説明会がピークの時期を迎えています。
初めて訪問する学校、何度も足を運んでいる学校…
今年は久々に様々な私学を訪問しています。

白百合学園小学校
・学校紹介ビデオ
・学校長挨拶(建学の精神と教育方針)...
・小学6年生代表3名による作文朗読
・副校長より教育活動について
・小学3年生全員による合唱

130年以上の伝統校で、函館、盛岡、仙台、湘南、八代、と全国に姉妹校があります。
挨拶は「ごきげんよう」、先輩のことは「お姉さま」と呼びます。
私立女子小、しかもカトリック校に足を踏み入れるのは、今回初めて。
小・中・高・大と地方の国・公立共学校しか経験のない私にとっては、非常に新鮮な世界でした。
女子小、というと先入観で「清楚」な感じをイメージしていましたが、子どもたちは意外にみんな元気が良く活発な姿が印象的でした。
3年生の合唱もみんな大きな声で楽しそうに歌っていて、特に1年生から学んでいるフランス語の歌には感動しました。
この春、暁星小学校の入学式に参加させていただく機会があり、男子小学校の魅力を再認識しましたが…
今回も、伝統校には伝統校としての不動の魅力があることを改めて実感させられました。
ただ、入試に関するお話はほとんどありませんでした。

最寄りの東川口駅からだと、南北線直通埼玉高速鉄道で飯田橋まで約40分。
飯田橋から九段方面へ坂を上っていって、暁星、九段中等教育学校(千代田区立の公立中高一貫校)の先まで歩いて15分程度で到着。
つまり、暁星も白百合も、東川口から通学1時間圏内の学校なのです!

ちなみに、説明会まで時間があったので、白百合のお隣にある靖国神社に立ち寄りました。
参道手前にある、なんともレトロな「食堂」で「靖国うどん」(!)なるものをたのんでみました。
これ↓

具だくさんで昔懐かしい「田舎うどん」の味がしました。
早朝からうどんを食べるお客さんは珍しいのか、食堂のおじいちゃん(店員さんもレトロ!)が挽きたてのアイスコーヒーをサービスしてくれて…
やはり、早起きは「三文の徳」ですね!

江戸川学園取手小学校

開校2年目の新設校で、児童はまだ3年生までしかいません。
午前中のオープンスクール後に学校説明会が行われました。
・12カ年一貫教育、人間教育について(中学・高等学校長)
・江戸川学園取手小学校の「7つの習慣」を取り入れた道徳教育について(小学校長)
・「7つの習慣」インタビューDVD
・学校説明DVD
・ICT教育について
・入試情報について
・質疑応答

「7つの習慣」とは、アメリカのスティーブン・コヴィーという方が1996年に出版したビジネス・自己啓発・哲学書で、日本でもベストセラーとなった本です。
第1の習慣=主体性を発揮する
第2の習慣=目的を持って始める
第3の習慣=重要事項を優先する
第4の習慣=Win-Winを考える
第5の習慣=理解してから理解される
第6の習慣=相乗効果を発揮する
第7の習慣=刃を研ぐ
私も約20年前に読んだ当時、「パラダイムシフト」「Win-Win」など…当時としては新鮮なWORDに衝撃を受けた記憶があります。
江戸取ではリーダーの育成、それも「心豊かな」リーダーの育成を目指しており、そのために人間教育・道徳教育に重きを置いているとのこと。
そのベースとして「7つの習慣」を取り入れている、ということです。
ただ、そのまま導入するのではなく、日本の風土に合ったもの、小学生でも理解できるものに作り変えているそうです。
それが江戸取流「Leader in Me」

小学生が中・高の運動会に応援に行ったり、高校のチアリーダーが小学校に応援に来たりと交流もあるようです。
驚いたのは、アフタースクールと学童の充実ぶりです。
学童は最長19時までおあずかり、アフタースクールの講座は18もあります。
夏休み中の「サマースクール」も、前半=水泳・英語講座&学童、後半=学童、スクールバス付き!
これは、働く親にとっては大変有り難いですね。

さとえ学園小学校
学校見学&在校生保護者相談コーナーと合唱団発表の後の入試説明会でした。
・校長挨拶(さとえ学園小学校長)
・栄東中学・高等学校との連携について(栄東中学・高等学校教頭)
・望まれる児童像と出題の意図について
・募集要項&出願等について

入試に関しては「過去問は参考になりません!」と校長先生がきっぱりおっしゃっていました。
例えば「お話の記憶」は、単なるストーリーを追いかけるような従来型の聴き取り問題ではありません。
お話を聞いた後、「地図上の移動」「季節」「系列」「順序数」「理科的常識」「助数詞」「同頭音」など…広範囲にわたる設問が用意されています。
また、制作のテストも、ただ単に与えられた材料で何かを作る個別制作ではなく、お友だちと相談しなから一人ずつ何かを制作するという行動観察も兼ねたテストになっています。
そして、以上の内容(言語・数量・推理思考・知識と行動観察・指示理解)が、試験内容の75%を占めます。
従来の「ペーパー」「制作」「行動観察」…というような概念では通用しない、教科横断型の新傾向の入試です。

ちなみに、さとえをお考えの受験生は8月の「さとえチャレンジ」に必ず参加しましょう。
実際の入試問題を解きながら先生に解説してもらえるチャンスです。
今年は午前の部、午後の部ともに定員110名で、定員オーバーの場合は抽選になるそうです。
説明会は毎回イスを追加するほどの盛況。
ここ数年、グンと勢いを盛り返しているさとえですが、今年の入試も多くの受験生が集まると予想されます。

 

以上、6月後半から7月上旬にかけて、異なる特長を持つ3つの学校を訪問してきました。
それぞれ求める児童像や独自の教育観が明確で特長があり、どの学校も素晴らしいな、と改めて実感しました。

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