智を開く

本当の「生きる力」を求めて…

望小学校 開校記念式典

2015-05-25 22:54:14 | AYA academy

本日、開智望小学校の開校記念式典に参加させて頂きました
地元守谷選挙区選出の法務副大臣を始めとして、つくばみらい市長、守谷市長、県議会・市議会議員、地権者、教育関係者、塾・幼児教室関係者の方々など…
ざっと数えても100名以上の錚々たる方々臨席による厳かな式典でした。

2007年から人口減少に転じた日本。
それ以前に叫ばれていた「グローバル化」は海外からの要請による「グローバル化」、いわば受け身の「グローバル化」であった。
しかし、現在は日本から外へ発信する、内からの「グローバル化」の時代に突入した。
少子化だから学校を作らないではなく、少子化だからこそ真の「スーパーグローバル」校の設置が求められている。
法務副大臣の祝辞は、そのような内容でした。
各市長の祝辞からも、望小開校に至るまでの熱意と強い期待感を感じ取ることができました。

駐車場案内や受付の方など、今回の式典を影で支えていたのは、発足したての保護者会役員の方々でした。
なんと言うか、皆さんとても笑顔がステキでフレッシュでホスピタリティにあふれていてヤル気満々で楽しそうで…
「私たちが、この新しい学校を支え創っていくんですっ!」という雰囲気が、全身からオーラのように出ていました
私がアヤアカデミーを起ち上げた時もこんな感じだったなぁ…
そう思うと、心から応援したくなります

さて、式典後の懇親会で、理事長に直撃しました
「開智所沢開校の話は本当です、が、時期は今のところ未定です。」
…とのことでした。

以上、3週連続月曜日のご報告でした

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開智総合部 28年度入試日程

2015-05-18 20:36:38 | 2016年度(平成28年度)小学校受験

第1回  9月26日(土)
第2回 10月24日(土)
第3回 12月12日(土)

第1回、第2回入試とも、開智望小入試日の1週間後で、第3回は同日実施となります。
総合部と望小を併願する場合、最初の受験のみ受験料30,000円が必要ですが、2回目以降は受験料が免除になります。
したがって、30,000円で最大5回受験することが可能です。
なんて良心的な学園なのでしょう!
もちろん、できれば5回も受験をしたくはないですが…
26日は浦和ルーテルや江戸取小などの他校の第1回入試日と重なっているので…
受験生としては、受験スケジュールを考えるに当たって大変有り難い配慮です。

試験科目は例年通り。
〇一般志望者
・ペーパーA
・作業
・行動観察
・運動
・受験生面接
〇第一志望者
上記5科目にプラスして
・ペーパーB
・自己発信
のどちらかあるいは両方

今年から総合部と望小の問題は各校が独立して作成するとのことです。
それぞれの特色が反映された問題になると予想されます。

以上、本日の「情報交換会」から、速報でした。

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開智望小 入試日程

2015-05-11 20:53:31 | 2016年度(平成28年度)小学校受験

本日、開智望小学校の教育関係者向け学校説明会に参加して参りました。
開校前から何度か足を運んでいますが、最近は車で行くことが増えてきました。
茨城の守谷と聞くととても遠い、という印象がありましたが、車で高速を使うと東川口から30分ほどで着いてしまうのです。
今は校内に駐車させてもらえるスペースもあるので大変助かります。

ある1年生の女の子がつかつか、と私のところにやって来てこう言いました。
「この前、お買いものゲームの時にいた?」
「子どもはいるの?何人?」
全く面識のないお子さんでしたが、もしかして授業見学していた私のことを覚えていてくれたのかも?と思いました。
私もアヤアカ出身以外のお子さんまで顔を覚えてしまっているほどなので(笑)
入学前のワークショップの時、輪に入れず隅っこでいじけていた子も…
入学式の夢宣言でおどおどしてなかなか言葉が出てこなかった子も…
入学直後、新しい環境に興奮しすぎて言動に落ち着きがなかった子も…
今日は顔付きも随分しっかりしてきて、みんな授業に集中できていました。

そして本日、28年度入試日程が発表されました。
第1回  9月19日(土)
第2回 10月17日(土)
第3回 12月12日(土)
なんと1回目は夏期講習終わった3週間後!
おそらく首都圏小学校入試のトップバッターとなるでしょう。
今から約4か月後ですね。
望小は6月に運動会を行うので、幼稚園等の運動会シーズンを避けた入試日程の組み方が可能なのです。
入試の詳細は、7月の募集要項で発表とのことです。

まずは、入試日程速報!でした。

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運動・行動観察の基本

2015-05-05 11:25:17 | 2016年度(平成28年度)小学校受験

2日間にわたる年長受験クラス「第1回運動・行動観察特訓」。
事故や怪我もなく、今年も無事に終了することができて、ホッとしています。

まずは、「ようかい体操第一」で準備体操
昨年の第1回特訓の時には、まだ今ほど「妖怪ウォッチ」がブレークしていなかったので、年長さんたちみんなポッカーン…
でしたが、今年はみんな元気よく踊ってくれました
でも、先生の「ようかい体操第一」が一番元気~とママたちに言われました

さて、今回の特訓では、「運動」と「行動観察」の基礎・基本を行いました。
国立・私立小学校入試を分析し、これだけは最低できて欲しいというエッセンスを抽出して作ったプログラムです。
1日目「用具を使わない運動」
走る(ジョギング、ギャロップ、スキップなど)跳ぶ(ケンパー、ウサギ跳びなど)動物ものまね(アザラシ歩き、クモ歩きなど)
2日目「用具を使った運動」
マット、平均台、ハードル、ボール、鉄棒、縄跳びなど
運動に関しては、パパ・ママたちの見学もビデオ撮影も可能です。
お子さんを預けてしまい見学できない体操教室もありますが、それだと、自分のお子さんの現状や進歩がなかなか把握できませんよね。
ウチの子はできるはず、と思っていことが意外にできなかったり…その逆もあったり…
目の前で見ていただくことで、お子さまの現状が否応でも把握できます。
さらにそれをビデオに撮ることで、お子さま自身にふりかえりをさせるのも大変効果的です。
わざわざ体操教室に通わなくても、ちょっとだけ意識すれば家庭でできることはたくさんあります。
公園遊びや室内でできる体力作りや運動の取り入れ方も併せてレクチャーしました。

「行動観察」は、10名程度のグループで何かの課題をクリアする、というものです。
今回、1日目「ドミノ並べ」2日目「タワー作り」を行いました。
行動観察の観点
①指示理解力
課題やルール・指示を理解し、守る
②調整能力
集団の中で自らの役割を探し、果たす
リーダーになることだけが大切なのではなく、各自が適材適所で参加する
③発想力
課題についてよく考え、工夫する
④協調性
独走しないで他のお友だちと一緒に相談しながら進める
⑤積極性
傍観者にならず行動を起こし、意欲的に最後まで取り組む

「行動観察」自体初めてのお子さまも多かったので、今回はなかなかうまくいかなかったと思います。
その場で少しだけアドバイスはしますが、「集団で協働して課題に取り組む」という経験そのものと、その難しさを体験することが、まずは大切なのです。
そこで気づいたことを家庭で十分振り返りをし、話し合うこと。
まずはそこから始めてみてください。

第2回目は9月。
本番直前の入試実践編となります。

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旅人通信

2015-05-01 11:36:08 | 風の旅人

 

「私は若い人たちに旅をすすめる。
注意深く観察し体験すれば、旅では実に多くのものが得られるからである。
それは書物などではとうてい得られないものである。
しかもその旅は若い時にもっとも多くしておくべきだと思う。
金がなければ稼ぎながらでもいいと思う。」

引用したのは民俗学者の宮本常一さんの短編集の文章です。
大学一年生で描いていた自分のやりたいフィールドワークが上手くはかどらず、ダラダラと時間が過ぎやっと行けると思えば早いものでもう二度目の春ですよ。
バイクも大型二輪に昇格して今の愛機は91年製のGSX-R1100になりました。
兼ねてからパワーに余裕があってストレスフリーな足を探していたので、実際有り余るほどのパワーで長距離移動が捗りそうです。

旅にトラブルはつきもので、せっかく奥多摩を超えて山梨に行こうとした時は積雪のせいで東京都の奥地檜原村から先に行けず。
しかしそこの温泉は人が誰も居なかったので貸切で雪景色を見ながら露天風呂に入れました。
もっとも、新幹線とか高速道路を使ってしまえばよかった話ですが。
俺は少し遠回りをしてでも、ゆっくりと行くほうが多くの物と出会い、発見があり、それが楽しいのでそうしています。

さて今回3度目の秋田県角館に行って参りました。
今年花見行ってなかったなぁと思ったので。
もちろんフィールドワークも兼ねてですが。
バイクではなく、高速バスを使って。
いつも通り、新宿西口からバスは発車します。
いつも通り、オンボロのフィルムカメラを持って。
ただフィルムが無かったので発車前にヨドバシでも寄ろうと思って少し早くに家を出ました。

自分はデジタル機器をあまり使いません。
デジタル一眼じゃなくフィルム一眼だったり、ナビタイムじゃなく時刻表だったり、じゃらんじゃくて地元の人に聞いたりとか。
なぜなら、その方が旅の質が深まるからです。
自分はボタン一つで易く叶ってしまう、ただ行ってただ帰るだけの旅を良しとしません。
それこそお金と時間の無駄だと思います。
カメラにせよ、デジタルであればボタン半押しでピントが決まり全部押せばシャッターが切れ誰でも写真が撮れます。
失敗すれば直ぐにデータを消せる。
とても便利です。
しかし旧式のフィルムカメラはシャッタースピードから絞りピント全てが手動設定でかつフィルムを一度填めてしまえば27枚ないし36枚撮り終えるまで明るさは変えられない。
上撮り直しや削除ができません。
故に、一刀入魂というのか、ファインダーを覗きながら一枚一枚失敗が無いように注意深く観察します。
その時ファインダーから、日照りの方向から方角が知れる。
塵の舞い具合で湿度がわかる。
人の動きが、風向きで数時間後の空模様が。
被写体の細かな傷ができた経緯が気にもなる。
人の多くはそういった細かなことを、先を急ぐあまり見落としがちではないだろうか。
こういった機会があったら、自分は事細かく調べてみたくなるものです。

埼京線を新宿駅で降りた時、おばあさんに声をかけられた。
バスターミナルの7番線から三重県の鳥羽に向かうのだけど場所がわからないのだという。
いつもならイヤホンをしているけど旅の時はそういったものは一切せず五感で感じてみようと試みる。
都会の人は広い世界の秩序に拘束され一人になれた時には必死で自分の空間を作ろうとする。
音楽を聞いたり、動画を見たりしながら通勤する。
自分も電車で通学するときはそうだ。
その境界に踏み込まれたくないし、踏み込んだら相手も嫌な思いをするだろうから、交流はなるべく控えるようにしている。
もしかしたら、そうした時に声をかけられていたかもしれないと思うと、なんとなくモヤモヤとした気持ちになる。

新宿駅は迷宮だ。
初めて来た人はもちろん数回来たくらいでは駅構造は理解し難い。
自分もフィルムを買うための時間が欲しかったけど前記の事を考えたら無視するわけにもいかなくなって結局バスターミナルまで案内した。
道すがらいろんな話をした。
実家が鳥羽にあり、今回川口の劇場を見に蕨の知り合いの家に来ていたのだという。
自宅から近いのと鳥羽には一昨年行ったので互いに話が進んであっという間にバスターミナルについてしまった。
大抵別れ際にはお気をつけてと労いの言葉をかける。
この時もそうだった。

ヨドバシカメラ向かうとするがカメラ以外何も無しでは流石に退屈だ。
駅からHALに向かう地下道の本屋で宮本常一さんの「民俗学の旅」という本を買った。
大学に入って、中山先生という山男の民俗宗教学者に出会い、フィールドワークを勧められて今に至る。

宮本常一は明治40年山口の周防大島に貧しい農家の家に生まれた。
子供ころ祖父や父から農作業や散歩の時に身につけた昔の日本人の感性や洞察力で、1981年に亡くなるまで16万キロ、地球約四週ほどの距離を日本の隅から隅まで歩き、その地の風土、民俗伝承を事細かく記録した。
その幼少期の記憶や半生を綴ったのがこの本だ。
「街道をゆく」の作家司馬遼太郎に「この人ほど日本の国土を知り尽くしている人はいない」と評価されている。
その人の感性に自分は通ずる点が多々ある。
彼の感性や洞察力をとても尊敬している。

ヨドバシカメラでいつも使っているフジカラーのプレミアム400を買って、夜行バスに乗る。
夜行バスは高速に乗ると車内は消灯してしまうので本は読めない。
ひたすら寝ようと努める。
思えば高速バスを使うのは、震災以来だった。

結局よく寝れぬまま大曲へ着き、バスを降りる。
毎度毎度思い付きの旅であるから下調べはしない。
とにかく行ってみて、そこから始める。
そう思った矢先、角館へ向かう田沢湖線がつい数分前出てしまっていた。
そして次の電車は5時間後だった。
こういったトラブルが、ああこんなとこまで来たんだなと自分に気づかせてくれるものだ。
バスターミナルの位置を駅の案内板で確認し向かう。
またそのバスも一時間に一本のため逃すわけにはいくまい。

角館は、秋田の南部に位置している、
奥の小京都と呼ばれる通り武家屋敷が並ぶ風情のある町だ。
ここへは前に二度ほど訪れた。
前は夏に、その前は冬に。
そして今回春に出向くことになる。
武家屋敷のしだれ桜を一度見てみたかったからだ。
そして民俗学的な観点から今一度訪れた事のある場を訪ねてみれば、また違った一面が見えてくるものだ。

結局、武家屋敷のしだれ桜は散りはじめだった。
でも桜はいいもので、散っても花吹雪は美しい。
本来花は咲いてこそ綺麗なものだけど、枯れてしまえばおしまいだ。
散るまで美しい花は他に知らない。
武家屋敷のしだれ桜は一本一本に番号がふられ、それは江戸の時に武家に嫁入りにきた女が京都の三条から持ってきた江戸彼岸の苗木が育ち、しだれたものだという。
天然記念物の枝垂桜は少ないようだ。

武家屋敷の通りから少し外れた所に桧木内川という川が流れていてそこには何百もの染井吉野の桜が並木になって川沿いに満開だった。
朝飯を入れてなかったので昼は地元の飯でも食おうかと適当にセブンイレブンで弁当を買った。
レジ打ちをしてくれた店長の女の人が写真を撮るにはどこのアングルがよいか、人の少ない時間はいつごろか、細かく教えてくれた。
花は綺麗だ。
雲一つない良い陽だ。
結局昼間はその川辺で寝てしまった。

2時くらいに目をさましてみると朝より見物人は減っていたので写真を撮って廻った。
デジタル一眼ではピントとボケさえ決めてしまえばものの数秒で写真ができる。
しかしアナログの自分のカメラは構図を決めるうえで手間がかかる。
故に被写体の事を注意深く見ることになる。
川辺で本を読む人、花を背に川を眺める人、浴衣美人、ベンチにすわる熟年カップル。
橋の下でイチャコラしてるのバレてないと思うなよ地元の高校生よ…

それぞれいろんな想いがあるのだと思う。
存在しているものにはすべて理由がある。
理由なしにここまで見事な桜を見に来るのはおかしな話だ。
自分は背後の満開の桜を背に川を眺めていたおばさんがとても印象に残った。
何か見たくない理由でもあるのだろうか。
桜を見ると思い出してしまうような苦い記憶でもあるのだろうか。
いろいろ考えた。

気づけば陽が落ち、人もまばらになってきたところで教えてもらったベストアングルな場所で陣を取る。
のぼりや案内表示が全くないので昔の街並みそのものが撮れるのだという。
交差点で対角線の構図だった。
しかし思うようにシャッターチャンスは訪れない。
こういう時の対処法はただ待つしかないのだ。
そもそも交差点だから車も人も人力車も通る。
人がはけること自体が珍しい話だ。
車や人の通りがなくなったと思えば別のカメラマンがスーツケースを地べたに倒し交差点で写真を撮っていた。
その間通りは全くなかったのでとても苛苛したけどそれも辛抱だ。
遂にそのカメラマンがどいたので、予め決めておいたシャッタースピードと絞り、ピントがあるので3枚ほど連写をして長い戦いは終わった。
ここで写真の出来がわかればよいものをフィルムは現像するまでわからない。
それが楽しみの一つでもある。

交差点越しの被写体のしだれ桜は見事なものだった。
隣に味噌こんにゃくを売っている屋台があったので一ついただいた。
店主のおじさんの話を聞くと、今年は咲が早く例年より見物人も多いのだという。
どちらから来られたかと聞かれ、埼玉だというと、30年ほど昔に上野に住んでいたからよくわかる。
その頃の東京でも上野公園は花見スポットで賑わっていたようだ。
今こそマナーが徹底されているもののそのころはやりたい放題だったらしい。
逆に、自分から今年の東京の桜の事を話した。
通っていた高校の近くに公園があってそこは春になると桜でいっぱいになる、とか、千鳥ヶ淵の桜は皇居の陰になっているから今年は3月の半ばには他の桜は咲いていたが少し遅れるので春休みと重なり大変にぎわった、とか。
一つ一つ、うんうん、わかるわかると嬉しそうに昔のことを思い出してくれていた。
また来るねと言うと、また話聞かせてねと言われてそこを去った。

桜の咲く季節には、桧木内川のそばで桜まつりが行われる。
いろいろな出店があり、都会に出ている者もこの祭りのために帰ってくるのだという。
お面屋さんで地元っ子に人気だったのは「なまはげ」の面。
ここらの子供は仮面ライダーやプリキュアなんかより身近な畏れる存在としてなまはげを捉え、その面を被ることで自分も畏れられる強いものになれると思っているのだろうか。

祭りは大変にぎわっていた。
初々しい中学生カップルが付き合ってるのを隠していたのに同級生に見つけられいじられていた。
地獄耳とはいやなものだ。

夕暮れ時風上のほうの空が怪しくなったので夜には降り出すんじゃないかと思いつつも、きれいな月だった。
川沿いの桜並木はランタンでライトアップされ不思議な雰囲気だった。
大曲へのローカル線はとうに過ぎていて、5駅分を新幹線の指定席を買い向かうしかなかった。
新幹線なんて物が無ければ、すべてローカル線であればそんないやな思いはしなかっただろう。
利便性を求めた結果、現代人は多くのものを見落としがちだ。
そこに大きな価値や深い歴史があることを忘れてはならない。
月は蔭り風も出てきてしだれ桜がさらに散る。
月に叢雲花に風、いやそんなのもいいもんだなと思い、角館を後にした。

これから日本のまだ知らないところをいろいろ掘り返していきたい。
自分には頼もしい足もある。
時間は作れる。
金は稼ごうと思えば稼げる。
それをどのようにして活用していくか、ようやく一筋の道が見いだせたような気がする。

最後にまた宮本常一さんの言葉を借りたい。
「私にとって旅は発見であった。
私自身の発見であり、日本の発見であった。
書物の中では得られないものを得た。
書物はそこに書かれていること以外の事実や世界を知ることはできない。
だがあるいてみると、その印象は実に広く深いものであり、体験はまた多くのものを教えられる」

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