智を開く

本当の「生きる力」を求めて…

浦和ルーテル学院小 第2回オープンスクール

2008-06-27 14:19:00 | 2009年度(平成21年度)小学校受験
西武文理、開智、さとえに引き続き埼玉県内私立4校目、「浦和ルーテル」の公開授業に行ってきました

クラスが2クラスしかなく、校舎もこじんまりしていて移動もほとんどないため、見学はとても楽でした。
2時間目と3時間目の参観で、1年生は「生活」「プール」「図工」、2年生は「国語」「算数」「英語」「プール」、残りの学年は「社会」「理科」「音楽」を少しずつ見ました。

1年生の「生活」では、各自が育てている「あさがお」のつるの長さを測ったりスケッチをしたりしていました。
ちなみに、開智の1年生は「さつまいも」と「あさがお」を育てています

そして「プール」
1年生は今日が2回目の水泳授業ということで「泳力」のみきわめ、また2年生も今日は1学期に1回の「昇級テスト」でした。
ルーテルのプールは一般の「スイミングスクール」との併用ということで、子どもたちが泳いでいるコース以外のコースでは大人たちが優雅に泳いでいて、ちょっとビックリ
2年生は3グループに分けられていて、上級では25メートルをクロールで泳ぎ切った子もいました。

「英語」は、「ノアの方舟」の歌を使い、その中に出てくる動物10種類…の名前をカードゲームなどをしながら覚えるというような授業でした。
ミッションスクールならではの授業ですね
西武文理やさとえと同じく、日本人と外国人教師のTT(ティームティーチング)でした。
でもその外国人教師、新任の方なのでしょうか?
動物のジェスチャーが中途半端だし、歌のふりつけもあまり覚えていませんでした。
さすがに「公開授業」で、それはマズイでしょう
日本人の女性教諭がしっかりしていたので救われましたけど…
もうちょっと練習してから授業に臨みましょうね

1年生の「図工」は「かんむりつくり」
全く同じことをやっているのに、クラス、つまり先生によって少しずつ教え方が異なっていて、興味深かったです

ちょっと先になりますが、今度、星野の「公開授業」にも行く予定です。

毎日の「授業」こそ、私学の「商品」
それを実践するのが、まさに「教師」
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さとえ学園小 オープンスクール

2008-06-25 23:27:03 | 2009年度(平成21年度)小学校受験
今度は、さとえ小の「オープンスクール」に行ってまいりました。

授業は1年生の授業を中心に見ました。
「英語」「算数」「国語」「生活」と、主要科目は全て見学できました。
「オープンスクール」用に用意した授業ではないと思いますが、「生活」は水族館での授業で、当然子どもたちはとてもイキイキとして楽しそうでした。
大人だって、ワクワクします。
「サカサナマズ」って、一体何が楽しくってあんな具合に逆さまになって泳ぐのかしらとか…

また、昨年新しく完成した校舎やグランド、そしてプール授業も見学することができました。
プールは2年生の授業でしたが、泳げる子は底板なしのところでクロールで15メートルくらいは泳いでいました。
泳げない子も底板ありの浅いところでビート板を使ってバタ足や息継ぎの練習をしていて、それぞれが自分のレベルに合ったメニューをこなしているのがいいと思いました。
(昨日、娘のプールを見たばかりなので余計にそう思いましたまあ、まだプール始まって4回目なので仕方ないですけど

ウチは、息子が公立小だったので、今まで公立の授業を6年間ずーっと見続けてきました。
こうしていろいろな学校の授業を改めて見学すると、公立小とは異なるユニークな私学教育の実践を肌で感じることができて学ぶところが多いです。
同時に、それぞれの学校の良い所、まだまだ足りない所、自分の子どもに合った所、そうでない所など、私学間のビミョーな違いも見えてきます。

小学受験をお考えのご家庭は、本命校だけでなくチャンスがあれば複数の学校の「授業」を実際に見ることをお勧めします。
特に私立の場合、とかくカリスマ校長や理事長などの人柄・教育観に目が行きがちで、それはもちろんベースとしてとても大切なことではありますが、どんなに彼らが理想を語っていても「実践」がなされていなければ「絵に描いた餅」

「踊る大捜査線」風に言うと…
事件は「現場」で起こっているんだぁー

教師がどんな風に子どもたちを導き、それを子どもたちがどう受け止め、感じ、学んでいるか…
子どもたちは「笑顔」でいるか…

きれいな「入学案内パンフレット」、工夫を凝らした「ホームページ」、そして「説明会」でも見えてこない、そんな「生」の姿が「授業」という現場にあるのです。

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開智学園総合部 学校開放日

2008-06-24 23:07:17 | 開智っ娘
今日は「学校開放日」
朝から開智に行ってきました
梅雨の中休みで、とても暑い一日でした

初めに「全体会」、その後2~4時間目が授業参観でした。
「全体会」では、まず那須野校長のお話。
今年は、子どもたちに何を「教え」、どう「評価」し、どう「支援」するか、再度見直しをしている、ということでした。
先日の教科説明会のときも同様のお話があったので、これは特に目新しいトピックではありませんでした。

特筆すべきは、以下の2点です。
セカンダリーから「週6日制」を導入する
7/23 に定員120名認可予定
それに伴い、現在「帰国や国内の突然の転居」に限定している「転学枠」も拡大する

これらは、「決定事項」であるというお話でした。
つまり、来年以降、2年生以上において帰国や転居でなくても他校からの「転学」が可能になる、ということです。
これで、過去に開智の入試で涙を呑んだ子どもたちに再チャレンジの機会が与えられることになります。
また、将来中学受験予定だった子どもたちにも、中受を待たずして開智に入るチャンスが生まれることになります。
転学試験の難易度は開智の「定期テストレベル」ということなので、いわゆる中受レベルほど難しくないと考えられます。
…ということは、「転学」の意思があるなら、今からコツコツ準備すれば十分間に合う可能性があると言えるのではないでしょうか。
私学として開智を1つの選択肢としてお考えのご家庭にとっては、大変うれしい情報と言えるでしょう

さて、先日来、気になっていた「プール」授業。
今日の2時間目が、その「プール」でした
プール棟の中まではだしで入って見学もできましたが、私は汗っかきなので、外からガラス窓越しに見学しました。

①プールサイドにすわってバタ足
②プールサイドにつかまってバタ足
③プールサイドにすわってお腹に水かけ
④プールサイドにつかまって顔浸けブクブク
⑤25メートルプールをウォーキング
⑥⑤の途中で、水中輪っかくぐり×3セット
以上

えーーーーっ
そんだけーーーーーーーーー
どんだけーーーーーーーーー

今日はたったの1時限=45分、それも着替えを入れての授業だったので、仕方がないけど
これじゃぁ、娘には物足りないんじゃない
って、正直思っちゃいました
でも当の本人は「プール、たのしかったぁー」って言ってるから、まっ、いいか…
それにしても、先日の「泳力調査」は何だったのかしら

3時間目は「算数」、4時間目は「国語」の見学。
全部で4クラス、1年生全員の授業を実際に見ることができました。
できれば、「英語」の授業を見たかった…
「学校公開日」は各学期に1回ずつあるので、次回に期待しましょう

その後、私たちのティームは保護者懇親会。
今度の「サマースクール」、夏休みの「探求」、「通知表」や「テスト」のことなどについて、上級生のママたちにいろいろ質問できて有意義な時間を過ごせて良かったです





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西武学園文理小 第1回入試説明会

2008-06-22 21:40:32 | 2009年度(平成21年度)小学校受験
今日は、埼玉県内私立小の説明会ラッシュでした。

さとえ学園小…第2回学校説明会
星野学園小…第1回入試説明会
西武学園文理小…第1回入試説明会

このうち、私は西武文理小に行ってきました。
あいにくの
…というより霧雨だったので、「新狭山駅」から徒歩はちょっと辛いかなと思い、埼京線で「川越」まで行ってスクールバスを利用しました。
学校には、ぴったり15分で到着しました。
バスの運転手さんが若くて美しい女性だったのでちょっとビックリ
子どもたちにはうれしいかも…

川越駅西口では、ちょうど文理小のバス乗場の前が星野小のバス乗場になっていました。
星野の入試日が10月10日(金)、西武文理の入試日が10月18日(土)or10月19日(日)
両校の併願が可能で距離的にも近いことから、パパとママで説明会に分かれて参加したご家庭もあったのかな?

文理小の講堂には約200強の席が用意されていましたが、ギュウギュウという感じではありませんでした。

まずは、佐藤校長の話。
・小5で英国ケンブリッジ、小6で米国ボストンでの海外研修があります
・その練習のために小4は北海道まで飛行機で連れて行き、一流ホテルで宿泊研修しました
・英検、漢検、数検、どんどんやらせます
・小学校で英検3級とらせます とらなきゃダメ
・本を読む子に育てることが大切 学校へ一人最低6冊寄付することになっています 英語の本も半分あります
・会報も半分は英語で書かれています
・「お手玉」(三個)が10回以上できなきゃダメ 地域の60代のご婦人を呼んで子どもたちに教えてもらって、お礼に肩もみをしてあげて喜ばれています
・田植え、稲刈り、もちつき やります
・とにかく、頭と手を同時に使って「経験」することが大事
・冠婚葬祭は公欠扱い 学校を休ませてください
・海外出張の時は子どもを連れて行ってください
・これからは「英語」だけじゃダメです トイレにはフランス語、イタリア語、スペイン語、ラテン語が貼ってあります

…という具合に、お話は多岐にわたっていました。
とにかくいろいろ話したいのに時間が足りないという雰囲気で30分お話されました。
「みなさん、○○しなきゃダメ!」とか「○○してください!」とか「それからね、はいっ!…ですよ!」というのが口癖で、私は自分がまるで生徒のような気持ちになって、そのたびにドキッとしてしまいました
教育方針や実践が、強い「自信」に裏打ちされているんだな、と感じました。

約10分間の学園紹介ビデオの上映後、本日のメインである澤田副校長による「入学試験の概要説明」
レジュメを用意した上でのパワーポイント説明だったため、とてもわかりやすく、ホスピタリティある方法だなー、と思いました。

・平成20年度入試結果…1回目で合格して手続きした人が例年より多かった だから補欠が少なかった
・在校生居住地…練馬区トップ やはり西武線沿線多い 杉並区、中野区が増えてきた
・在校生居住地 埼玉県…やはり所沢、川越が多い 地元狭山も増えてきた  
・通学時利用駅…西武線多いが東武東上線も増えてきた
・月齢別合格者…年によってばらつきがある 1回目入試は月齢考慮する
・学校を知ったきっかけ…やはり、塾・幼児教室からの紹介が多い
・塾に通った期間…1年未満28名、1年以上53名、2年以上3名、3年以上2名、通っていない4名 通っていなくても合格している やはり家庭教育だ
・併願校…早稲田実業との併願が最も多い
・入試の目的と学校が望む児童像
・試験内容…面接(本人および保護者)約15分、ペーパーテスト、制作テスト、運動テスト、行動観察
・合否判定…全ての内容をバランスよく見る
・面接会場の写真…こんな感じで行う 併願校や幼児教室は聞いたとしても合否に関係ない
・仕事の都合などで両親がそろっていないからと、「お手紙」などを持参する方がいるが必要ない
・「ペーパー」は「易」から「難」までバランスよく出題する
・「行動観察」は入試の日の登校から下校まで観察する

以上、早口でしたが、ポイントをまとめてわかりやすく説明してくださいました。

次に総務主任の先生から「出願手続きについて」説明
願書の書き方の注意点など、とても細かいところまで丁寧に説明されました。
入学手続きは11月からの東京入試との併願者に配慮していて、延納手続きも最後の国立校の発表まで待ってくれる設定です(ただし、筑波、お茶の水は間に合わないかも…と)
最後は気になる「学費」のこともハッキリ言ってくれました。
初年度はいろいろ合わせて143万
プラス入試検定料、スクールバス代、英検等の検定料入れてだいたい150万くらい必要
2年生以降は、海外研修旅行の積み立ても含めて105~115万。
この他に、入学後、任意の寄付金一口20万1口以上をお願いしている…
…ということでした。

お金のこと、やっぱり、大切です。
ここまで懇切丁寧に説明してくれる学校はあまり無いです。
ここでもホスピタリティを感じました。

最後は、施設見学がありました。
とにかく新しくてきれいで、壁、窓、廊下、階段のステップなど到るところに写真、手紙、子どもたちの作品など、そして「英語」などの単語がペタペタ貼ってありました

私は英語の授業を中心に、国語、算数、理科、社会の授業デモを全て見学。

娘の受験のときは、自宅からの通学を考えて二の足を踏んだ学校でしたが、とてもユニークでホスピタリティあふれる学校です。

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お姫様だっこ!?

2008-06-21 23:39:22 | 開智っ娘
お久しぶりでございます。

この1週間はとにかく忙しくて、ブログが更新できないままあっという間に土曜日になってしまいました。
書きたいことが山ほどあるのに、全然書けないのはストレスになって体に悪いですね

さて今日は、1年生の「サマースクール」の保護者説明会で、開智に行ってきました

開智小の「探求活動」の1つである「サマースクール」は、1泊2日の宿泊学習となります。
今年も「つくば」に行って「女体山登山」をするということです
…と言っても、何しろまだ1年生。
途中までケーブルカーに乗り、そこから山頂を目指すとか…
でも、自ら汗して上った山の山頂からの眺めは、さぞかしすばらしいことでしょうね

宿泊はふもとのホテルを貸切。
男女別に5~6人の班が編成されていました。
娘はなぜか「はんちょう」
確かに娘の幼稚園では1泊2日の「お泊り保育」があったし、親元を離れての「お泊り」は慣れたものですけど…

特に質問もなかったので、40分程度で説明会は終了。
「今から子どもたちを連れて参りますので、ここでしばらくお待ち下さい」
という説明があり、私たちはしばらく待つことに…

今日の午後、娘は「児童数検」を受けていたので、説明会後、私と一緒に帰ることになっていました。
受験しない子どもたちも親と一緒に帰れるように学校で待たせてもらっていたので、ほとんどの子どもが残っていました。

しばらく待ち時間があったので、またまた「更衣室」に入って娘のロッカーをチェーっク
今回はハンガーに制服をちゃんとかけているし、安心、安心…

…しかーし
さすが、そんなことでおさまる娘ではありませんでした

ロッカーチェックから戻ってきてイスに座っていると、聞きなれた声が後方から…
「おかあさーん
…振り向いたとたん、ハハは、まるで「マトリックス」の映画のように、ほぼ直角に、後ろへ、「エビぞり」

何とそこには、「ベージュ」色の体操服を着た娘が、ニッコニコ顔で立っていたのでした
確か、開智の体操服って、クリームがかった「オフホワイト」だったはず…

ひょぇ~~~~~~~~~~~~~~~~

その時の気持ちを、ハハは何と表現したらいいか、言葉がみつかりまへん
おかしいやら、恥ずかしいやら、腹立つやら…
周りのママたちも、そんな娘の「ベージュ体操服」を見て一瞬絶句
…そして大爆笑
もう、ホント、ありえない
エビぞったあとは、「クラゲ」のように力が抜けましたわ

「大丈夫、大丈夫。去年の学校見学の時にも、いたわよ、おんなじような子が…」
そんな私の様子を見かねた周りのママの慰め言葉も、空しく響く
それって、男の子でしょ

だって
毎週水曜日は「はなづみ」があるので体操服は持ち帰り、必ず木曜日には洗濯した「オフホワイト」の体操服を持たせているのに…
木・金・土のたった3日間だけで「ベージュ」って
どういうこと

ちがうの
体操服を「ベージュ」色に汚すことは、全然OKなの
何が腹立つって…
その「ベージュ」着てて何とも思わない、その「女の子」としての「神経」
それが、腹立つねん
さすがにキレた

よくよく聞いてみると…
数検が終わってから私たちの説明会終了まで校庭で「ドッヂボール」をして待っていたのだとか。
そう言えば「Team体育」の時にも「ドッヂボール」してたとか言ってたなぁ…
4年生にボール当てた、とか何とか…
娘は幼稚園の時から「ドッヂボール」が大好き
今日も、思いっきり「胸」でボールを受けてたのかも

「じゃぁ、汚れたのは、今日なのねっ
「ううん、木曜日に、お友だちがフラフープしてて、それに当たって、転んで、汚れてた

はぁ

しゃあない、やっぱり「血」だ
私の方がもっとすごかったかも、だし…

あきらめ気分になりながら、荷物を取りに教室へ行きました。
すると、いつも娘と遊んでくれている大好きな3年生のお姉ちゃんが、わざわざ私にご挨拶に来てくれました
「こんにちは。私が○○です」
「あーっ、いつもいつも遊んでくれているんだって。ありがとう。これからも仲良くしてね
「はい
…そのとたん、何を思ったか、わが娘…
その3年生のお姉ちゃん「を」、ヒョイ、と、「お姫様だっこ」

再び「オー、マイ、ガー」

どう見ても、「頭」より「体」使ったほうがいいんじゃない将来…

やっぱり「附属」は「まぐれ」だったのかなぁ…


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ひと区切り

2008-06-13 15:07:23 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
気が付いたら、このブログ、6月に入って毎日更新していました。

これまで、塾講師として進学塾で子どもたちの受験指導をしたり、個別指導塾では教室運営に携わったりしてきました。
そんな私が、昨年「小学受験」と「中学受験」の二つを同時に体験しました。
知識として知ってはいたけれど当事者になって初めて実感できたこと、当事者になってみないと実際わからなかったこと、いろいろなことが見えてきました。

中でも「小学受験」という世界は、「お受験」と揶揄されるくらいにまだまだマイナーかつ発展途上の世界です。
しかし、娘の「お受験」をきっかけに、その世界へ足を踏み入れ挑戦してみよう、と決意してからは、何ごとも体当たりでトライしてきました。
とにかく自分の目で見たり、自分の耳で聞いたりしてみないと気が済まない性格。
「噂」「風評」というものが大キライ。
そういうものは信じないようにしようと思っていました。

ところが、「中学受験」に比べ「小学受験」はあまりに「謎」だらけ…
ベールに包まれた「お受験」の謎のモンスターたちがウヨウヨ。
学校側の情報公開も進んでいない。
闇に包まれたいわゆる「小学受験業界」の不透明さ。
高額な入会金、授業料、テキストなど、「塾」や「幼児教室」のわかりにくいシステム。
その未熟さ。

そうなると、結局親たちは「口コミ」や真偽の疑わしい掲示板の「書き込み」に頼らざるを得ない…
根拠のない「噂」やよくわからない「評判」がはびこり、親たちは振り回され、あおられ、踊らされる。
…その現実を思い知りました。

でも絶対に負けない!
そんなモンスターの正体を暴いてやるぞ!

結果としてわかったこと。
昔ながらの古ーい伝統を引きずった「お受験」の世界。
これは、確かにあります。
でも、その一方で、新しい「小学受験」の「風」のようなものが吹き始めていることも確かです。
それが私にはすごく新鮮でうれしかった。

私立の小学校は、訓練された「頭でっかち」な子どもを求めているのではありません。
「人の話を注意深く聞く力」
「話の内容を正しく理解する力」
「事物を正しく認識する力」
「筋道をきちんと立てて論理的に考える力」
「指や道具などを上手に使える器用さ」
「基本的な運動能力や挑戦意欲」
「集団の中で協調性をもって行動できる力」
「自分の考えを相手にわかりやすく伝える力」
…こういった力の「芽」「つぼみ」「伸びシロ」つまり、将来の可能性を持った子ども。
そんな「子どもらしい子ども」の入学を望んでいるのです。
受験を経験してそんなことがよーく見えてきました。

机に張り付かせてペーパーだけをガンガンやらせるのではなく、子どもには「体験」がとても大切です。
そして、自分で感じさせ、考えさせ、判断させ、行動させることこそ必要なのです。
私たち親は、ついつい手取り足取り教えたくなってしまう。
でもそれは「机上の空論」となり子どもの心には残らない。
今の都会の子どもたちは、私みたいにド田舎の大自然の中で泥んこになって遊び呆ける「体験」まではできないけれど、日常の中でも子どもたちが「体験」「体感」できる場面は工夫次第でいくらでも作れる。

また、何より大切なこと。
それは、私自身が自分の失敗体験から学び、いつもいつも心がけていること。
それは「楽しく」勉強すること!
子どもたちの年代にとって本来「勉強」=「遊び」なのですから、遊びの要素を上手に採り入れて彼らの知的好奇心をうまくくすぐりながら楽しく勉強に取り組ませること。
そうやって楽しみながら自然に力をつけさせていくことが大切です。
そのためには、私たち親も子どもたちと一緒に楽しもう、という気持ちの余裕を持たなければダメだと思います。
親が楽しんでいれば、子どもも絶対楽しくなります。
それを忘れたとたんに、勉強は子どもへの「押し付け」になってしまうのです。

開智を初めとする埼玉の各私立小や関西の「関関同立」の各小学校のように、新設小学校が続々と生まれている中、「小学受験」はもはや一部の限られた人々だけのものではなくなりつつあります。
ちょうど私が塾講師になったころの「中学受験」の状況と似ています。

別に「お受験」ブームをあおるつもりはありません。
ただ、私たち保護者も、公立とはまたひと味もふた味も違う私立各校の良さを比較検討し、子どもの性格や家庭の教育方針に合った学校を選択できるチャンスをもらえるようになったことは歓迎すべきことだと思うのです。


このブログは、自分が「お受験」で迷ったり困ったりした経験から、少しでも皆さんに「事実」や「生の情報」をお伝えできればと思って始めたものです。
掲示板の誹謗中傷合戦には辟易です…
娘が受験した学校や実際に通っている学校の実名まで明かしてプライベートなことを書いていることに抵抗がある人もいるとは思います。
そこをあえて公表してきたのは、わが「娘」と娘が選び進んだ「学校」に「誇り」を持っているから。
「K智小」とか「埼玉の某私立」とか書く方がおかしい。
そういうことを書くから間違いや誤解が生まれると思うんです。

今回、開智と埼大附属の「20年度入試分析シリーズ」も終わり、このブログもひと段落つきました。
21年度入試も、今後、学校説明会や入試説明会のラッシュです。
また、いよいよ入試の「天王山」である夏期講習も始まります。
教材研究や準備にも本腰が入る時期です。

これからは、開智小でのできごとや娘のエピソード、息子の近況などを、余裕を見ながら綴っていきたいと思います。

あっ、ブログをやめるわけではありませんよ。
ブログを書くことで頭が整理されますから…
それに、書くこと、大好きなので…
読んでくれてる人がいる限り続けます!

(今日は、マジなので、絵文字なし)
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初プール

2008-06-12 10:40:36 | 開智っ娘
今年、開智に念願のプールができました
今日、1年生は、完成したばかりの新しい「プール」での初授業です
娘はプール大好き人間
今日をとっても楽しみにしていました

実はつい最近、家の近くに「川口市立戸塚スポーツセンター」というのがオープンして、そこにきれいな室内温水プールができたのです。
先日、早速泳ぎに行ってみました。
川口市民だと2時間で大人270円、子ども100円で泳げます。
娘と一緒に泳ぐのは「かすかべ温泉」のプール以来
それもいつだったか思い出せないくらい久々です

25メートル5コースとウォーキング2コース、児童・幼児プール、そして、うれしいことに「ジャグジー」まであります
子どもたちが泳いでいるのを「ジャグジー」でゴクラクしながら見ていられるので、親にとってもサイコーです
採暖室も、まるでヒノキサウナみたいで快適なのです

今回のプール授業に先立って、学校から「泳力調査」が来ました。
娘は幼稚園のプール授業で最後「特1級」というのをもらっていて、息継ぎありのクロールができます。
そこで「息継ぎクロール、10~15メートル」と記入して提出しました。

ところが…
どうもそれが起爆剤になったみたい
「絶対に25メートル泳ぐっ
初めてスポーツセンターのプールに行ったときから聞かないのです。
でも、何度トライしても15メートル地点で止まってしまうのです
「いっぺんに泳げるようにならなくても、少しずつ距離を伸ばせばいいんだから…」
そう言っても、聞くを持たず、休憩もせずに泳ぎ続け…
「もう時間だよ帰ろう
「やだー、絶対に泳ぐ
大泣きです
ホント、どこまで負けず嫌いやら

しかーし…
何と、ついこの前の日曜日。
ホントに25メートル足をつかずに泳いじゃったんです
バタ足と息継ぎと水のかき方をチョットずつアドバイスしていたのが効いたのか、そのときはあれよあれよと言う間に20メートルラインを超えてタッチ

まさか、ホントに泳いでしまうとは
やっぱりあの「ド根性」は見上げたものです
毎度、親バカで、すみません

今日は一体どんな授業なのかな
雨がすごいけど、プール棟への移動は大丈夫かな

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「お受験」を振り返って…

2008-06-11 09:31:40 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
実は、私、この年代()では珍しく、中学受験経験者です。
それも、地元の国立大学附属中。
しかも、これまた「塾」にも行かず…(というより、「塾」がなかった
一次(ペーパー)に合格し、二次のピンポン玉抽選で落ちました。

今考えると、全く「ひとごと」でした
小学校5・6年当時の担任の先生が両親にこう言ったのです。
「この子はIQが高い。もっと落ち着きが出たら、絶対に勉強できる子だから、中学受験に挑戦してみてはどうか…」
「落ち着きが出たら」って…失礼な
でも…
ガサガサしてたのは事実
その気になった両親は「入試過去問題集」を私に買い与え「さあ、やりなさい
ずいぶん乱暴な話です

その問題集、今でも覚えています。
A5版のパステルグリーンのカバー…
中を開けると小さな小さな字がビッチリで、イラストもなく、解答用紙や解答欄さえもない
受験生への「ホスピタリティー」のカケラもない問題集でした
それを解いて自分で答え合わせをするのです。
もう、それが苦痛で苦痛で
父親は小学校の教員なのに、教えてもらった記憶もありません。

何しろ私はド田舎の「野生児」
6年生になるまで野山を駆け巡って遊び呆けていました
じっとすわって「勉強」なんてしたこともない
「塾」自体が珍しい時代に、ウチのような田舎にそんなものはないし…
「附属受験」なんてセレブな街の子どもたちがやっている別世界のできごとだと思ってました。
テストを受けるためだけでもバスに1時間半乗って行かなければなりません。
今振り返ると、それでもあの時「がんばろう」と思ったのは、学校の先生や親の「期待」に何とかして応えたかったからだと思うのです。

今回の「お受験」も、娘を動かしていた動機は「絶対に合格したい」という気持ちよりは「親の期待に応えたい」という気持ちの方が優っていた、と言うよりむしろそっちのほうだったのかもしれません。
でも、当時6年生だった私と比べても、年長の娘の方がよほど「受験勉強」を自分のこととしてとらえ、取り組んでいたと思います。

どうしても塾には行かない
絶対に母親と一緒に勉強する
そうじゃなかったら受験しない
…そういう強い意思。

負けず嫌いの性格から、できなくてくやしくて泣いたことも
でも、途中で絶対に投げ出さない「努力」と「根性」

勉強やテストさえも「プレッシャー」としてとらえず、逆に「楽しもう」という姿勢。
…これは天性なのか、意外な娘の一面でした。

「お受験」を通じて、娘はさらにひとまわり大きく成長したような気がします。

一方、ハハはと言うと…
前の塾で「対人恐怖症」になってしまって私の塾に移ってきた年長さんがいました。
「円形脱毛症」になってしまった子の話も聞きました。
「お受験」することでそんな状況に子どもを追いやることだけは、絶対したくない
と思っていたにもかかわらず…
いつのまにか娘をそんな状態へ追い込みかけて「自己嫌悪」に

でもそんなとき、娘の「笑顔」が私を支えてくれました。
ハハの願いはただ1つ。
わが子を「笑顔」にすることだけなのです。

そして、今…
毎日「笑顔」で学校に通う娘。
ハハはそれが何よりうれしいのです
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20年度 埼玉大附属の第二次合格発表

2008-06-10 14:27:48 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
ちょっと間が開いてしまいましたが、埼大附属小20年度入試シリーズ、最後になりました
「第二次検査」の合格発表です。
合格者の掲示は11月30日(金)早朝7:00~9:00。
一次と同じように正門玄関に貼り出されます。

私が到着した8時過ぎには、既に合格を確認した保護者が抽選の受付の列に並んでいました。
こちらをチラチラ見ています。
ひぇ~~~
この状況でダメだったら、すごい気まずい…

おそるおそる掲示を見てみると
なんと
またまた、ある~~~
再び携帯で証拠撮影
でも…ここまできたら、何となく合格しているような気がしていました。

前日の夜、娘との話し合いの結果、たとえ附属の二次に合格しても開智に行くことを決めていたわが家。
娘も、開智以外の学校を受けた上で、考え、選んだ結果です。
だから抽選は「辞退」することで合意していました。
もし抽選を受けて合格した場合、辞退者がいても欠員補充はしないからです。
学校側からも、その点は前もって注意がありました。

抽選辞退の場合、受付をしなければいいわけです。
そのまま帰ってしまっても何ら問題はありません。
でも、私は黙って帰ってしまうのは何だかとても失礼な気がしたのです。

そこで、一言お断りをしようと、警備員さんに頼んで担当の方を呼んでもらいました。
受付の方と思いきや、出ていらっしゃったのは、副校長
玄関横の事務室前で応対してくださいました。

「大変申し訳ありませんが、子どもと相談した結果、抽選を辞退させて頂きたいと思います。このまま黙って帰ってしまうのは大変失礼な気がして、一言お断りしたいと思いまして…」
すると、副校長は
「これは、これは、わざわざありがとうございます。そうですか、残念ですが、仕方ないですね。またご縁がありましたら、よろしくお願い致します」
逆に深々と頭を下げられたので、こちらも大変恐縮してしまいました。

帰りは、なぜかスッキリした気分で学校をあとにしました。


埼玉大学教育学部附属小学校 平成20年度入学検査結果

男児
応募人数        201名
検査日程説明会参加者数 199名
第一次検査合格者数   109名
第二次検査合格者数    60名(説明会参加者数を元にすると、3.32倍)
最終合格者数       42名(説明会参加者数を元にすると、4.74倍)

女児
応募人数        199名
検査日程説明会参加者数 190名
第一次検査合格者数   111名
第二次検査合格者数    64名(説明会参加者数を元にすると、2.97倍)
最終合格者数       42名(説明会参加者数を元にすると、4.52倍)

附属幼稚園からの連絡進学者
男児 18名 
女児 18名


…こうして、母と娘の「お受験」は全て終了となりました
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大隈講堂いっぱい

2008-06-09 15:34:34 | 2009年度(平成21年度)小学校受験
改築された大隈講堂。
一体何人収容できるのでしょう
調べてみました。
大講堂1階席(座席数:637席)
大講堂2階席(座席数:484席)
小講堂(座席数:300席)
合計1421席
…午前中の部では、これがほぼ全席埋まり、立ち見も出るほどでした

そう、土曜日に開かれた早稲田実業初等部の「学校説明会」です。
仕事柄、今まで数え切れないほどの「説明会」に出席してきましたが、こんなにすごい人数は初めてです。
もちろん、親子3人での参加とか、塾関係者も多くいましたけど…
説明会が1回しかないとは言え、大変な人気ぶり。
今年の入試もすでにヒートアップの気配です

大隈講堂までの道筋には、例によって塾関係者がずらーり
その間を潜り抜けていくのが大変なくらいです
パンフレットの数からすると、少なくとも15の「塾」や「幼児教室」がいました。
「お受験ママの合格メイクアップ!」
そんなイベントを主催・宣伝している塾も…
はー
ここまできたか…


初等部教頭の司会で会は進みました。
まずは、早稲田実業学校渡邉校長の挨拶。
次に初等部多宇校長の話。
やはり、「ワセダ」の一員としての強い帰属意識、早稲田大学附属・系列5校中のトップであるという「自負」がお話の随所に感じられました。
良い意味で…

その後、初等部の一年、一日の様子、教科・教科外学習についてスクリーンの映像を交えながらそれぞれ説明がありました。
武蔵「国分寺」という地元の自然と上手に融和し、「頭でっかち」ではない体験に基づいた学習を実践しているところが素晴らしいなぁ、と改めて感じました。
子どもたちも自然の中ですごく生き生きのびのびと成長しているように見えます。
学校の雰囲気は、開智小に似ていますね。

そんなところから、ウチの娘も志望校の1つとして考えていた学校です。
東川口からJR武蔵野線を利用すれば1時間以内で行けます。
ただ通学ラッシュと安全という面では、直通スクールバスには勝てません。

肝心の入試情報については、昨年度の例を挙げるにとどまり、次回の「施設見学会」(9月6日)までお預けです。
早実には例年「ペーパーテスト」がありません。
資料のQ&Aにも「早期教育」志向に苦言を呈する記述がありました。

次第には最後に「質疑応答」とありましたが割愛され、11時15分には会は終了しました。

これからも秋口にかけて続々と「説明会」が開催されます。
「お受験」を考えているご家庭は、できれば年中から複数の学校を実際に見学しておくことをおススメします
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開智学園総合部 21年度募集定員増!

2008-06-08 11:27:08 | 2009年度(平成21年度)小学校受験
昨日ついに発表になりました
募集定員は120名です
県の最終審査待ち、ということですが、ほぼ間違いないでしょう

受験まであと4ヶ月、というこの時点での募集定員増発表がどう受験生に影響を及ぼすか…

単純に考えると、門戸が広くなるわけで、チャンスは広がると考えられます。
ただ、学校側としては募集定員は増やしても「質」は落としたくないという考えなので、まず「120名」ありき、ではありません。

一方、「ここは狙い目だ」と思った受験生が殺到して逆に倍率が上がる、という現象は受験では珍しくありません。
ただ、これも中学・高校受験と比べ「小学受験」人口自体がまだまだ少ないということ、さらに開智の場合、図形難問や地理的な要因で受験生に敬遠されることもある学校だということを考えると、爆発的増加に直結するとは考えづらい。

いろいろ考えられますが、とにかく、受験生にとっては「朗報」であることは確かでしょう
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禁「ぬるま湯」

2008-06-07 08:29:59 | 開智っ娘
今日は、娘の「漢検」の日。
朝からはりきって出て行きました

10級は1年生配当の80文字が出題されます。
150点満点で、合格は8割の120点。
一番最初に「過去問」をやったときは115点しか取れず、悔しくて大泣き
それからは「パーソナル」の時間にもプリントを持っていって勉強してきました。
最近ではコンスタントに140点を取れるようになったのでたぶん大丈夫でしょう。

再来週の土曜日は「児童数検」6級です。
内容はやはり1年生レベル、出題数は15問で、合格ラインは7割。
こちらも少しずつ勉強しています。

私立に進学すると、原則「受験」がないため、どうしても勉強がなまぬるくなりがち。
「漢検」「数検」「英検」などの検定試験などを上手に取り入れることで、「ぬるま湯」にどっぷりつからず、何か具体的な目標のめやすを持って勉強する姿勢が身につくと思います。

娘の場合、英語については超初心者なので、「児童英検」はもう少し先…
毎週土曜日、私とのプライベートレッスンを始めたばかりです


さて、今日は開智小の第3回学校説明会の日でもあります。
そして、私は早稲田実業初等部入試説明会のために早大大隈講堂へ。
今から行って来ます

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20年度 埼玉大附属の第二次「検査4」面接

2008-06-06 09:38:36 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
さて、最後は「検査4 面接」です。

保護者は、先に面接会場である教室の入口で子どもたちが戻ってくるのを待ちます。
行動観察が終了した子どもから親の横にすわり、「左の席が子ども、右の席が親」×4組×2列で待機します。

私たちのグループは、3年1組~3年3組の教室の入口に並べられたイスにすわりました。
入口の前に2色のランプがあり、ランプのついた列の親子から扉を開けて中に入ります。
「白」のランプが点灯したら右の列の親子が中へ入り奥の部屋(3年1組)へ、「黄」のランプが点灯したら左の列の親子が中に入り手前の部屋(3年3組)へ入るのです。

隣のグループが後方左手4年1組~4年3組の教室入口に同じように並んでいました。
そのグループのランプは「青」と「白」でした。
理科か何かの実験に使うランプなのでしょうか

緊張して待っている親の元へ子どもたちが戻ってきました。
ウチの娘は同じグループでお友だちになった子となにやら目くばせで「会話」しています
でも、親たちの緊張した様子を察して、ちゃんと静かに待つことができました。

私たち親子は黄色いランプの列の2番目。
前の組が戻ってきて、ついに黄色いランプがつきました

中に入ると、オープン教室に仕切りがしてありました。
その入口に立つと、「面接官」(終始ニコニコ)と「立会人」(何もしない、何も言わないで時々何か確認している)の2名が窓側にすわっていました。
「失礼します」
「よろしくお願いします
と一礼し着席。

で…何か「違和感」があるんです。
何だろう、この感覚…

それは、面接官たちと私たち親子との間の「距離」
これがすごーく離れているのですよ。
2メートルくらいあったような気がします
「おーい」って呼ばなきゃ、ってカンジで…
いや、ホントに…
小さな声でボソボソしゃべったら、聞き取りにくい距離なんです。
ただでさえ緊張しているのに、あの「距離」はその緊張感をさらに増長すると思います。
私だけ~

質問内容(私たちの場合)
子どもに対して
・こんにちは。お名前をおしえてください。
・今日、一緒に来られた隣の方はどなたですか?
・おうちで毎日お手伝いをしていることがあれば教えてください。
・ふだん、お父さんやお母さんとどんな遊びをしますか?
・もう少しくわしくお話してください。
親に対して
・本校の教育目標の1つをお答えください。
・本校の性格として①実習校②研究校③地域への協力校の3つが挙げられますが、そのうちの1つについて、あなたのお考えをお聞かせください。
・もし、本校の在学生数名が道を広がって歩き、あなたと新入生であるあなたのお子さんがその後ろを歩いていたとしたら、あなたはどうしますか?
・入学後、保護者会や行事などでたびたび学校へ来なければならなくなりますが、大丈夫ですか?

「児童中心に」っていう話だったのに…
半分以上は親に向かっての質問だったような気がするのは気のせいかなぁ
私だけ~

「もし、本校の在学生数名が道を広がって歩き、あなたと新入生であるあなたのお子さんがその後ろを歩いていたとしたら、あなたはどうしますか?」
…これはなかなか意表をついた質問でしたね。
皆さん、何て答えたんでしょうか

「ねぇ、キミたち
キミたちは附属の生徒さんたちかな
実は、ここにいる私の子どもは今年附属に入学したばかりの新入生なんです。
だから、登下校のマナーがまだよくわからないの。
それで、キミたちにちょっとお願いがあるんだけど…
この子に、附属のお兄さんお姉さんとして、どうやって道を歩いたらいいかお手本を見せてやってくれないかな

…こんなカンジでしょうか?


こうして面接が終了すると、各自解散となります。
一次の時と同じように「検査カード」に「3」「4」のハンコが押してあるか確認して、そのカードを出口の箱の中に入れて帰ります。

「お疲れさま~よくここまでがんばったね
この「解放感」、そして「お受験」という1つの事を娘と共に成し遂げた「達成感」「充実感」
明日、どんな結果になっても、ハハはもう十分。

あなたを産んで良かった
私の宝物
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20年度 埼玉大附属の第二次「検査3」行動観察

2008-06-05 09:59:06 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
一次発表の翌日、11月29日(木)が「第二次検査」の日でした。

この日は娘の幼稚園で「発表会」の「リハーサル」がありました。
でも、幼稚園の先生は、
「リハーサルしなくてもぜーんぜん大丈夫だと思います」
…なんてノンキなもの
娘の役は「ピーターパン」の「フック船長」
女の子なのに
でも、なぜかハマリ役
衣装もかわいかったです


さて、受付時間は、第一次検査と逆でした。
男児 8:00~8:30
女児 11:00~11:30
「願書受付票」を提示し、第一次検査と同じ要領で「検査番号」のクジをひきます。
この日のために、また改めて「検査番号」を決めるのです。

「検査カード」「検査実施要綱」を受け取ったら、「検査番号」によりグループに分かれて控え室で待機します。

検査開始時間 
男児 9:30~
女児 13:00~

検査のときは帽子をかぶるので、女児は帽子がかぶれるような髪型にしておく必要があります。
控え室に入ったら、女児の場合、昼食をとって待機します。

番号を呼ばれ、子どもたちは8名ずつのグループに分かれて出発します。
娘…
また、例の宝塚「ラインダンス」で「いってきまーす」

保護者は子どもたちと同じ8名ずつのグループに分かれ、係りの指示にしたがって検査4(面接)の会場へ移動し、子どもたちが戻ってくるのを待ちます。


検査3「行動観察」(集団遊び)の内容…テスト時間約25分

・「ねこチーム」と「いぬチーム」4人ずつの2チームに分かれます
・子どもたちはゲーム前に、それぞれ机の上にある4色分けの帽子をかぶります
・4人で協力して、カゴに入った空き箱や空きカンをできるだけ高く積み上げる競争です
・ただし、それぞれのカゴに入った空き箱や空きカンは、1個ずつしか持ち出してはいけません

開智の「行動観察」とちょっと似ていました。
開智の場合は、空き箱ではなくダンボールみたいなものでできた大小さまざまの大きなブロックでしたけど…

娘は「いぬチーム」オレンジの帽子だったそうです。
そして、また例のごとくお友だちを作って面接会場に戻ってきました

やっぱり、テストを楽しんでる
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20年度 埼玉大附属の第一次合格発表

2008-06-04 12:45:38 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
第一次検査の合格発表は、検査の翌日11月28日(水)16:30~17:30でした。

インターネットでの発表はなく、正門玄関に貼り出されるのみです。
その際「検査番号」ではなく、「受付票」の番号で掲示されるので注意
合格しても何の手続きも必要ないので、わざわざ合否を確認するためだけに学校へ足を運ばなければならない…
って、イマドキどうなんでしょう

行きも帰りも同じように合格発表を見に来たママたちとすれ違います。
「この人はどうだったのかなー」と思うと、なかなかまともに顔を見ることもできません。
でも、中には目をウルウルさせた人もいて、合格してのうれし涙なのか、それとも…
いろいろ考えると胸がキューンとなってしまいます

私が到着したのは午後5時を少し回ったころ。
日も短くなり辺りは薄暗かったので、合格掲示板にはすでにスポットライトが当てられていました。
周囲には2~3人の先生方、警備員さん、そして2~3人の保護者がいらっしゃいました。

「女児」の所で探すと…
あったありました
やったぁ
附属も合格だぁ
すごーい
わが子ながら、何だか尊敬
やっぱり開智に受かったのは「まぐれ」じゃなかったんだ

一刻も早く校門を出て知らせなくては…
…と思った瞬間
待てよ…
これって、本当に合格したかどうか、どうやって証拠を残すの
「合格証」とか証拠になるようなものは何もくれないし…
これじゃあ「テストは合格しましたけど、抽選で落ちました」なんて勝手に言えるじゃん…

そう思いながらふと横を見ると、で番号を撮影し写メールしているママ発見
「すっ、すいません…撮影してもいいんですか
「ええ、なんか、いいみたいですよ」

ええっー、そうだったのね~
今まで校内では撮影も録音も一切ダメだったから、今回もダメかと思ってデジカメ持ってこなかったのに…
これは、撮るしかあるまい

一応、そばに立っていた先生方にお伺いを立てて了解を取り付け…
カシャ、カシャ、カシャ…
ついでに男子も
カシャ、カシャ、カシャ…

気が付くともう5時半になろうとしていました。
辺りはもうドップリと日が暮れていました。


平成20年度 埼玉大学附属小 第一次入学検査結果
男児
検査日程説明会参加者数 199名
第一次検査合格者数   109名(1.83倍)
女児
検査日程説明会参加者数 190名
第一次検査合格者数   111名(1.71倍)
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