都内中学入試がスタートしましたね
私も中学受験指導に10年間携わってきたので、この時期になると当時(40年前)のことをいまだに鮮明に思い出します
1月の埼玉入試では、(仮)開智所沢中等教育学校が開校初年度で大健闘~
しばらくは併願校としての位置づけが濃いかもしれませんが…
都内からのアクセス利便性がより上がれば、大躍進も間違いないでしょう
青木理事長と森上先生との対談は、大変興味深いです
都内中学入試がスタートしましたね
私も中学受験指導に10年間携わってきたので、この時期になると当時(40年前)のことをいまだに鮮明に思い出します
1月の埼玉入試では、(仮)開智所沢中等教育学校が開校初年度で大健闘~
しばらくは併願校としての位置づけが濃いかもしれませんが…
都内からのアクセス利便性がより上がれば、大躍進も間違いないでしょう
青木理事長と森上先生との対談は、大変興味深いです
アヤアカにまだ小学生クラスがあった時、完全個別指導で中学受験対策をしていた公立の女の子。
本日、見事難関の早稲田実業学校中等部に合格しました~
また一人教え子が自らの目標を達成してくれて、本当に本当に先生はうれしいです
この仕事をしていてホントに良かった、そう思える瞬間です
おめでとうございました
昨年5月。
教室で飼っていた一番最後の最後の幼虫がサナギになりました。
しかし、なぜか羽化せず、そのまま枝に糸で貼りつき固まっていたサナギ。
チョウにならないまま夏を越し、秋になり、この冬を過ごしてきたサナギ。
茶色にならないので、死んではいないはずと、そのままにしていました。
子どもたちに「これがチョウのサナギだよ」とか、教材として見せたりして…
そのサナギが、なんと、今日、羽化しました~~~
パタパタ、パタパタ…ん
ええええええええ~あんびり~ばぶ~
年長さんの授業中に発見して、もうびっくりしたの何のって、思わず叫んでしまいました
約18℃という、昨日のぽかぽか陽気で「春」になったと勘違いしたのか
1月31日だよ~
9か月もの長い長い間、ホントに長い間、「機が熟す」のを待っていたのね…
先日、浦和ルーテル小の塾説明会に参加した時の校長先生の言葉が脳裏をよぎりました。
「現代は、子ども以上に保護者が変化している時代になりました。
その一つは、結果をすぐに求める傾向があることです。」
ハゲドウ(激しく同意)~
・結果が出ることを、避けようとする
・やればすぐに結果が出るはずだ、と思っている
・やってもすぐに結果が出ないと、焦る
…そんな若い親御さんが昔より増えていると、実は最近、私も思っています。
気持ちはわかります
でも、子どもの成長は、見えないコップの水と同じ。
注いでいる時は、一体、今、どこまで水が入ったのか…
あとどれくらい水を注げばコップが一杯になるのか…
不安で仕方ない。
でもいつか、コップから急に水があふれて、いっぱいになったことに気が付く。
注ぎ続けていれば、必ずいつかは水があふれる時がくるものなのです。
結果が目に見えて出なくても、努力し続けていれば、いつかは必ず結果は出るのです。
あふれて初めて、子どもの成長に気づく。
子育てって、そういうものなのだと思うのです。
根気強く、行こう
何があっても、子どもを信じて
「その時」が来るのを、じっくり待とう
このチョウのように、きっと機が熟して羽ばたく時が来るから
開智望小学校がIB(国際バカロレア)PYPの認定校になりました~
http://www.kaichigakuen.ed.jp/nozomi/
やりました~素晴らしい~
学校教育法第一条に定められている正式な日本の「学校」のことを「一条校」と言います。
インターナショナルスクールのIB認定校は国内にたくさんありますが、それらは法律上「各種学校」の扱いになり、日本の学校の卒業資格が得られません。
開智望小は、「一条校」として、しかもそのなかでも数少ないPYPで、国内2番目に認定されたのです
日本の「学習指導要領」と世界標準の「IB教育プログラム」を融合させた、全く新しい小学校の誕生です
私も、開校当初から応援してきたので、大変感慨深いものがあります
先生方のご苦労が報われて、本当に良かったです
アヤアカデミーから今年、開智望小に10名の新入生が入学します
Ⅰ型(ペーパー型)入試、Ⅱ型(探究型)入試、いずれも成績トップはアヤアカデミー生で~す
望の受験対策なら、アヤアカデミーにお任せください
開智望小の益々のご発展をお祈りしております
開智一貫部の2月の行事を少しご紹介しましょう。
ロードハイク
「挑戦する意欲を育て、心身の向上を図る」
「自ら選択した距離を完歩し、達成感を得る」
以上のような目的で行われる、一貫部の伝統行事です。
早い話、江戸川河川敷をひたすら、ただひたすら「歩く」のです
距離
1年生 15㎞
2年生 27㎞
3年生 27、35、40㎞から選択
4年生 27、40、50㎞から選択
5年生 27、40、50㎞から選択
実はこの行事「私服OK」なので、誰がどんな格好で登場するのか、それを楽しみにしている生徒もいるんです
今年、娘の4年生は40㎞に約80人、50㎞も男子中心に約50人が挑戦したようです。
マラソンより長い距離、大変~
完歩するとバッヂがもらえます。
首都圏フィールドワーク
朝、4年生全員が上野に集合し、その後、各自が組んだ行程表に従って都内外部機関へインタビューなどの探究活動に出かけます
昼食はそれぞれの予定地で取り、午後再び上野に集合して解散します。
最低1か所にアポを取ることになっていますが、アポが取れなかった場合は図書館で探究活動をします
4年のフィールドワークが終わると、あとは5年6月のイギリスフィールドワークを残すのみ
一貫部でのフィールドワークの集大成となります。
文・理・医コース&選択教科最終決定
一貫部では、高校3年間の英数国3教科の学習内容を5年生の夏までに仕上げます
そして特別講座が始まる5年生の秋からは、本格的な受験体制に突入します
そのため、4年の3学期には5年生のコースを決定します。
普通の高校では1年生。
6年以降のコース変更は色々と大変なことが多いため、将来希望する職業や大学・学部をある程度限定して慎重にコース決定・科目選択をする必要があります。
5年生のクラス分け(昨年の場合)
文系Ⅰ類
文系Ⅱ類
理系Ⅰ類
理系Ⅱ類
医系
先端(文系、理系、混合)
Ⅰ類orⅡ類は、校内テスト1回と校外模試2回の結果を参考にして決定され、4月の始業式で発表されます。
現在4年生では先端とⅠ類がほぼ同じ学習内容&テストを行っていますが、5年医系コースの生徒は、理系先端、理系Ⅰ類、理系Ⅱ類に分かれ、理系生徒と合同で授業を受けます。
なお、一貫部では従来推薦枠はあまり使わず、どちらかというと一般入試を勧めていました。
それは、入試時期が6年の夏から秋にかけてと早めなこと、推薦書・面接・小論文などの対策が大変なこと、などが理由だと思います。
しかし、近年の推薦・AO入試枠の増加に伴い、今後は学校としても少しずつ推薦利用も進めていく方針だそうです。
開智総合部の行事については結構情報があるけれど、一貫部合流後の情報についてはなかなか知る機会がなくて…
そういう保護者の方々のために、このような情報を今後も発信していきますね~
1月行って、2月逃げて、3月去る…と言いますが…
2月も早や、中旬になります。
アヤアカデミーに祝日はないので、今日も授業を行いました~
この1月末、完全個別指導で10か月通っていた公立小3年生の一人がアヤアカを卒塾しました。
もともとは編入試験を目指していましたが、4年生の新年度(この2月)から日能研「トップオブマスタークラス」に通い、中学受験に挑戦することになったのです。
日能研「トップオブマスター」クラスとは…
「日吉」「自由が丘」「たまプラーザ」「成増」「南浦和」の5校のみに設置されている、全国トップクラスの中でもさらにトップの精鋭たちが集う特別クラスです。
定員24名、全国最難関中学(開成、麻布、桜蔭、女子学院、筑波大附属駒場、灘…etc)を目指すクラスで、入りたくても入るのが大変難しいクラスです。
全国テストの成績で、なんとそのクラスの「受講資格証」をもらえただけでなく、一年間授業料免除の「特待生」までもらえたのです
スゴイ~
中学受験することに決めてからは、アヤアカでの算数も国語も4年生の中学受験用テキストに切り替え。
算数は「和差算」「植木算」「周期算」「日暦算」などの特殊算もバッチリ予習してきました。
私も、久々の中学受験対策に、教えていてとても懐かしく新鮮な気持ちでした
それにしても、大手進学塾と言えど、優秀な生徒を集めるのに四苦八苦する時代なのですね
教え子がこうしてステップアップして卒塾していくのは、とっても嬉しいものです
これからも陰ながら応援しています、頑張ってね~
ノーベル医学・生理学賞を受賞された北里大特別栄誉教授、大村智氏。
どこかでお見かけしたお名前だな…と思っていたら、開智学園の名誉学園長の方でした
http://www.kaichigakuen.ed.jp/
http://www.kaichigakuen.ed.jp/tyuukouikkannbu/?page_id=42
校長先生の著書によると、「開智」と名付けられたのは、大村教授なんだそうです
調べれば調べるほど素晴らしい方で、全く面識はありませんが、なんだか嬉しくなってしまいました
開智からも、大村教授のような世界に貢献できる人財がどんどん育ってくれるといいな~
開智学園が所沢に小中高一貫校を作る、という話が現実になりそうです。
茨城の守谷に望小ができる以前から噂があったので、ついに!という感じです。
最寄駅はJR武蔵野線の東所沢駅。
設置許可が下りて順調に進めば、2019年度開校となりそうです。
少なくとも東京オリンピックまでにはもう一つの開智が誕生する可能性があるということ。
果たして今度はどんな特長を持った学校を目指すのか、大変楽しみです。
放置していたブログランキング
バナーを貼ってみたところ、今日見たら…
なんと4位になっていました
読んでいただいている方、結構いらっしゃるんだと、再認識しました
人気ブログランキング「小学・幼稚園受験」
にほんブログ村「小学校受験(塾・指導)」「小学校・幼稚園受験体験記」「小学校受験(本人・親)」
以上に登録しています。
気に入った記事などあれば、バナーを「ポチっ」としていただくとうれしいです
さて、3月になりました
4年生の子どもたちがアヤアカを卒塾しました。
無事セカンダリーに進級することは喜ばしいことですが、ちょっと淋しい気もします
2011年度、開智に合格・入学した子どもたちで、多くがそのままアヤアカ1年クラスに進級した大所帯の年代だったので…
国語・算数クラスだけでなく、英語クラスもありました。
皆、大変優秀な、アヤアカ自慢のお子さんたちです
…ということで、今日はアヤアカデミーの小学生クラスについて少しご紹介します。
アヤアカの小学生クラスは、いわゆる「学校補習クラス」ではありません。
進学塾講師時代に培った受験知識と指導ノウハウを基に、もっと先を見据えた学習指導を行うクラスです。
親や先生に言われて勉強をイヤイヤやるのではなく、「自分のこと」として捉え、自ら目標を立て自ら取り組む。
これが4年生までにできるようになることが目標です。
私は「自立&自律学習」と呼んでいます。
①「後(あと)伸び」する真の実力を低学年のうちから養う
入試合格は単なる通過点であり、むしろそこからがスタートと言っても過言ではありません。
いざヤル気になった時、低学年の時に養った基礎力(たとえば国語の語彙力や算数の四則演算力)がモノを言います。
「1年生のうちからそんなに勉強させなくても…」という方もいらっしゃいますが…
低学年だからこそしっかりとした基礎力を身につけておくことが大切だと考えています。
②家庭学習の習慣を身につける
遊ぶときは思い切り遊ぶ、しかし、勉強するときは勉強する、という気持ちの切り替えを本人自身ができるように。
低学年のうちから「勉強することは当たり前」という意識づけをしておくことが大事だと思います。
また、学校の宿題だけでは内容・量ともに「ムラ」があります。
まとめてイッキに3時間勉強するより、毎日1時間でもコンスタントに勉強するほうが効果的です。
③「成績上位が当たり前」という常勝志向を持つ
これ、結構大切なことです。
総合部入試では、毎年10番以内に2~4名のアヤアカ生がランクインします。
ただ合格すれば良い、というのではなく、上位で合格することが大事なのです。
なぜなら、万が一成績が下がっても「自分は上位にいたのだから、絶対にやればできるはず!」と本人が思うからです。
これが私の言う「常勝志向」。
開智で言えば、プライマリーで上位にいることがセカンダリーや一貫部と合流後も本人の成績の基準になる、ということです。
「後伸び」「常勝志向」「自立&自律学習」…
さらに、「わかる」ことと「できる」ことは異なるという視点に立ち、理解したことを定着させるための「アヤアカ式スパイラル学習法」
これらがアヤアカ小学生クラスを語るキーワードかな…
でも、これって、中学受験、高校受験、大学受験においても重要なキーワードだと思いませんか
本日、開智中学、開智未来中学の入試がスタートしました。
それに伴い、娘たち開智総合部の子どもたちは、今日、明日と「時差登下校」となっています。
最寄駅や学校周辺の混雑を避けるため、受験生が集合する朝の早い時間帯に登校してはいけません。
また、受験生が入試を終えて帰る時間帯までには完全下校しなければなりません。
したがって、総合部の児童は、9時20分に登校し2・3時間目の授業だけを受けて給食・弁当無しで11時30分には下校します。
娘が利用している東川口バスも、ちゃんとそれに合わせて運行されます。
そんな娘も6年生。
世の、中学受験生が必死に頑張っている中高一貫教育の旨みを存分に堪能中です。
今日も「早帰り」を良いことに、お友達と遊ぶ予定を立て、お気楽なものです。
その昔、私は進学塾で10年間中学受験指導をしていました。
中学受験生がどれだけの質と量の受験勉強をこなしているか、知り尽くしています。
したがって、どの段階で受験をさせるのがこの子には合っているのか…
小学受験の時にはじっくりと考えました。
結果、中学受験という選択肢も残されている4-4-4制の12年間一貫教育=開智総合部の受験を選択しました。
外部受験を積極的に支援はしないが邪魔もしない、というのが開智のスタンス。
御三家などの開智より上位校に挑戦するなら、万が一ダメでも内部進学の道も用意されています。
ところが、娘にとって、開智はまさにドンピシャな小学校。
学校は楽しくて楽しくて仕方がないようです。
7年生になったらバスケの部活を始めることを今から楽しみにしているくらいです。
外部を受験する気などさらさらありません。
実際、娘の同級生には、外部受験をされるお子さんが、数名いらっしゃいます。
開智6年生の通常授業では、既に中学数学や中学英語をどんどん先取りしています。
学校の勉強も疎かにせず、受験勉強もこなすのは、本当に並大抵のことではありません。
優秀なお子さんたちにはそれができるのでしょうが、娘にはそこまでの実力と意思もありません。
しかし、内部進学と言えど9年生で今の受験生たち一貫部生と合流するわけで、勉強に手を抜くことは禁物。
我が家では、総合部の中で常に上位2割以内の成績をキープすることを必須としています。
そうでなければ、公立校へ通いながら進学塾へ行って受験を経験させた方がよほど得策だという考え方です。
学校の先生方のお話では、英語の「リスニング力」は圧倒的に総合部出身の生徒たちが強いそうです。
先輩保護者方のお話では、一貫部と合流後、学校行事を積極的に引っ張っているのは、総合部出身の生徒たちだそうです。
一方、一貫部の子たちは計画的に課題をこなし目標を達成する力が備わっているそうです。
中学受験を経験した子は、ここぞという時に力を発揮することのできる集中力のある子が多いですね。
中学受験も内部進学も、それぞれに良さがあります。
どの選択肢をとっても、我が子を含めその子が生き生きと輝く学校生活を送って欲しい…
中学入試スタートの日、昔の受験を思い出しながら、そんなことを改めて考えています。
2020年、オリンピックが東京で開催されることが決定しました
私が生きている間に、日本でオリンピックが開催されるとは思ってもみなかったので、素直に嬉しいです
2002年のサッカーワールドカップでは大会ボランティアを志願し、大変貴重な経験をたくさんさせて頂きました。
老若男女、職種、国籍を問わず、様々な方々との交流が持てたことは、私の人生の中で大きな財産になっています
2020年の東京オリンピックでも、観戦だけでなく、何らかの形で運営に携わりたいと思っています。
今から楽しみです
さて、招致団の方々のプレゼンテーション
一通り拝聴しましたが、それぞれ心を打つものがありました
皆さん、堂々とした態度で、しかし決して威圧的ではなく…
笑顔で、会場にいる人の目を1人ひとり見ながら…
声もはっきりしていて抑揚があり、ジェスチャーを交えながら…
もちろん相当練習されたとは思いますが、プレゼンターの「心」がきちんと聞き手に伝わるものでした
昔から自己表現が苦手だ、と言われている日本人ですが…
世界にも通用するプレゼンテーションができたということは、日本人としても大変喜ばしいことです
同時に、今後世界で活躍するグローバルリーダーには、やはり「プレゼンテーション能力」は必須だな、と改めて感じました。
私の教室では、年中の時からプレゼンテーションの訓練をしています。
子どもたちは制作の後など、保護者の方たちの前に並び、名前とともに自分の作品の紹介をします。
そして、どんなところを工夫したのか、どんなところを頑張ったかを発表してもらいます。
目的の一つは制作物自体のレベルを上げること。
「工夫したところはどこですか?」と聞くことで、作品を工夫して作らなければならないんだ、ということを子どもたちに理解させるためです。
ただ切っただけ、ただ貼っただけでは、工夫したところを発表することはできません。
もう一つの目的は、もちろんプレゼンテーションの訓練です。
人前でもじもじくねくねせず、堂々と自分の考えを話すことができるようになるためです。
そのためには、やはり場数を踏ませなければなりません。
小学校に上がっても、社会に出ても、プレゼンの上手い人はそれだけで「生きる力」の一つが備わっていることになります。
そこからコミュニケーションの輪も拡がっていきます。
相手に自分の「心」を伝え、相手の「心」をつかむことで、お互いの理解が深まります。
英語クラスでも、「自己表現」の練習をしています。
内容は自己紹介ですが、結果的にはかなりの長文を英語でスピーチできるようになります。
①背中をビンとまっすぐ立って
②笑顔で
③Hi.から始まってThank you.で終わる
④全員の目を見て
⑤ゆっくり、はっきり話す
⑥ジェスチャーをつけて
⑦口をしっかり開けて大きな声で
⑧良いリズムで
以上がスピーチのポイントで、毎回自己評価させています。
入試直前のこの時期は、開智受験生の事前面接で行われる自己発信や口頭試問のリハーサルも行います。
どんなに慣れている子でも、やはりテストとなると緊張するものです。
緊張して忘れてしまったとしても、あるいは万が一失敗したとしても、どうすべきか本人に考えさせます。
いよいよ20日から始まる開智の事前面接。
アヤアカデミーの子どもたちは早くやりたくてウズウズしています。
私は前職で、社長にプレゼンをする機会が多くありました。
社長は、無言で、身じろぎもせず、最後まで聞いています。
「…以上です!」
と言った瞬間…
「で?」
「……」
凍りついたものです。
そんな時代が今となっては懐かしいです
5月28日、政府の「教育再生実行会議」は「これからの大学教育等の在り方について」という第三次提言を安倍総理に提出しました。
読み解いてみると、日本の大学のグローバル化の遅れを「危機的状況」とするその提言には、興味深い内容が数多く盛り込まれています。
中でも私個人が興味を抱いた提言は次のようなものです。
●グローバル化に対応した教育環境作りを進める
・日本の大学と海外の大学が学科・学部・大学院を共同で設置する
・外国人教員の増員や、教員の流動性を向上するため年俸制を導入する
・日本の大学が現地企業との連携により海外キャンパスを作る
・英語による単位修得ができるスーパーグローバル大学(仮称)の支援
・今後10年間で世界大学ランキングトップ100に10校以上をランクインさせる(現状、東大27位、京大54位)
●日本人留学生を12万人(現状6万人弱)に倍増し、外国人留学生を30万人(現状14万人弱)に増やす
・大学入試や卒業認定にTOEFLなどの外部検定試験を導入する
・海外の大学との単位互換、秋入学やクオーター制を導入する
●初等・中等教育段階からグローバル化に対応した教育を充実する
・小学校英語の早期化、時間数増、教科化、専任教員配置
(現状、中国、韓国は小学3年生から週2~3コマ)
・英語教員の海外研修・派遣
・英語教育に力を入れているスーパーグローバルハイスクール(仮称)の指定
・世界の有力大学で入学資格を認められる国際バカロレア認定校を200校(現状16校)へ増やす
「グローバル化」が叫ばれ始めてから久しい日本。
しかし、何年も現状を打破できないでいる日本。
そうこうしているうちに、アジアの後進国はどんどん先を越して行ってしまいました。
追い打ちをかけるように、15歳以上65歳未満の生産人口は、今後もどんどん減少し続けていきます。
これから先、日本はどう世界で生き残っていけばいいのでしょう…
日本の未来の子どもたちが、どうしたら幸せになれるのでしょう…
「大学は、知の蓄積を基としつつ、未踏の地への挑戦により新たな知を創造し、社会を変革していく中核となっていくことが期待されています。
我が国の大学を絶えざる挑戦と創造の場へと再生することは、日本が再び世界の中で競争力を高め、輝きを取り戻す日本再生のための大きな柱の一つです。」
こうして、提言では今後5年間を「大学改革実行集中期間」と位置づけています。
新しい試みをしようとしても、結局は大学入試が変わらなければ何も変わらない。
大元の大学教育を改革しなければ、日本の将来は無いと言っても過言ではないと、私も思います。
「教育再生実行会議」は今後、現行の「6・3・3制」や「センター試験」の見直しも行うということです。
さて、まさにそんな中、茨城県つくばみらい市に開智望(のぞみ)小・中・高12年間一貫校(仮称)が平成27年度開校予定となりました。
周辺には、つくば国際大学東風(はるかぜ)小学校が既に開校していますが、来年は江戸川学園取手小学校も開校する予定です。
そんないわば茨城の「私立一貫校激戦地」に乗り込んでいく開智です。
開智は、開校当初より、小学1年生から週5コマの英語授業を実践しています。
また、「4・4・4制」や「異学年齢学級」という全国的に見ても珍しい学びのカタチをいち早く導入しています。
最先端の「学び」に挑戦し、現状に満足することなく常に変革を試みている開智ですが、新設の望小・中・高はその「学び」がさらに進化し磨きがかかっています。
「4-4-3・1制の完全小中高一貫校」
「24名の少人数異年齢学級(中3からの4年間は30名学級)」
「グローバル化に対応した英語教育と理数教育の強化」
「グループ別習熟度授業」
「講義型の授業だけでなく、対話型、グループワーク型授業を多く取り入れた創造・発信型の授業」
…など
学園HPでアンケートを実施しているので、ご興味のある方はご覧になってみてください。
開校前なので今後さらに変革していく可能性はありますが、大きな柱は変わらないと思います。
これは私見ですが、今後の国の教育改革の流れを受け、今回の新校設立は海外の有力大学進学をも視野に入れた指導体制導入に絶好のチャンスではないか、と思います。
私立御三家の一つ武蔵は、英語圏の大学への進学を目指す中高生向けに、英語だけで科学を教える5年間の課外授業を2014年夏から始めるそうです。
他の中高一貫校に参加を呼びかけ、年間定員24人で発足させるとのこと。
開智も、国際バカロレア資格プログラムの導入など、グローバル教育体制作りを検討する時期に、既に来ているのではないかと思います。