智を開く

本当の「生きる力」を求めて…

たんげのじいちゃん

2009-06-11 08:23:41 | 開智っ娘
うれしいおたよりありがとう。
おぼえていてくれてほんとうにうれしくおもいます。

まいつきおばあちゃまのたいしょうごとをきかせていただいて、しせつのひともみんなよろこんでいます。
たんげのじいちゃんも88さいになり、いつまでげんきでいられるかわかりませんが、これからもYちゃんとなかよしになってゆきたいです。

かわいいしゃしんありがとうね。
デイサービスでうつしたしゃしん、へんてこなものですが、おりがみといっしょにいれました。

Yちゃんえ。

たんげ



中学校の体育教師だった実母は、その昔、水泳の選手でありインターハイでの優勝経験もあります。
その母が、今からちょうど4年前に「ホームヘルパー2級」の免許を取得しました
68歳の時です

残された人生をどう生きるべきか…
「余生」とか「生きる意義」といったことについて真剣に深く考えた時…
「やはり何か人様の役に立つようなことをしたい」
そんな想いがふつふつと湧き上がり、一念発起
年齢と反比例していく記憶力など、あらゆる能力が低下しているなかで、最後まであきらめずに初志貫徹した母。
娘として、本当に素晴らしいと思いました

ところが…
デイサービスでのヘルパーの仕事を始めてからしばらくして、母自身に心臓疾患が発覚したのです

何しろヘルパーさんの仕事は体力勝負
お年寄りの体を支えたり、起こしたり…
どんなに体力に自信がある母でも、持病を抱えてのヘルパーの仕事はやはり厳しい
仕事として続けるわけにはいかなくなってしまいました

でも、ここでシュンとならないのが、母のスゴイところ
72歳になる今では、近所のいくつかの「デイサービス」施設に時々出掛けては、ボランティアで趣味の「大正琴」を弾いているのです

古賀政男名曲集
尋常小学校唱歌
戦前・戦中・戦後の超超超~~懐メロ
…etc
お年寄りたちはとっても喜んで一緒に口ずさんでいます
その笑顔が、72歳の母の、「生きがい」

娘は、そんな母と一緒に時々デイサービスに行きます
すると、おじいちゃんおばあちゃんたちは、まるで自分の孫が来てくれたかのようにとても喜び、娘をかわいがってくれます。
おかしをくれたり、折り紙を教えてくれたり…
手紙魔の娘は、そのお礼としていろいろプレゼントしているようなのです

娘の机の上に置いてあった、米寿の「たんげのじいちゃん」からの贈り物
娘のことを思いながら書いてくれた温かいお手紙
心のこもった折り紙細工
丁寧に描かれた優しい色鉛筆画
そして、ご自分の写真

歳の差、80~~~

「たんげのじいちゃん」と娘との交流は、私の心を「ほっこり」とさせてくれました

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入試分析会

2009-06-02 13:42:13 | 受験・教育全般
どこの塾や幼児教室でも行っているとは思いますが、去る2月、私の教室でも「入試分析会」というのを初めて行いました。

内容は…
過去3年分の入試問題解説および出題傾向の分析
今年度入試結果のまとめ
合格者のママによる体験談&質疑応答
…etc

小規模な教室だけにアットホームな雰囲気で、本音もバンバン行き交います。
結果、ママのみならずパパたちにも非常に好評だったので、今月第2回目を開催予定です。
年長さんのみならず、年中さんたちの親御さんたちも参加します。
早いうちから「入試傾向」をつかんでおくと、家庭学習に非常に役立ちます。
まずは「敵」を知らなければ「戦略」も立てられませんから…
今後は年2回くらいのペースで開催しようと考えています。


小学校受験においては、入試問題「非公表」が定石。
市販されている「過去問」のほとんどは、実際に受験生の親御さんにヒアリングして編集したもので、実際のものとは異なることがままあります。
それでも、1校分1冊2000円~3000円もする過去問が売れるのは、私たち親が拠り所となる情報があまりに乏しいから。

一方、中学受験以上においては、入試問題「公表」が当たり前。
入試当日、試験開始約30分~1時間後に保護者控え室などに問題用紙を掲示したり、販売したりする学校もあります。
また、例年6月ごろには「全国入試問題集」が各科目分冊で市販されます。
昔は市販されていなかったので、教材会社から直接入手したものです。
私たちは「全国版」と呼んでいました。
今や、複数の出版社から市販問題集が出ているようです。
こちらは200校近くの問題を網羅してあって1冊3000円前後なのでとてもリーズナブル。

このように考えていくと、入試問題をきちんと公表してくれる開智総合部は非常に良心的。
と言うより、むしろ積極的に公表して「こんな問題が解けるようになってきて欲しいんです!」とアピールさえしています。
入試問題を研究すると、学校が求める「子ども像」が浮かび上がってくるのです。

中学入試や高校入試の場合、過去問は早くて夏期講習後半、ほとんどの塾は夏期講習明けの9月から取り組み始めます。
国語の場合、他の学校に出題された作品を読み解くことにより、最新の、かつ幅広い文章読解問題に触れさせることができ、「入試実践力」を養うことができます。

小学受験については、入試自体が中学受験より3~4ヶ月も早いので、過去問を9月にやっていては遅い。
特に開智の入試は10月初旬なので、夏休みが勝負となります。
ただし、過去問だけに固執することなく、そこから読み取れる、開智が求めている真の「実力」を身に付けること。
それが大切です。
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7インチ

2009-06-01 10:35:12 | ハハ
わが家のプラズマテレビがついに壊れてしまいました
修理不能です

買ったのは、今から7年前。
旧式ブラウン管テレビに代わる「大画面薄型テレビ」が出回り始めたころ。
しかし、当時の薄型液晶テレビは斜め方向から見ると画面が見えづらかったり見えなかったりしたので、奮発してプラズマテレビを買ったのでした
それも、37インチ。
当時としては、ものすごい「大画面」

「大画面薄型プラズマテレビ」を買おうと思ったきっかけは、日韓共催”FIFA WORLD CUP 2002”
ワールドカップの試合を、「みんな」で見たかったのです。

そう
「みんな」とは、ワールドカップサッカー「ボランティア」の「みんな」のこと。
2001年、以前勤めていた会社の取得者第一号として産前産後休暇そして育児休暇に入った私。
その「育休」を利用してボランティアに参加したのです。
ワールドカップが日本で、しかも埼玉で開催されるなんて、おそらく一生、死ぬまでもう無いだろう…
こんなチャンスを逃してはならぬとの思いからでした。

一言で「ボランティア」と言っても、案内、通訳、看護、広報、など様々な仕事がありました。
そのうち、私が従事したのは「観客輸送案内業務」
主に「埼玉スタジアム2002」周辺のバス発着場での案内業務です。
通訳ほどではないけれど少し英語が聞ける・話せるボランティアは、胸に「ENGLISH」というバッジをつけます
そして、バス降車場からスタジアムまでの導線に立ち、道案内をするのです。

”Where’s TOILET?”
聞かれたのは、ほとんどがコレでした
サポーターはみんな試合前の景気付けにイッパイひっかけてくるものだから、バス降りた瞬間にもよおすのです。
みんなトイレに行くまで間に合わなくて、そのへんの茂みで用を足しちゃう
国旗のマント羽織った外人が一列に並んで「○○ション」する姿は、なかなかのミモノでした…
(あっ、またまたお下品でしたわ…失礼)

それはさておき…
私たち誘導案内ボランティアは、試合開始2時間前に各持ち場に集合。
それぞれ業務をこなすと、前半終了とともにボランティアも終了します。
詰め所となっている自治会館のテレビで後半の試合を観戦して帰ってもいいのです。
(もちろん、スタジアム内ボランティアは試合終了後まで残ります)


私を初め、私の仲間たちは全員、いきなり全速力で走り始めます。
最寄の「浦和美園駅」目指してダーッシュ
最寄…と言っても、1キロ以上あるんです、これが
「埼玉高速鉄道」に跳び乗り、2分で「東川口駅」に到着
そしたら、またわが家まで全速力でダーッシュ
「37インチプラズマテレビ」前に集合
そこからみんなで後半の試合を観戦するのです

ボランティアには、老若男女、本当に様々な人がいました。
会社の社長さん。
熱烈なレッズサポーターである、現役大学生(レッズの試合では、いつも最前列で旗振ってる
川口市役所の職員。
普通の主婦。
普通のサラリーマン。
…etc
そんな「みんな」でワイワイ

埼玉スタジアムでの全試合
6月2日
「スウェーデンイングランド」 入場者数: 52,721人 1-1で引き分け
キックオフの時の、あの地響きのような「ド、ド、ド、ドーーー」という歓声は今でも忘れられない。
田んぼのどまん中の、あの「埼スタ」全体が揺れたように感じて鳥肌が立った
当時のイングランド代表のスーパースターと言えばデビッド・ベッカム。
日本でも人気があったので、ものすごい熱気だった
イングランドのサポーターはやっぱりサッカーに命を懸けてるんだ、と実感

6月4日
「日本ベルギー」 入場者数: 55,256人 2-2で引き分け
やはり、日本代表の初試合ということで、ものすごい盛り上がり
スタジアムにはサムライブルーのユニフォームだけでなく、本当のサムライコスプレのサポーターがたくさん
私たちボランティアも、ハイタッチでお出迎え

6月6日
「カメルーンサウジアラビア」 入場者数: 52,328人 1-0でカメルーン勝利
選手の合宿地としてカメルーンを誘致していた大分県中津江村が全国的に有名になった。
カメルーン国旗の色(「緑・赤・黄」)は、アフリカっぽくてイイ
サポーターはみーんな陽気で、太鼓叩いて踊り出す
なぜか私たちも一緒に踊って、たくさん写真撮って楽しかった
(ボランティアも国際交流の1つ一緒に楽しんで盛り上げてイイんです

6月26日 
準決勝「ブラジルトルコ」 入場者数: 61,058人 1-0でブラジルの勝利
埼スタでの試合はこれが最後。
得点王となったブラジルのロナウド大活躍
そう言えばいたなー、ロナウド頭の男の子

以上4日間。

ボランティアを通じて様々な国籍の人たちとも巡り会えた。
ブラジル人
韓国人
(なぜか)アメリカ人
…etc

6月29日 
3位決定戦「韓国トルコ」(会場は韓国)3-2でトルコの勝ち
お友だちになった韓国人たちと韓国焼肉店でテレビ応援
「テーハミング!チャチャッチャ、チャッチャ

6月30日 
決勝「ブラジルイングランド」(会場は横浜) 2-1でブラジル優勝
私たち埼玉支部ボランティアは、新都心の「埼玉スーパーアリーナ」に集合。
前埼玉県知事も参加の「Farewell Party」に招待された
パーティー終了後、ボランティア全員スーパーアリーナ「パプリックビューイング」で決勝観戦。
お友だちのブラジル人イケメン(日本人よりシャイなヤツです…)中心に大いに盛り上がり
…こうして、2002年ワールドカップは無事幕を閉じたのでした


そんなわけで、6月と言えば思い出す、7年前の懐かしいあのシーンこのシーン
「プラズマテレビ」に刻まれた、想い出の一コマ一コマです。


「7インチ」のアナログテレビ
それが、今、わが家のテレビ台に「ちょこん」とすわっている
37


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