「君が開智です」---この言葉をずっと待っていました!
入試終了後、戻ってくるなり…
「とっても楽しかった~♪」
とニコニコ笑う次女。
「えっ??入試楽しかったの??」
その言葉に何よりも驚くと同時に、受験を通して次女の成長を感じることができ、とても嬉しく思いました。
次女がアヤアカデミー(以下アヤ)に通い始めたのは、年中の夏前でした。
次女は、幼稚園のプリスクールの時から自分の意見をはっきりと言う子でした。
周りの子が「ママ~!」と泣いている中…
「一人でできるからママは一緒に来ないで!」
と、早くも2歳で一人親離れをしていました。
そして、毎日朝から晩まで元気に外で遊ぶのがモットー!
そんな次女でしたが、年中になると…
「私も開智に行きたい!」
急にそう言い出しました。
次女に受験勉強などできるのだろうか?
教室はどうしよう?
長女の時は、別の教室に通い開智を受験しましたが、その教室は母子同室が原則でお行儀重視の教室でした。
次女が1時間おとなしく机に向かえるのだろうか?
同室を嫌がる次女の後ろで私はじっと見ていられるだろうか?
長女と同じ教室は次女には不向きだなと悩みました。
そんな時、先生とお話する機会がありました。
長女が先生のお嬢さんと開智で2年間同じティームだったのです。
「元気なお子さん?大歓迎よ!でも、早く始めた方が良いわね。アヤは母子同室ではなく保護者は最後のフィードバックだけだから、一度来て。」
と気さくに言って下さいました。
早速、体験に行くと…
外遊びばかりさせていた次女には家で全く受験対策をしていなかったので、プリントは全くできませんでした。
先生からはズバリ言われました。
「二人目はとかく手を抜きがちですからね、これからしっかり頑張らないとね…」
痛い…
まさにその通りでした。
しかし、全くプリントができなかったにもかかわらず、次女の口から出た言葉。
「アヤとっても楽しかった~♪先生だ~いすき!通いたい。」
この一言で、アヤに入会しました。
アヤでは、毎回の授業でペーパーだけでなく、パズルや制作もあります。
長女の時はペーパー重視の教室だったので、当初は戸惑いもありました。
しかし、次女にはこのカリキュラムがぴったり合っていて、家でもペーパーよりパズルや制作を進んでやるようになりました。
宿題に出た制作も、
「先生に見せるの!」
と、一つではなく何個も楽しそうに作っていました。
特に制作は多く作れば作るほど、発想力と技術力が身に付くものなのだな、と今回改めて感じました。
そして、この力が知らず知らずのうちにペーパーにもつながり、どんどん力がついていきました。
継続は力なりです。
しかし一方、長女の送り迎えで、次女は長時間車の中にいることが多く、勉強の時間を十分にとってあげることができず悩むこともありました。
先生に相談すると、
「車の中でもできることはいっぱいあるわよ」
と適切なアドバイスをして下さいました。
また、できることから始めてみよう、短時間でも集中力を身につけさせよう、と考え、幼稚園に行く前の30分を学習の時間にあてることにしました。
幸い次女は身支度を全て自分でしてくれていて、さらに朝の支度が早かったので助かりました。
次第に「もっとやりたい!」と意欲が出てきて、短時間に多くのプリントをこなせるようになっていました。
大好きなパズルはいつの間にかびっくりするくらい早くできるようになっていました。
夏休みの講習は、週3回1時間半の授業。
正直、通うのだけでも大変でしたが、次女はアヤに通うのをとても楽しみにしていました。
アヤでは、プリントで100点を取るとシール1枚、10枚でおもしろ消しゴムを1個GETできます。
が、ここで夏期講習最大の目玉である「東京スカイツリー消しゴム」が登場しました!
シール80枚で1個…しかも、先着2名のみ。
「私、絶対、スカイツリーGETするからね!」
次女のモチベーションがさらにアップしました。
「頑張ってね~!」
と言いつつ、それは無理だろうと思っていた私でした。
しかし、有言実行の次女は、見事スカイツリー消しゴムを一番にGETしたのです!
「ママ~、私、すごいよね。頑張ってできたね!」
これが次女の自信となり、さらにやる気スイッチが入りました。
先生の熱心なご指導と叱咤激励。
時には親の方がへこむこともありました(笑)。
でも、次女は大好きな先生に怒られても全くへこむことなどありませんでした。
その数倍誉めて頂けたことが嬉しくて、この一年で親の想像をはるかに越えてものすごく成長できたと思います。
また、長女や次女の小学校受験を経験して、常に子どもと真剣に向き合う時間を持てたということは、私たち親にとっても貴重な経験となりました。
合格という一つの目標に向かって、親子で共に学習することは大変なことでしたが、とても充実した日々を過ごしてきたと思います。
大手の教室とアヤとの違い
大手は、ペーパー、試験、運動、行動観察、制作、模擬テスト…
とすべて強化されていて、何をやるか明確なので良いと思います。
ただ、毎回テストの点数のみで判断され、子ども個人の適性までは評価してくれません。
長女はテストばかりでその度に萎縮していたように感じます。
特に制作に関しては、大手とアヤでは概念が大きく違いました。
大手では「平凡な物を確実に作る」ことを求められましたが、アヤでは「個性的にオンリーワンの物を作る」ように指導されました。
アヤの良さ
先生は一人一人をしっかり見てくれ、アドバイスしてくれます。
それは何よりも先生が私たち同様、子どもの受験を体験した母親の先輩だからです。
こんなに生徒に向かってくれる先生はなかなかいないと思います。
次女の個性を尊重して頂き、良い所を伸ばして頂けたおかげで、本番の入試にも萎縮せず楽しく受験に取り組めた気がします。(特に、制作とペーパーB)
アドバイス
アヤは「行動観察・運動講座」が5月と9月の2回だけです。
特に9月の講座の翌週には入試です。
次女は体操教室など、他の教室には一切通わず合格できましたが、心配な方や運動が苦手なお子さんは、やはり日ごろから何らかの対策を講じた方が良いと思います。
長くなりましたが、先生、本当に熱心なご指導ありがとうございました。
先生のおかげで合格できましたこと、改めてお礼申し上げます。
私自身もこの小学校受験を通して、とても良い勉強をさせて頂きました。
これからもよろしくお願い致します。
最後に
☆これから開智の受験を考えている方へ☆
良き先輩である、先生のご指導は、必ず明日へとつながります。
「君が開智です」
そういう日が必ず来ますよ!
K.N.(ママ)