今回から、弊社のハーネスがどのように作られていくか、その詳細をご紹介致します。
これを進めて行くにあたり、私は私自身の持つ全ての技術を惜しみなく皆さんに紹介いたします。
もちろんこれは今まで企業秘密にしていたことですが、私はこれらの秘密は明かした方が良いという考えに至りました。
と、言うのは、歴史を見て見ると、技術というものは、時間と共に進むものだと思いきや、実は、消えていく技術も随分あるからです。
エジプトのピラミッドの石積みから始まり、蒸気機関、第二次大戦のエンジン技術、最近では月へ行くためのロケット技術ですら失われてしまいました。(現在は人類は月に人間を送ることが出来ない。もちろん、その気になれば出来るでしょうが、何年もの開発期間が必要)
それと同じ様に、ハーネスを作る技術も失われると考えたからです。
だからこそ、ここに私の作り出した技術を惜しみなく公表したいと思います。
さて、ハーネス作りの最初の作業は、まず、ユーザーの体格寸法から、その人の重心位置を割り出すことからはじめます。
これが全ての基本となります。
計算された重心位置を、ハーネスの基盤となるマットに、まず基本ラインとして引きます。
そして、この重心位置ラインを基本として、肩までの寸法のライン、かかとまでの寸法のラインの3本のラインを、マットに描くのです。