私は飛行機が大好きです。だから、ある程度は飛行機の知識を持っていたつもりだったのですが…。
長い間、大きな勘違いをしていたようです…。
その勘違いとは…。
私はずっと、最初に音速を超えた飛行機は、NASA(当時はNACA)の依頼でベル社が作ったX-1だと思っていたのですが…。
よくよく調べてみると、これは間違い!
実は、最初に音速を超えた飛行機はF-86セイバーだったようです。
これはウィキペディアで調べて見ても、ベルX-1は「最初に水平飛行で音速を超えた!と、記されています。
もともとベルX-1は、音速突破の研究用として作られた機体で、この飛行機が作られた60年以上前は、どうすれば音速を突破できるかNASAの方たちでさえよく分からなかったのです。
そのため、とにかく強力なエンジンとしてロケットエンジンを選択し、機体もどう作ればよいか分からなかったため、とりあえず胴体は、当時唯一音速を超えることができたピストルの玉の形を参考にしたそうです。
さらに…。
翼の方もどう作ればよいか分からなかったため、第二次大戦の名機「ムスタング」の翼のアスペクトレシオをそのまま採用したようです。
その翼も、どのくらい強度が必要か分からなかったため、アルミの一枚板の削り出し…。
今から考えると、この選択ムチャクチャです!!!
X-1の形状を見ると、音速突破時は主翼あたりに大きな抵抗が発生したと思われます。
また、この飛行機。ピッチが相当不安定そうで、操縦がさぞや難しかっただろうと思われます。
実際、音速突破時に失速してバランスを崩し、飛行機が回転するアクシデントもあったようです。
対するF-86は、本来は音速突破のためには設計されていない飛行機で、設計者もおそらくこの飛行機が音速突破するとは思っていなかったのではないでしょうか?
昔、ロック岩崎氏が「F-86で音速突破するには苦労する。急降下してひたすらエンジンをふかし続けて…。」と言われていたのですが、
「F-86が音速突破できるの???」と、私は疑問を抱いたことがあるのですが、ロック岩崎氏が言われるように、頑張れば音速突破できてしまうようです。
音速突破について、実は私は旅客機についても勘違いをしていました!
最初に音速突破した旅客機はコンコルドと思い込んでいたのですが…。
実はこれも間違い…。
本当に最初に音速突破した旅客機はDC-8でした。
これもF-86と同じで、本来は音速突破するようには設計された機体ではないのですが…。
やはりF-86と同じように急降下でエンジンをふかし続ければ音速を突破できるようです。
もちろんこれは旅客運行しているときにではなく、機体のテスト時に音速突破させたようです。
上に紹介したF-86にせよDC-8にせよ、本来は音速突破は考えられていなかった機体です。
しかし、飛行機の性能ってカタログだけでは語ることができず、「やってみたらできた!」的な、理論だけでは語れない性能もあるのだなって、私はつくづく思いました。
長い間、大きな勘違いをしていたようです…。
その勘違いとは…。
私はずっと、最初に音速を超えた飛行機は、NASA(当時はNACA)の依頼でベル社が作ったX-1だと思っていたのですが…。
よくよく調べてみると、これは間違い!
実は、最初に音速を超えた飛行機はF-86セイバーだったようです。
これはウィキペディアで調べて見ても、ベルX-1は「最初に水平飛行で音速を超えた!と、記されています。
もともとベルX-1は、音速突破の研究用として作られた機体で、この飛行機が作られた60年以上前は、どうすれば音速を突破できるかNASAの方たちでさえよく分からなかったのです。
そのため、とにかく強力なエンジンとしてロケットエンジンを選択し、機体もどう作ればよいか分からなかったため、とりあえず胴体は、当時唯一音速を超えることができたピストルの玉の形を参考にしたそうです。
さらに…。
翼の方もどう作ればよいか分からなかったため、第二次大戦の名機「ムスタング」の翼のアスペクトレシオをそのまま採用したようです。
その翼も、どのくらい強度が必要か分からなかったため、アルミの一枚板の削り出し…。
今から考えると、この選択ムチャクチャです!!!
X-1の形状を見ると、音速突破時は主翼あたりに大きな抵抗が発生したと思われます。
また、この飛行機。ピッチが相当不安定そうで、操縦がさぞや難しかっただろうと思われます。
実際、音速突破時に失速してバランスを崩し、飛行機が回転するアクシデントもあったようです。
対するF-86は、本来は音速突破のためには設計されていない飛行機で、設計者もおそらくこの飛行機が音速突破するとは思っていなかったのではないでしょうか?
昔、ロック岩崎氏が「F-86で音速突破するには苦労する。急降下してひたすらエンジンをふかし続けて…。」と言われていたのですが、
「F-86が音速突破できるの???」と、私は疑問を抱いたことがあるのですが、ロック岩崎氏が言われるように、頑張れば音速突破できてしまうようです。
音速突破について、実は私は旅客機についても勘違いをしていました!
最初に音速突破した旅客機はコンコルドと思い込んでいたのですが…。
実はこれも間違い…。
本当に最初に音速突破した旅客機はDC-8でした。
これもF-86と同じで、本来は音速突破するようには設計された機体ではないのですが…。
やはりF-86と同じように急降下でエンジンをふかし続ければ音速を突破できるようです。
もちろんこれは旅客運行しているときにではなく、機体のテスト時に音速突破させたようです。
上に紹介したF-86にせよDC-8にせよ、本来は音速突破は考えられていなかった機体です。
しかし、飛行機の性能ってカタログだけでは語ることができず、「やってみたらできた!」的な、理論だけでは語れない性能もあるのだなって、私はつくづく思いました。
まさにそうなんです。
どれが一番最初なのか、実ははっきりしていないんです…。
86が音速突破したというのも、「信憑性が高い」というレベルです。
私にとって驚きだったのは、DC-8が音速を突破していたこと…。これは公式に認められており凄いと思います。
私の記憶が正しければ、B-767もアクシデントで音速突破、しかも旅客運行時にしていたと思います。
以前このブログでもご紹介しましたが、ライト兄弟よりも早く、同じアメリカでグスターフが飛んでいた可能性があるなど、航空界では「誰が一番最初か?」ということは案外はっきりしていません…。