上級ハーネスは、メインラインがスライドします。
でも、このメインラインのスライドのおかげで、体重がなかなかグライダーに乗らず、テイクオフがギクシャク‥。
しかし、テイクオフのやり方一つで、この問題を解決することも出来るのです!
テイクオフの時、あまり前傾をとらずに走ると、メインラインはしっかりと上まで移動し、その後ようやく体重がグライダーに乗ります。
これだとなかなかロールのコントロールも効かず、ノーズも上がりやすい‥。
しかし、出来るだけ前傾姿勢をとった時のことを考えてください。
前傾姿勢をとれば、それだけ体がグライダーから離れ、メインラインが張りやすくなります。
加えて、人間の位置が前になると、メインラインは上にスライドせずに後ろの位置のままになります。
つまり、体重がグライダーに早く乗りやすい!ということ!
ただし、注意しなければいけないのは、グライダーに十分な揚力が出ていないのに、無理に前傾姿勢をとらないこと!
アップライトを押さえきれずにかえってノーズが上がってしまいますよ。
意識して前傾姿勢がとれるのは、十分なアゲインストの風が入っているか、もしくは急斜面、そして、脳ミソまで筋肉でできたマッチョくらいだと考えてください。
繰り返しますが、弱い風で前傾姿勢を無理にとると、ノーズが上がってしまいますよ!