飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

サンテグジュペリの死の真相 2

2020-02-11 17:16:59 | ロマン飛行(romance of flying )
星の王子さまの作者、サンテグジュペリ。

彼はコルシカ島付近を飛行中に、ドイツ軍機によって撃墜されたことになっています。

しかし、この出来事には、不思議な点があることについて、前回述べさせていただきました。

サンテグジュペリの乗っていた飛行機はP-38を改造したF-5B。高高度性能が優れた飛行機です。

それに対し、サンテグジュペリを撃墜したとされる飛行機は、Bf 109。P-38が飛ぶ高高度へはいけないはずの飛行機なのです…。



この不思議な点について、私は以前よりずいぶん考えていたのですが、これ以外には考えられないのでは?という一つの説を持っています。

その説とは…。

サンテグジュペリは、油断して低高度を飛んでしまったのではないか?

というものです。

実は、彼が墜落したコルシカ島は、彼が幼少のころ過ごした場所でもあります。

そして、ナチスはフランスに侵攻しながらも、まだ、コルシカ島付近はナチスの勢力域から離れていました。

つまり、ドイツ軍機があまり入ってこない空域だったのです。

そこで、サンテグジュペリは「まさかこの空域にドイツ軍機はいないだろう。」と考え、低空飛行してしまったのではないか?

低空飛行した理由は、彼は幼少のころ過ごした場所を、なるべく近くで見たかったのではないか?

という説です。

彼は、結構茶目っ気のある性格だったと聞いています。

また、誰よりも「飛行」を楽しむパイロットで、通常アメリカ軍は、30歳を過ぎるとパイロットは一線から退くならわしだったのを、彼は無理に4

0すぎまで、あらゆる手を使って飛行していたと聞いています。

そんな誰よりも飛ぶことを愛していた彼ならば、当然、人の目を盗んで、いたずらな飛び方をしていたとしても不思議はないと思えるのです。


もし、P-38とBf109が同高度で出会ったとしたら、速度、上昇性能で優れるP-38は、Bf109から逃げ切ることが出来ます。

P-38がBf109にやられるとしたら、圧倒的にP-38が低い位置にいたときです。

おそらくなんですが…。

サンテグジュペリは、懐かしい場所をもっとよく見ようとう、低空飛行をしていた時に、運悪くドイツ軍機がその上空にいたのではないか?

そう私は考えています。

P-38は独特な形をした飛行機ですから、見方機と間違うことはないので、ドイツ軍機は迷うことなく急降下をし、撃墜したと思います。


ちなみに…。

このドイツ軍機を操縦していたパイロットは、実はサンテグジュペリの作品を愛していたそうで、だから、ずっとそのことを話せないままでいたそう

です。






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