たまに聞くことですが、もう飛ばなくなった人のグライダーを貰って飛んでいる人がいます。
特に、ショップがきちんと管理していない地方などでよく耳にします。
しかし、この行為はよほどグライダーの知識がない限り、とても危険な行為だということは、皆さんご存知でしょうか？
実は、グライダーは長年そのままにしておくと、セールが縮んでしまうのです。
その結果、旋回時にバランスが取れずに横滑りにばかり入ってうまく曲がれなかったり、逆に、ヨーの力が過剰に発生してしまい、スパイラスインスタビリティー（旋回が止まらない現象）に入る可能性があるのです。
そんなグライダーは乗れたものではありません。
また、フレームも長年放置していると錆等が発生し、強度が落ちている可能性もあります。
さらに、セールが縮んでいる機体は、ラフラインやダイブスティックの設定もくるっており、ピッチの安定が損なわれています。
さらに今まで見た機体の中には、ルミラーに大きな「折れ目」が発生し、まともに飛べる状態ではなかったものもありました。
これらの不具合を見つけるには、かなりの知識が必要であり、インストラクタークラスでも難しく、何らかの形でグライダーの開発にたずさわったくらいの者でなければ分からないと思います。
ですから、正直、グライダーの知識を持ち合わさない者が、安易にグライダーを貰ったりすべきではないのです。
その結果、「事故」に結びついてしまったら、もっと高い代償をあなたは払わなければならないのですから‥‥。
話は変わりますが、女房が私たちのアブノーマルな私生活を紹介したブログを始めました。
名前は「車中パグ」‥‥。
車中泊旅行や薪ストーブ、愛犬のパグ、料理、そしてハングと紹介されています。
yahooで「車中パグ」で検索すれば一番目に来ています。
