鬼女蘭と書くが、ラン科ではなくガガイモ科となるらしい。
私がこれを知ったきっかけは、アサギマダラの幼虫の食草ということで見つけたのです。
アサギマダラの渡りルートには、案外生えているのかも分かりません・・?
当初は日当たりのよい斜面にあるかと考えたのですが、実際は北向き斜面に多いのです。
自宅から3km程の道路わきにも生えていて、そのあたりではアサギマダラをよく見かけます。
そして、大きく育ったツルにはカラスウリのような果実が一個(?)だけ実るのです。
これまで二個以上実ったツルを見かけたことがありません・・?
また、ツルの葉に丸い穴が空いていれば幼虫がいるのです。
葉やツルから出る白い液体(毒)を食べて育つらしいのですが
それは、外敵から身を守るための行動であるようです。
冬が近づくと実が割れ、そこから鬼女の髪のような綿毛が飛び出してきます。
これも けったいなツル植物で大変気になります。
何年か前に撮影したことはありますが・・
春から夏には信州などの日本の高山へ、秋から冬には喜界島や沖縄に台湾方面に2000km以上の渡りをするらしいです。
渡りのルートに海部郡や阿南市も入りますしキジョランも生えていますね。
青い実から鬼女の髪の毛を見てみたいものです。
中身はスカッ・・?
11月頃だったか自然に割れたところから、タンポポの綿毛が飛んでいくような状態を偶然見たことがあります・・!
これがケサランパサランかと一瞬思いました。