先日の会議の帰りに、石収集と火おこしの話題が出ました。
そこで、我流の火打石での火おこしに挑戦してみることにしました。
先ず、石は地元のマンガン鉱石や海岸石に工事で出た破片石を集め、鉄は下草刈り鎌の刃を使用し、互いに打ち付けて火花が出るか確認してみました。
すると、どれも まれに火花が出ますが もう一つなので、ネット検索で見つけたカッターナイフの刃を鉄に使うことにしました。
それで、刃の背を板に取り付け、石で打撃を与えると案外火花が出るのです。
次に最大の問題が、何に着火さすかと探し出したのがテッシュの燻炭です。アルミホイルに包みガストーチなどで炙り、燻炭にします。
それを地面に置いておき、カッターナイフ刃を近づけて石で打撃を与え、火花をテッシュ炭に落とすのです。これだと案外簡単に着火します。
その後は、麻紐を5cmほどに切り、ほぐして細い繊維にしたものを燃やすのです。
ところで、地元に火打谷というのがあるので、今度はそこの石を使ってみます。
昔の豪族等のお墓には朱色のものが塗られていたようですね。その塗料の殆どが阿南市加茂谷の辰砂が使われていた可能性があります。
でも火おこしには・・?
それなら、採掘するのに使った石の方が、火おこしには向いていますね。
今回の実験も文明の利器を使っての火おこしです。
現代なら虫メガネでもあれば火が起こせますが、縄文時代以前なら知識知恵も乏しかったので・・?
電子レンジで「チン」すれば・・!
ライターなら「カチッ」一つで・・🔥
最近?ではないですが阿南市の何とか山の遺跡から採取された辰砂という鉱物も貴重なようです。
今は押すと火が付き、火がなくとも調理ができます。
時代は変わってきますね。