この植物も大変面白いのですが詳細は余り知りません。(ネット検索にて☟)
ガガイモは日当たりの良い場所、田畑の周囲や野原などに生えるツル性の多年草植物で、雑草の茂みに紛れて育っていることがあります。夏の頃には厚みがあり産毛が生えているかのような薄紫色をした星形の花を咲かせます。
秋になる頃には、長さが10cmほどの芋のような形をした袋果(大きな袋状で紡錘型の果実)ができ、その中からは長く白い髪の毛が生えたような種が出てきます。
日本各地の野原で育つガガイモは、古事記にも登場します。
この種が入った袋果が熟して半分に割れると、お椀の舟のような形をしているのですが、古事記では国造りをしていた大国主命(おおくにぬしのみこと)を助けるために、小さい姿をした神様(少名毘古那、すくなびこな)が、このガガイモのお舟に乗って沖合いから登場します。八十神の神様の中でも、かわいらしさイチ押しの神様ではないかと思います。
この時、小さな神様が乗っていた船は、古事記の中で「羅藦船(かがみぶね)」と記載されています。ガガイモの古名「かがみ」の船という意味です。
(☝ こんな記述を見つけました。)
実は自宅の近くにも生えていたのですが、草刈りで全て刈り取られてしまいました。