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久しぶりにフィラリア症

2013-07-13 11:46:58 | Weblog
今日初診でいらしたワンちゃんは、フィラリア症にかかっていました。
最近は、特に新潟市の中心部では、フィラリアに感染した犬は相当に稀なので、
久しぶりの対応です。

私の実家の犬も、大昔にフィラリアに感染しましたが、乗り越えて長生きしました。
獣医大学の学生だった頃は、実習先でベナ・ケバ(大静脈症候群)の急患を見せてもらいました。
大阪のアニマルメディカルセンターへ移送して、フレキシブル・アリゲーター鉗子を用い、
頸静脈から心臓内の寄生虫を引きずり出していたのが、つい昨日のように思い出されます。
最近は、こういう急性症状の犬はほとんど来なくなりました。

今日来た犬は、フィラリア症のオカルト感染です。
親虫は心臓内にいるものの、子虫(ミクロフィラリア)がいない状態ですね。
14歳でもあるし、リスクのある手術や駆虫よりは、保存療法のほうが良さそうです。
高齢なので基礎疾患を確認中です。
未去勢の雄なのに、少し貧血がある点が気になります。

ご家族やワンちゃんにとって、もっとも安全かつ安心していただける治療をしたいと思っています。








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