外科医 アンチエイジングに目覚める!?

目指そう サクセスフル・エイジング !

抗糖化 で 減らせAGEs 

炭水化物も要注意    

琴滝 立秋2日目の細川幽斎の歌に誘われて

2011-08-10 15:24:17 | ひとりごと 自然系
一昨日、8日の立秋以来、俄然、夏が勢い付いてきた。

昨日は、菜園のある京都・園部で最高気温が38.1℃だったとか。


これまで涼しさを含んでいた風も、熱気をはらんでいる。


午前中の診療所で、外来の合間に拡げた京都新聞。

1面の右隅にある小さなコラムが目に留まった。



昨日今日秋くるからに日ぐらしの


コラム見出しの文句である。


続く下の句は、


 声打ちそふる滝の白浪



歌ったのは、安土桃山時代の武将・細川幽斎だという。


織田信長に仕えた丹後・宮津の大名である。

そう、明智光秀の娘・玉(細川ガラシャとして知られる)は

息子・忠興の嫁である。


この句は、愛宕詣でをして月輪寺からの下山道で詠んだものだという。

愛宕山中にはいくつかの滝があって、

京都近郊で最大級の空也滝が有名なのだそうだが、

その滝の上流に 寒蝉滝(ひぐらしのたき)という滝があると、

「山城名勝志」は歌を掲げて記しているとのこと。


この歌を幽斎が詠んだのは、立秋の二日後のことだという。


そうか! 今日じゃないか!


途端に、無性に滝が見たくなった。


診療所からの帰り道、ちょっと寄り道だ。

国道を左に脇道にそれて走ること数分。


 滝まで 徒歩2分


の表示で車を降り、歩く道は少し上り坂。


緑が目に心地よく、せせらぎの音も涼やかだ。



 
 2011.8.10    京丹波町



しだいにドウドウと、滝の音が聞こえてくる。


視線の先に、白く落ちる水の壁が、木々の間に現れてきた。



 
 2011.8.10    京丹波町



いやぁ、なんとも気持ちのよい空間だ!

ひんやりとした空気に包まれた、ここは全くの別天地!


 
 2011.8.10    京丹波町


きっと気温は27℃くらいじゃなかろうか。


耳に聞こえるのは、滝の音と、残念ながら あぶら蝉の鳴き声。


たしかに 

ここにヒグラシの鳴き声がカナカナカナと響くなら

 涼しさがさらに増し加わることだろう。


 昨日今日 秋くるからに 日ぐらしの

       声打ちそふる 滝の白浪 
  


動画をYouTubeにアップしてみました。
    


滝の音、いやぁ、やっぱ涼しげだねぇ。



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
滝 涼しげ (ミユミユ)
2011-08-28 22:04:03
大粒の涙が こぼれました

身体と心 清められそうな 滝ですね

返信する
今日は白露 (AVIN-HMP)
2011-09-08 22:31:09
ミユミユさん、超亀レス、すみません。

琴滝を見に行ってから早や1ヶ月。

今日は 白露 だとのこと。

 陰気ようやく重なりて

 露こごりて白色となれば也

と言われるとおりで、

昨日は霧の朝でした。

明け方はグッと冷えますし、

日中でも頭を垂れた稲穂を揺らす風には

秋の気配が感じられます。

季節は誤りなく巡り行きますねぇ。

そして 人は老いていく のですねぇ。
返信する

コメントを投稿