長生きの記録としてギネスに認定されているのは、
1875年に生まれ、1997年に亡くなった
フランス人女性ジャンヌ・カルマンさんの122歳164日。
なんと、85歳でフェンシングを始めたそうだ。
長生きの秘訣を訊ねられて、
『健康なこと、病気にならないことよ』
と答えたといいます。
若々しくエイジングした結果。
それが、サクセスフル・エイジング。
生命ある者には『生老病死』は必定だが、
カルマンさんは『生老死』というプロセスで
122年を生きたわけだ。
一卵性双生児と二卵性双生児の研究から、
寿命の決定に遺伝要因が関わる割合は25%。
つまり寿命の75%は後天的な環境要因で決まる。
一方が喫煙者、他方が非喫煙者の一卵性双生児では、
皮膚老化の具合は全く異なるし、寿命も全く違ってくる。
寿命決定に関わる環境要因は、3つ。
食事 運動 生きがい。
食事に関しては、
アメリカのウィスコンシン大学が
1989年から行っているアカゲザルに対する
『カロリーリストリクション』
つまり『カロリー制限』の結果が興味深い。
栄養素は確保し、
カロリーだけを70%に制限した食事を
17年前から与えたアカゲザルは、
普通の餌を与えたアカゲザルに比べ、
明らかに髪の毛に艶があり、皮膚も若々しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/67/ff49008e370116fe2cb2617998fcc3be.jpg)
つづく
アンチエイジング・ミニ講座 1 ヒトは血管とともに老いる
アンチエイジング・ミニ講座 2 AGEsは血管平滑筋細胞に石灰化を誘導する
創立2周年記念、AGE Readerによる皮膚AGEs測定の実際は こちらから
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/7b/285d57f1c0709c815eb60fcb0e95af34.gif)
当ブログの重要点『抗糖化』等に関してはこちらにまとめてあります。
なお、図表および内容の引用は固くお断りいたします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます