外科医 アンチエイジングに目覚める!?

目指そう サクセスフル・エイジング !

抗糖化 で 減らせAGEs 

炭水化物も要注意    

曇りガラスを手で拭いても、明日は見えない

2011-12-01 21:07:32 | ひとりごと 経済
師走である。

今年も残すところあと1ヶ月。

来年は辰年。

はたしてそれは 昇り龍? それとも下り龍?


欧州の金融混乱は、まだ幕が上がったばかり。

先ごろはノルウェー輸出金融公社の格下げもあった。

同公社が日本で公募した円建て外債(サムライ債)は総額600億円。

しかし、日本の投資家が保有する同公社の債券規模は

実際にはこれよりもはるかに大きくなることが確実視されている。

というのも、国際金融市場で発行され日本に持ち込まれた債券があるため。

これらの債券が売り出しや私募の形式で大量に国内で販売された。


ギリシャをはじめとして、国家さえ破産するというストーリーが、

さらに第2幕、第3幕と盛り上がっていく昨今。


このような国際金融危機・破綻は、予見不可能なものなのか?

いやいや、そうではない。


歴史にはその傷跡が、きちんと刻印されている。

17世紀初頭から400年間にわたり

ジェノヴァ→オランダ→イギリス→アメリカ

と、その軌跡を辿ることができる。


「歴史は繰り返す」とはよくも言ったもの。

それは、言い換えるならば

「人間はいつの時代も人間だ」という話。


これからの世界の先行きが気になってきた方には

曇りガラスを手で拭くよりも、

ぜひ、お勧めなのが『長い20世紀』ジョバンニ・アリギ著。

ちなみに586頁の大著、かつ名著である。


この著者と研究をともにしたイマニュエル・ウォーラーステインの

ヨーロッパ的普遍主義

も、現在崩壊の危機に直面する「近代世界システム」の

本質を明らかとする好著としてあげておこう。


ただし付言するなら、

アリギが2009年の日本語版で期待している中国は、

その経済成長の金メッキが剥がれ落ちるのに時間は掛からないはずだ。




抗糖化と糖質制限 その効果のほどを 数字でみてみよう

2011-12-01 13:48:45 | 抗糖化
お天気は下り坂なのかな?

けっこうな勢いで雲が東へと流れていきます。

真夏にはあれほど嫌だった陽射しが

雲に遮られて届かないと寒々してしまうものだから

「お日様、顔を出してよ」

と、切実に思っちゃうなんて

人間ってば、つくづく身勝手なものです。


さて、

少々、これまでの体重変化と血液データを表にまとめてみました。

2008年1月17日から開始した「抗糖化」。

2010年4月からはじめた「糖質制限」



その実力のほどをどうぞ。





抗糖化単独によって

  HbA1c が 5.7 → 5.4 に。

  体重    が 83kg → 75.6kg に。

  LDL   が 174 → 141 に。

 動脈硬化指数 が 5.3 → 3.8 に。



抗糖化+糖質制限によって

  HbA1c が 5.4 → 5.1 に。

  体重    が 75.6kg → 65.3kg に。

  LDL   が 141 → 122 に。

 動脈硬化指数 が 3.8 → 2.6 に。



「ヒトは血管とともに老いる」とは、

ウィリアム・オスラー博士の有名な言葉ですが、

動脈硬化指数で見る限り、かなりの効果が現われています。



ちなみに身長は

174~170.6~171.5と測定時により

結構伸び縮みしています。