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抗糖化 で 減らせAGEs 

炭水化物も要注意    

糖尿病診療 結局は患者次第か・・・

2009-11-26 13:50:25 | ひとりごと 医療系

インフルエンザワクチン接種での来院が多くなった。


今朝、ご夫婦で接種に来院された方、実はそろって糖尿病なのだが、

6月末を最後に受診していなかった。

で、9月半ばに受けた市民検診の結果を持参。

ご夫婦ともに HbA1Cの値が6.3 だと。

診療所での最終検査は5月。この時には5.7だったのに。


ご夫婦ともども、毎朝食後アマリール1mg服用なのだが、

なんと4ヶ月半もの間、服用していなかった。


以前にも薬を取りに来なかった期間があったので、

 「この病気はきちんと服薬を続けないとダメですよ!

と、しつこいくらいに念押ししたつもりだったのだが・・・・・。


夫77歳、妻75歳。

患者ご夫婦の言い分は次のとおり。


 「薬を飲まなくても、別になんともないし。

 「検診結果で診てもらえと言われた・・・。



そうだよねぇ~、解かりますよ、それ。


今、何の痛みも不都合も感じないのに

   なぜ薬を飲み続けなければならんのか?




そうなんです、人は現時点の不都合には敏感なもの


しかし糖尿病という病気は曲者ですから


何の症状が無くとも、きちんとコントロールせねばならない。

それを怠れば、先々で痛い目を見るのは患者自身なのです


実は、今、症状が無くとも、

     今、そこにある危機なのです!



「誰も代わってくれないんですよ、合併症が出た時は!」

患者ご夫婦に少々語気を強めて、服薬の必要性を説明しました




さらにもうひとかた、インフルエンザ接種とともに、

4週前の採血結果と投薬をと、受診されたのは71歳の女性。

2年3ヶ月前からベイスン0.2mg毎食前服用を開始している方。



 「安定してますよ、5.6です。」

 「わぁ、よかった!」


服薬を欠かさずのこの方は、

この2年間、HbA1Cは5.6~5.9の間で安定している。



医者が、意を尽くして充分に説明したところで、

 結局は、患者自身の自覚の問題だよねぇ~

と強く思わされた今日の外来なのでした。




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